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▼eddy-sさん:
シャレの件ですが「車長」と「社長」の掛け合わせはイイですよね。
破廉恥な司令部に掲げてあった書が「本末転倒」となっているところなど先生的なメッセージを感じます。司令部の破壊された壁の描写が凄いですよね。壁の素材、構造まで考えてある。
最後のページで若い戦車兵は二六年式拳銃を握ってますが、背景にチェッカー模様が見られるのは何かを暗示しているんでしょうかね。
話の舞台の件ですが、雑誌タイアップの八九式戦車は全年代のあらゆる場所に存在していたと思いますが、なぜソ連侵攻時の国境が舞台になったかというと、先生が三個お買い上げになったというタミヤの新製品「BT-7」が日本軍と交戦したのはノモンハンと終戦間際の侵攻時だけで、後者の方がストーリー的に面白く作れるからだと思います。
ソ連侵攻が近づく中、鉄道の駅での混乱した状況が描かれますが、望月先生はこうした無政府・恐慌状態を良く描かれますよね。首都陥落、市民・軍隊脱出!みたいな。
こういうシーンに凄くリアリティを感じますが、横浜大空襲を目の当たりにしたという体験が影響していると考えています。
横浜の空襲と戦災関連資料
http://www.city.yokohama.jp/me/somu/housei/sisi/web_air_raid/chapter11.html
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