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コラム:言いたい放題

第74回

馬が合う

執筆者:   2014 年 11 月 6 日

2014_11_001『馬が合う』って、誰と?
私、人の好き嫌いが激しいから、年上だから、先輩だからと上手な口が利けない、ヨイショも出来ない。そのかわり年下でも凄いやつだと思ったら、長ァ〜い付き合いになる。だから「あんた、何年生まれ?」と歳で「それじゃ先輩ですね」と口調が変わるってのは好きじゃないンです。
・・・・なもんで、態度のでかい、かなり失礼な奴と、口には出さず一部影では言われているようで。
“人物”で人を見ているっていうとカッコいいンだけど、やっぱり単に好き嫌い激しいってだけ。
そんな中で久々に馬の合う人と会話ができたンです。いや、数十分なんですが楽しかったなァ。

先日、第54回全日本模型ホビーショーというプラモデルの新製品紹介のようなイベントが東京ビッグサイト(東京国際展示場)でありまして、そこへ行って参りました。
私、根っからの田宮模型(現タミヤ)のファンですから、当然タミヤブースに顔を出しました。
そこでですよ、「いやァ、30年ぶりですかねぇ」と、気さくにタミヤの社長さん・・・・・ 今は会長? どっちでもいいけど、私には一個人“田宮俊作”さんですよ。(※事務局 注)
私、ちょっとした挨拶のつもりで椅子に掛け、話が始まった。

まさに30年前、田宮模型発行『タミヤニュース』という小冊子の取材で、社員の方と共に我が家へ来られ、その時に受けたインタビューが「あれが好き」「これが好き」、「戦車のどこが・・・・」「・・・・こうで」「ああで・・・・」と、もう殆どヲタク談義で大盛り上がりのその日以来の再会。
本来、私が出向いたビッグサイトのその日、一般ファンは入れず、業界関係者のみ。だからブースとして椅子に机に飲み物用意、面接。20人ほどの人たちが商談している場所。そこの一角で始まっちまったンです、二人のヲタク談義。

私はロンドンまで行ってムスタングでの空中戦再現という飛行をした話から、俊作さんは、「最近、空母に乗ってねぇ、ローリングしないンだよねぇ。多少ピッチングは感じるけど」と体験談。お互いに実践主義というか、見ているだけじゃ物足りない派なので、ついつい熱が入る体験談に熱い語り口。30年前とまったく変わらずです。
今年80歳になったとは思えない。まァひとのことは言えませんけど、同じ趣味の話って時間を忘れちまうようでして、次から次へと「あの機のキャノピーの型は製品見て2ミリの違い、私は見抜いたね」って、俊作さんらしい拘り談になんと20分あまり話し込んでいたようで、周りの目線が気になってチラッと見る社員さん、「困った奴に入り込まれたなァ」って思いのようで。

そりゃそうだ、本日は商談の場であって、商談予定の業者さん、順番待ち状態なんですねぇ。そんな中、飛び込みでヲタク談義してりゃいい迷惑。そこは私も一応常識を持って・・・・・
って言っても、ハナから挨拶だけって座り込んで、コーヒー飲みだした時点でジョーシキなかったかもね。

田宮俊作さんって、あの語り口といい万年青年だね。
話が会社起ち上げた青年時代の苦労話へと続き、そりゃ時間喰いますよね。でも社員の方の視線に気づかなかったら、もっと商談の邪魔をしてたンだろうねぇ。そのくらい同じ趣味って盛り上がるんです。
田宮さん、「俺の年回りでヲタクって言うンだよね」ってボヤいてました。私、「褒め言葉だと思っていいンです!!」って。
堂々たるプラモヲタクですよ、その虜になってる私から見ればね。

タミヤさん本社は静岡県、「サッカーで静岡にはよく来るンでしょ?たまにはウチへも」と再会を約しお別れ。
いやァ、久々気の入ったヲタク談義、気持ち良かったねぇ。

さァて、ようやく電子配信をまとめてオールカラー版として出版する『W7』、カバーに口絵、あとがきの執筆も済み、あとは発売日を待つのみとなりました。
結構、追い込みで疲れました。気分が入ってたんです。
発売の一ヶ月後くらいにみなさんの評を聞きたいもの。小さい集まりでも開けたら嬉しいンですけどね。

ジュビロ磐田・・・・・ 思った通りの成り行き。残念。
これでレッズが前回のように優勝の声を聞いたとたんの足踏み、勝ち点穫れず、優勝見送りって悪いクセ跳ねのけてくれるか、気が気じゃない。
ファンは口は出せるけど足は出せない。足を出せる選手はもう一歩前へ、パワフルに戦って欲しいと祈る今日この頃です。



【※事務局注 タミヤ現会長 田宮俊作/現社長 田宮昌行 (敬称略)】







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  • K.TAKA :
    1950年生まれの64歳です。年が明けると65歳。((^^;
    もろに連載当初からワイルド7を読み続け。48巻全部を所有しています。秘密探偵JAもムサシもバラの戦士etc、、、も読んでいました。
    今回のW7は電子出版という事で半分あきらめていましたが、ついにAmazonで購入しました。((^^;//
    望月ワールド全開!で華麗な色彩を堪能しました。
    オール頁カラーとは、随分贅沢だし今までの漫画家の誰も為し遂げられなかった快挙です。バンザーイ!!!。
    判型が大きいのが嬉しい。
    今回の終わり方から想像すると、まだ続きが有るように思えますし大いに期待しています。
    無理をしないで頑張って頂きたいです。

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