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コラム:言いたい放題

第26回

趣味と仕事の狭間

執筆者:   2010 年 9 月 1 日

何事もほどほど、趣味を仕事にしちゃいけません。
絵が好き、それは趣味。仕事にする、締め切りがある、趣味じゃなくなる。同じ絵を描いているのにねぇ。私の場合、仕事意識が半分だからまだ趣味部分が残っていて楽しさを感じていますが。
なにしろ締め切り間際でも気に入らない原稿は、あちこち切り貼りするより、いっそ1ページ丸ごと描き直しやってしまいます。それでスッキリ。
仕事なら多少気に入らなくても一応原稿として完成しているからいいことになるのですが、趣味の部分が許さん!! って言い張るンですねぇ。

ってぇ訳で、近頃別の趣味『食』、これも2週に1度、取材してます。つまりは仕事になってる。
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最初のうちは通ってるお気に入り店の絶品を一品紹介していたのですが、回を重ねると行きつけの店も減ってくる。ちょっと気になる店などを見つけると、カメラ片手に飛び込む。メニューから気に入りそうな料理を選ぶ、卓へ運ばれてくる。
まず構図を決め、カメラでバシャバシャやってから箸をつける。当然料理は冷たくなっている、時間経ってますからね。
これが計算外だったねぇ。
料理って卓へ運ばれて来る、即食べるってのが自然だし、調理人もそのタイミングで作ってるわけ。時間差あっては美味いものも80%、2割方さがるってことに気がついたのですよ。
で最初はとにかく食べる、気に入ったら2度目は味より写真優先ということで、同じ料理を2度、日を替えて食べることになる。つまり最初が趣味で次が仕事か・・・・・
同時に出来ると思ったのが甘かった!!

そうなんです、サッカーの試合でも取材となると記者席。ここでは応援は出来ません、記者席は公平じゃないといかんのです。「レッズ頑張れ!!」と怒鳴りたければ、チケット買って一般席へ行くのがセオリー。
一般席、ここは楽しい、エキサイティングですよ。周りが同じ方向を向いている同志ですから、レッズの好プレーに堂々と拍手ができる。これが趣味の原点ですよねぇ。

ひとこと・・・・・
今のレッズ、少しファンの方向を見て欲しいね、ファンが何を求めてスタジアムへ行くのか、今のままではファンの数、減らす一方ですぞ。
フロントは、誰のためのレッズか、原点に返って考えなさいよ。





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