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望月マニ也

第59回

悪役特集

執筆者:   2013 年 2 月 6 日

ロケ地訪問、ヒロイン特集と続いたオフ会企画第3弾のテーマは、ワイルド7を語る上で欠かすことのできない曲者揃いの悪役について。アナタのお気に入りキャラは入ってましたか?

ここしばらくオフ会をやっていないので、そろそろやりませんかと声掛けをして、お題は前回ヒロイン特集が好評でしたので、じゃあ次は「悪役特集」ですかね?
・・・・・と軽いノリで決まった今回のオフ会企画は「ワイルド7」に登場した悪役・仇役特集です。

今回集まったメンバーはワイルド7の話題にふさわしく7人!
集結場所は、望月先生ゆかりのペルー料理のスポーツカフェレストラン「ティア・スサナ」。

フリートーク方式で、食事と飲み物をつまみながら各々自分の思い入れのある悪役・仇役を言いたい放題言って、いろいろ話が弾みました。面白いのは男性陣と女性陣ではかなり見方が違っているということがわかりました。

まず一番話題に上がったのが、「熱砂の帝王」「超高層の対決」に登場したカイザーこと秋戸十次郎でした。
MICKIさん「現代だったら女子に受けるタイプ、美形キャラの代表格。謎の人物で、外道だけど最後にカッコ悪い死に方がGOOD JOB!」
絵実さん「MICKIさんとほぼ同じ理由です。美形キャラの代名詞。」
izizさん「日本の首相を3人も刺殺して国外逃亡した経歴が凄い!」
カイザーを選んだ人が3人もいて、美形キャラは不動の人気があるという事が改めてわかりました。他にも「緑の墓」の石川、「運命の七星」のトシさんや「ガラスの城」のなんかもこれに該当するだろうということになりました。
Takumiさんの発案で今後この手の美形キャラは「カイザー系」と呼ぼうということになり、その中でも、もっとも代表的なのが「カイザー」であると誰もが納得しかけたところでTakumiさんから物言いが・・・・・ 「カイザー系」の特徴は、その出で立ちや振る舞いの見事さと高い技能や知能のキャラクターでありながら、飛葉がそれ以上の活躍をして結果的に倒されてしまうことで、飛葉の実力を引き立てる役回りになってしまう・・・・・ そういった意味で最も「カイザー系」と呼ぶのにふさわしいキャラは、やはり「緑の墓」の石川なのだと。「石川」に特別の思いれがあるTakumiさんらしい発言でした・・・・・ 。(笑)
もし、今実写で演じてもらうなら二枚目で売り出しているのタレントさんで十分演じられるのではないかなぁ?

続いて名前が多かったのが、「爆破105」のジャクスン大佐
yazyさん「ジャクスン大佐は、さまざまな人物たちの思惑が複雑に交差しながら繰り広げられる中で、最後の見せ場を全てさらって行ったので。」
eddy-s「決して悪党ではないが、事件の成り行き上、厳しい決断を迫られ曲がった正義を貫き通し、結果的に飛葉と対決せざるを得なくなった、ある意味可愛そうなキャラ。」
望月先生も色々な作品によく描かれていたキャラであり、顔がマカロニウエスタンなどで有名な名脇役「リー・ヴァン・クリーフ(Lee Van Cleef)」にそっくりで、ご本人は第二次世界大戦中だった20代の頃は、実際にアメリカ海軍でも活躍していたそうで、まさしく役にぴったりのキャラクターでした。

もう一人「爆破105」の生け花の師匠の名前も挙がりました。
eddy-s「数少ないワイルド7が退治しそこなったキャラで、不気味さが群を抜いていた。」
一見その辺のどこにでもいそうな中年の男性でありながら、いざとなると凄い技を操るところは、これまた望月作品らしいキャラ。作品発表当時の役者さんで例えると、『仮面の忍者 赤影』の甲賀幻妖斉で有名な「天津 敏」さんでしょうか?
また現代だったら「升 毅」さんでしょうか?
そして数ある作品の中で「爆破105」という、どちらかというと「ワイルド7」の中でも派手なアクションシーンが少ないどちらかというと社会派のお話から悪役の名前が挙がるというのも望月作品の特徴なのかなと感じました。

そしてほぼ全員の口から「地獄の神話」のシカゴの五本指が凄かったという意見が出て、これはもう悪役の殿堂入りだなということになりました。


MICKIさん「残りの一人はどうなった?最後の一人がどんなキャラか知りたいし、そのキャラで是非望月先生にスピンオフを一本描いて欲しい。」
eddy-s「それぞれのキャラクターが、今までに無い不気味な存在感を表わしていて、他の話と比較しても、これ以上のキャラクターは考えられない。
私は特にマシンガンのジョーがお気に入りで、中学・高校生の時は授業中にノートによく描いてました。(苦笑)」
望月先生ご自身も一番のお気に入りのキャラですし、これはもう文句のつけようがないでしょう。

その他面白かったのは、MICKIさんが「野性の七人」の大岩雷太について、どこかかわいそうというイメージがある。飛葉ちゃんにさっさと殺されればよかったのに、さんざん怖い思いをさせられた挙句に「ココナッツゲーム」でいたぶられるところ。もし、実写化するなら鶴瓶師匠が似合いそう。(笑)と、なかなか他の人が思わない感想をぶちまけてくれたのに一同大爆笑でした。

さらに大岩の部下のザコと飛葉ちゃんのやり取りが、まるでコントのように滑稽であったとか、ハードアクションの中にもユーモラスなエッセンスを忘れない望月先生のセンスに改めて全員が納得しました。

楽しいひとときを過ごしてふと時計を見ると、なんと!22時じゃありませんか!13時から初めていつのまにかあっという間に9時間も経過していました。(苦笑)
「ティア・スサナ」のオーナーにお礼と別れを告げ、大満足でお店を後にしたオフ会のメンバーでした。この手のオフ会は同じ情報を全員が共有しているので何度やっても会話も弾みとても楽しいので、今後も是非続けていきたいと思います。

今回お世話になった「ティア・スサナ」さんの連絡先等は
下記の通りです。
お近くに行かれた際は、是非寄ってみて下さい。
‘サッカーの聖地 国立競技場’から徒歩10分。
【中央・総武線】信濃町より徒歩5分、
【丸ノ内線】四谷三丁目(出口1)より徒歩7分、
【都営大江戸線】国立競技場(出口A1)より徒歩8分。
定休日 不定期■TEL&FAX(03)3226-8511
ペルー料理レストラン スポーツカフェ ティアスサナ(スサナ伯母さんの店)ブログ
http://blog.tiasusana.ciao.jp/
eメール
tiasusana@ny.ciao.jp

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お待ちしております。
info@wild7.jp
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望月先生のコメント

主人公が引き立つのは、なにより悪役が重要。 ・・・・・と、いうのが私の持論。
なんて憎たらしい奴だ!! と、読者が思えるような個性を持たせたい。これが出来たら主人公は勝手に読者の指示が得られる。ってもんなんです。
つまり、読者に代わって主人公が悪役を退治してくれるんだから「カッコいい!!」と同時に、読者の心スッキリ。明日もまた元気に前向き、仕事に勉強にといけるんですねぇ。
それだけに極論すれば映画のヒーローと同じで、主人公はダイコンでいいんです。

たとえばジョン・ウェインが表情豊かに名演技で女優を口説くなんてシーン、あったとしたら役者として見事でも、私は見たくない。あのぶっきらぼうさ、重傷負ってるはずなのに痛がる演技もないダイコン振りがヒーローなんです。
そのかわり、その相手の悪役が時としてチンピラ過ぎてジョン・ウェインが、変に目立ってカッコ良くない。ひとり芝居ってやつ、それが大物の敵。こいつは手に余りそうな、しかも強くずる賢いってのを生み出せば、こいつを倒す主役が輝くンですねぇ。

悪役特集なんて集まって語る会やってくれる、さすが私のファン、見方がシブい!!深い!!
「カイザー」がトップにきますか。判らないこともない、飛葉と表裏の性格だからかな?そういう高校のライバル関係みたいなのも、やりたかったキャラクター作りです。
大物ではなくとも「生け花の師匠」を挙げてくる。うれしいねぇ。クセの強いキャラクターは、作品中の味になるんです。生み出せたときは、ひとりでニヤリとしてしまう。
またリー・ヴァン・クリーフとか、私の好きな俳優を登場させる楽屋オチみたいなところを見てくれているのも喜び。趣味の共? 友?か。

「大岩雷太」「遠井弁護士」・・・・・ 意外や人気ないんだ。つまり仇、悪役として私が思っていたほどウケなかったか。

嬉しかったのは「シカゴの五本指」。
この個性は造形として、当時何日もかけてクセをつけた自慢の一品!!ミシュラン(星)を付けてもらってもいいと思ってます。そこを評価してくれるのは何より嬉しい。よく読みこんでくれています。

ま、そういう読者相手ですから、こちらもチャチな思いつき悪役、出せない。いつも勝負ですよ。
主人公と悪役、描き手と読者の名勝負。まだまだ続けていきたいもんです。

ちなみにオフ会の場となった『ティアスサナ』。ペルー料理の店なのですが、その店内壁に飾ってあるサッカー選手やゲストの写真をじっくりと見てみてください。今の若い人には判らないかもしれませんが、その昔の名選手、元代表クラスの若い頃来店したときの記念写真、これ凄いですよ。お宝なんです。
南米の選手も、ほとんどマニアならクイズになるほど。
実はその中に、私の40年も前の写真も含まれてるんだぞ、知らなかったろう!!





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  • ズンコ :
    再び出現させて頂きます、ズンコです。私は、「ジャパッシュ」の日向光に恋したのがきっかけで望月先生の大ファンになったので、「ワイルド7」で印象深い悪役は、やはり美形キャラのカイザーです。
    でも、もう一人、”首にロープ”の女の悪役、若井木奈も忘れられません。本当の悪が木奈だと分った時は驚きました。そして、草波隊長が下した木奈への死刑よりも残酷な処罰は、衝撃的でした。心が揺さぶられる強烈なラストシーンに、涙さえ禁じえませんでした。
  • tiasusanaの親爺です :
    楽しい記事を有難う御座いました。
    壁に飾ってある若き日の「望月先生」の写真は、尾崎選手がプロサッカー選手第2号として西ドイツの「アルミニアビーレフェルト」に移籍した際の送別会の時の写真です。
    壁の写真以外にも、「秘密のアルバム」がありまして、第1回トヨタカップの南米代表「ナシオナル モンテビデオ」の祝勝会に来店された望月先生が、ビクトリーノや、モレイラ、ルサルドと一緒に、少年の様に目を輝かせている写真もあります。
    見たい方は、そっと私にリクエストして下さい。
  • eddy-s :
    tiasusanaの親爺さん

    その節は遅くまで、大変お世話になりました。

    「秘密のアルバム」・・・とても気になります。
    次回また、望月ファン(マニア?)皆でお邪魔した時に拝見したいです。(*´∀`*)

    P.S.そう言えば、「インカコーラ」、この前テレビのペルーのロケ番組で紹介していました。思わず、このコーラ知ってる!飲んだ事あると家族の前で叫んでしまいました。(苦笑)
  • ぐりゅーん・へるつ :
    いやー面白かったです。僕も行きたかったナァ。
    MCプロのザコ。良いですね〜。さんざん酷使したあげくの「はなれていろ!」という飛葉ちゃんのセリフ、僕は好きです。
    何だか飛葉ちゃんの優しさが感じられて。単に邪魔なだけだったかもしれないけど(笑)。

    生け花の師匠。強いですよね〜。これは本来JA管轄の事件だったんじゃないかな、と思ったりしています。

    ところで神話社長は最後どうなったんでしょうか。確か飛行機の操縦が出来るはずなので、そのままシカゴに向かって五本指の生き残りに接触、レーザー警視も誘って帰国。木奈やワイルドが退治した悪党組織の残党を脱獄させ、「反ワイルド悪人同盟」を結成、ワイルドに挑戦してくる・・・なんて話、読みたいのですが。(JAや新選組が救援に駆けつけてくれます)
  • 桃色ジープ :
    >>ぐりゅーん・へるつ様

    神話社長が生きていて五本指の生き残りに接触…アメリカと日本を股に掛けた長編になりそうですね。

    アメリカに渡った神話社長の情報を掴んだJJの赤い狐が、神話社長の陰謀阻止の為ヒロに渡米を命じる…一方、日本でもかつての敵の不穏な動きを草波が察知しワイルドが動く

    ワイルド+JJvs神話社長率いる「反ワイルド悪人同盟」!

    思わずこういうのを想像してしまいました

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