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望月マニ也

第81回

イベントレポート「W7発売記念サイン会」

執筆者:   2015 年 1 月 4 日

オールカラー特大サイズで発売された待望の新作「W7」!!
発売を記念して行われたサイン会には、雨の中100人近くのファンが集結して大盛り上がりでした

0025677M2014年11月29日(土)14時より東京神保町の書泉グランデ2階に於いて、望月三起也先生の「W7」の発売を記念してサイン会が行われました。

月刊望月三起也の掲示板に10月23日にサイン会があると事務局より書き込みがあってワクワクしながら書泉のHPをクリックし勇んで参加についての文章を読み上げるとサイン会には参加券が必要だと分かり11月16日(日)10時より書泉グランデ2階にて配布されるとの事でした。
急いで仕事の日程を確認すると・・・残念ながら仕事で行けない現実が目の前に!
ですが文章には電話での通販受付もあると書き込まれておりまして、16日の12時よりの受付で電話する事を一縷の望みと繋いだのでした。ですが、定員に達し次第受付は終了との一文もあり16日の当日までの日々はハラハラドキドキとしながら過ごしたものです。

16日になって仕事中のこともあり12時ちょうどに連絡が出来なくてヤキモキしていたら仲間から携帯にメールで連絡が入りまして「電話を12時丁度にしたけれどなかなか繋がらなくてやっと繋がって予約は取れた。自分の分は51番で取れたけど、おいちゃんは取れたのか?」と。
げげげ、51番ですか・・・こうなりゃ仕事もあったもんじゃないと急いで書泉に連絡しサイン会整理券を頼むと57番で予約が取れて本当にホッとしたものです。
002後で書泉の方に聞けば前日からの徹夜組の方は居たそうですし当初のサイン会予定では50人限定だったのが粋な計らいでサイン会は倍の100名分となったとか・・・危ない危ない、危うく大好きな望月先生にお会いできなくなるところでした。
こうして11月29日のサイン会に参加できると当日を心待ちにして仕事も手につかないまんまにお会いしたらあれ話してこれ話してと少年時代にキングの発売日はまだか?飛葉ちゃんは無事か?などと次号を待ち望んだような気持で一日一日と待ったのでした。

サイン会当日の11月29日は生憎の天候でして自宅を出るときには横殴りの雨の中を傘差して出たのですが望月先生にお会いできると思えば雨なんぞなんのそのと足取りは当然に軽い軽い・・・笑
一緒に行く仲間とは電車の時刻に合わせて合流し書泉グランデの近くまで辿り着き昼食を兼ねて店に入って食事後は望月先生の事やら作品の事やらと都合4人で楽しく話し込んだものでした。
13時になり少し早かったのですが書泉グランデに突入し2階で予約していたサイン会の整理券を確保し「15時頃にお並び下さい」と店員の方から伝えられ、これで望月先生と久し振りにお会いできるとボーッとしたところで周りを見渡せば、望月先生の本の特集をしてある平台にばW7の直筆のカラー色紙が飾られているではありませんか。もう素晴らしい出来に涎は出るは引っぺがして持ち逃げしたいわ(こらこら・・・笑)との欲望に耐えつつと見学し階段を上ってきた時には気がつかなかった階段の壁にはW7の複製原画が山ほどに飾られているではありませんか?
もう一緒に行った仲間と撮影会となったのは当然だったかと・・・しかし毎度思うのですが望月先生が描くカラーの色彩には目を奪われますねぇ。
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そうこうしていると14時になり2階のサイン会場に拍手の中、望月三起也先生が登場!
もう2階の会場内はファンが溢れんばかりで熱気むんむんとなっていましたっけか。
そんな中、ここで係りの方から非常にうれしい発表がありました。
サイン会に参加した方にクジ引きで望月先生直筆のW7の直筆カラー色紙をプレゼントしてくれるとの事。ましてや10名に!そしてハズレてもポストカードが頂けると。
もっとも邪念の多い当方としましては欲しいには欲しいのですが、この手のものには縁がないのは百も承知と諦めてポストカードが貰えればと・・・笑

自分のサイン会に並ぶ時間まで余裕がありましたので先生とファンの方のサイン会での交流を見学している事にしたのでした。
いやあW7の豪華な作りの本に銀のペンでおひとりおひとりと会話しつつ丁寧にサインしてくい望月先生と長年の思いの丈を伝えるファンの方々とのやり取り。そして満面の笑顔で握手をし記念撮影を皆さんしていましたねぇ。そしてその後にクジを引き色紙当選した方の狂喜乱舞し望月先生に「一生のお宝にして飾らせて頂きます」と本当に子供に返ったような幸せな笑顔でお伝えしていた方々・・・
あっ、先生からは「直に画鋲で色紙を止めると変色するからね」とお答えしていましたっけ。

DSC04627そんな中でも特に印象に残った方が、お二方おりまして1人は女性の方でしたっけ。
望月マニ也にも記事を投稿されていた方でしてMICKIさんが持参した飛鳥二郎のフィギュアでした。画像で見ていたよりも凄い出来にびっくりとしたものです。望月先生も趣味で紙粘土のフィギュアを作られるからなのか熱く語っていましたっけ。
もうおひとりは男性の方でしてモデルガンを持参して望月先生にお見せして一緒に写真を撮影していましたっけ・・・望月先生のファンサービスは素晴らしくモデルガンを手に取るとカメラに向かってポーズを決めておられましたし・・・

そんな幸せな時間を過ごして自分のサイン会の時間となりまして列に並ぶと何を話しようとかって思いが吹っ飛んじゃいまして・・・完全に頭の中は真っ白に!
これ以前にもファンクラブのお陰もありまして何度か望月先生とお会いさせて頂いたのですが、ここ数年は家の諸事情から参加が難しく2008年の新宿でのイベント以来でしたが望月先生のお変わりなくお若いことお若いこと・・・全然以前とお変わりない姿にびっくりとしたものです。
そんな事で挨拶もそこそこに実は望月先生に我儘を言っちゃいましてねぇ。
DSC04607表紙を開けたところの黒の遊び紙に銀ペンでサインをしていたのですが、ひとりだけカバー裏の真っ白いところにサインを書いて頂いたのでした。実は銀のペンで黒い紙に書かれると色が吸い込んで消える確率がありましてねぇ・・・汗
それを望月先生に伝えたら笑いながら「このペンなら大丈夫だと思うぞ、なんなら三起也だけ銀ペンで書いてやる」などと怖いお返事がありまして、ははは、当然に丁重に全部黒マジックでとお伝えしましたっけか・・・大汗
サインを頂き握手して頂いた後にクジ引きが・・・当たって欲しいと願ってクジを引いたものの・・・ははは、当然にハズレが出て参加賞のポストカードを頂き・・・やっぱり運は無いよなぁ~涙
そして自分の番は終了したものの気がつけば望月先生との2ショット写真をお願いしなかったのでした。
009時間もありましたんでサイン会終了の最後まで残らせて頂き見学を続けているとサイン会最後の方がW7関係者で装丁デザインをされた関善之さんって聞こえまして興味深々で新世紀W7となった経緯なんかをお話を聞かさせて頂きましたっけか。
そうそう・・・一緒にサイン会に参加した仲間が最後の方に列に並んでクジを引いたら10枚中、最後の色紙を引き当てたんす。望月先生から手渡されたW7のカラー色紙を見せて貰って羨ましいやら遠方からの参加でしたんで良かったねぇ~!と一緒にみんなで喜んだりと。
DSC04655そしてサイン会が無事に終了ましたんでもう一度、望月先生にお願いして2ショットの写真を撮って頂いたものの望月先生のおちゃめなポーズに周りからは爆笑が・・・汗
これで自分のサイン会も終了し望月先生に御挨拶をして次回お会いできる日を夢見つつ会場を出たのでした。

最後に長時間に渡ってファンとのふれあいをして頂いた望月三起也先生、ありがとうございました。本当に有意義な時間を過ごさせて頂きました。
また書店のスタッフのみなさん、出版社のみなさま、本当にこんな機会を作って頂きありがとうございました。

これをお読み頂いたファンの皆様、拙い文章で非常に申し訳ありません。
少しでも当日の熱気が伝わればと願う限りです。


あっ・・・次回は邪念を捨てて色紙を当てるぞ!!
ふぉふぉふぉ♪



※事務局 注
サイン会の会場にて色紙を当選された方で、当日の画像をご希望の方はスタッフがお渡ししました名刺のアドレスまでご連絡ください。折り返し、記念写真の画像ファイルをお送り致します。
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clearfile_01「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。

「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
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是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp

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望月先生のコメント
【望月三起也先生より】
職を替えてもいいンじゃない?
見事、ドキュメンタリーチックにサイン会までの流れ、朝から昼、時間を追いつつ個人のレポート入れつつ終了までのコメントを間に入れ、本当にルポタージュだね。
長年物描きやってますが、ルポって実に難しい。口で言うのとは違って文字で相手に伝える技術、私それが下手だから文字ではなく絵で伝える道を選んだンですけど、若い頃単行本発行される度に“あとがき”ってものを編集部に頼まれ書くわけですが、これがどうにも苦手。酷いときは400字詰め原稿用紙4枚に1日半もかかって。アイデアで唸っている時間がほとんどで、漫画なら1日3ページはこなせるのにねぇ。

そんな苦労話をある時あとがきで書きました。すると運悪くというか、たまたま作家の友人にそれを読まれまして、
「いいなァ、漫画家って書けない苦労を原稿用紙4枚も使って愚痴って、それで原稿料を取る?羨ましい」って、皮肉られたこともあるくらい、悲しいかな文章は才能がない私なんです。

しかし世の中不思議なもので、そんな文章でも言いたい内容が面白いと気に入ってくれた雑誌もありまして、約30年近くコラムの連載を持ってたって知ってた?
『サッカーマガジン』(ベースボールマガジン社)、物好きですねぇ。

さすがにこれだけの年月原稿を書けば、そこそこマス目を埋められますよね。って自信のついたところ、今や原稿用紙やペンを売ってる文房具屋さんが少なくなった。キーボードをたたく時代なんですよね。
どうも私はやることがノロいようで・・・・・ と、また愚痴ってます。
おいちゃんの文に感心したあまりなんで、申し訳ない。


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