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望月三起也先生と、
『ワイルド7』の単語を
書籍の中で見つけたので、
報告させていただきます。
西原理恵子&高須克弥『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』(小学館)。
高須克弥院長が、高須一族が医者の家系だったことから書き始めて、
西原理恵子さんとの出会い、西原マンガ『ダーリンは70歳』に描かれたことに対する
周囲の反応から、描かれた当事者としての反発まで、
西原さんと西原マンガに対して吼えまくった自伝風エッセイ集。
人生を達観している高須院長の惚(のろ)けかも知れないけれど面白いです。
その本文の、059p。
望月三起也の『ワイルド7』なんて、まさにそうでしょ。
ワルを集めて平均化すると、優秀な警察官の集団ができる。
唐突に望月先生と『ワイルド7』の単語が目に飛び込んできました。
高須帝国の逆襲 エピソード5 [高須式 美人のススメ]
◆規格外の魅力こそ美しい。
内に書かれているエピソードです。
ワイルド7が何の例えで出てくるのかは、
小見出しで、ある程度の想像はできるかもしれませんが、
望月マンガファンは、その目で確認してほしいものです。
実は、この本。評判が良くて発売前に重版が決まっていたのですが、
発売直後に本文の記述を巡って、高須院長と発行元の小学館が揉めて、
版元からの書き直しを拒否した高須院長と協議の末に、
回収絶版が決定し、すぐに書店から消えてしまいました。
版元の書き直し要請は、現在では差別表現とされている
語句に関する部分だと思われますが、歴史的事実であり、
実際にクレームが来たわけでもなく、
完全に発行元の過剰な自主規制です。
妻を亡くしてから新たに出会った伴侶に対する
愛情に満ちた本で、とても面白く読みました。
これが回収絶版なんて、もったいない話です。
高須院長も『ワイルド7』好きであったと
知った本でもありました。
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