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▼エヌワイさん:
>私にとって村野守美先生といえぼ
>“ほえろブンブン”です。
>
そうか、そうだったァ‥‥‥
私は殆どアニメを観ることは無いので、完璧に『ほえろブンブン』を忘れてました。
まァ、『ほえろブンブン』ってのは、大半の村野守美色からは少々はみ出していて、
私の不完全なオツムには記憶されにくい状態だったみたい。
私、アニメだけじゃなく漫画自体も殆ど読まないンだけどね。
>村野作品もいくつか読んでいると思いますが
>どうも真崎守先生と混同している
>部分があります。
>
確かに虫プロのアニメ部門出身という共通項が両先生にはありますが、
作風、似てますか?
今ここで両先生の比較考察などする野暮はしませんけど、
言えることは、村野作品の凄いところは“日常性”だと思うンです。
作家にとって最も難しいのは、何気ない日常を描くことだと思うンです。
望月作品とは対極にある作風ですね。
日記ネタにもならないかもしれないような極々普通の日常、
つまり話作りの基本形である『起・承・転・結』を構成しにくい、
その辺に転がっている日常を切り取って一話を構成、構築することの天才だったと私は思っているンですね。
「ガロ」に寄せていた執筆作はすべからく好きな作品群、
前述した『垣根の魔女』(ビッグコミック本誌)は傑作でした。
もちろん、絵柄も大好きです。
望月先生に至っては、一番絵が上手いと(笑)。
追記
実は私、真崎守先生の超のつく大ファン。
作品に己の人生を乗せていた時期もあったほどなンです。
代表作の主人公“ジロ”と私は同い年。
ジロは掲載誌を変えながら(タイトルも変え)生き続け、
年を経るつど年齢も一つづつ増えて成長し、
10年経ってもジロは同級生で居続けてくれた。
そして、思春期の悩みを一緒に苦悩してくれた‥‥‥
どの作品も時代を映し、青春を描き、
まるで己の血肉のようなキャラクター、作品でした。
兄弟子の「土山しげる」も真崎先生の大ファン。
カエルぷろへ入門時は余りに真崎先生の絵に傾倒し過ぎていて、
師望月先生が言うに、「タッチが(真崎先生に)似過ぎだよ、おまえ」
と言ったことがあるとか‥‥‥
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