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▼たくさん:
うう〜ん‥‥‥
これだとケント紙は作画製作に不向きなように感じてしまいますが、
私などはグラビア(カラー)は、ケントが一番都合良く描けます。
先生はどんな紙質でも材は選ばず描けますが、私ァ無理(苦笑)。
それはとりもなおさずケントにそのような欠陥はないということなんですがねぇ。
カエルぷろでは、ケント紙以外の紙を使用して
カラーページを描いたことはないのです。
>小学生の図画(美術)の時間で使用する一般の水彩えのぐ{アルミのチューブ?入り}ではしみこみが悪く10秒以上掛かるでしょうか?
確かにその通りですね。
またその特性を利用しているのです。
私ら弟子は普通にその辺で買える「サクラクレパス社」の不透明水彩、
(ペンテルは却下、カエルぷろでは使えない品だった‥‥‥)
先生はドイツの透明水彩(シュミンケだったと思う)と
ターナーの水彩を使ってました。(現在使用品の確認はしていません)
>画用紙のようなニジミはほとんど出にくいのでボカシ技法を使う画家はまず使用しないと思います。
逆ですね。上記したように特性を利用すれば、自在に作画出来ます。
滲みは出にくいので、ボカシには最適です。
ボカシ=グラデーションと捉えれば、返って吸水性の高い紙では、
綺麗なグラデーションは作れません。
先生の数々のカラーページを見てもらえればお判りになると思いますが、
綺麗なグラデーションが表現されているはずです。
私たちは表現していたはずです。
また仰っている滲みというのは、多分低級な紙や和紙に
水分量の多い絵の具を配したときなどにでる
毛細管現象によるゲインのことだと思いますが、
良く見て頂ければそのような作画箇所もあるはず、
テクニック次第で可能なのです。
というか、ちょっとしたテクニックによってその滲み幅も
自由にコントロール出来てしまうのです。
それがケント紙。
>また一般的な水彩えのぐだと3度塗り重ねると下塗りの色が溶け出してニゴッタ(きたない)色になってしまいますので、10度塗り重ね可能な『アクリルえのぐ』(乾くと耐水性になる特殊なえのぐ)で描くことをオススメです。
前述したように私たちは極々普通の不透明水彩を使っています(いました)が、
そのような現象は起こしません。
望月三起也作品の透明感溢れるカラーページは、
不透明水彩を使用しても、可能なのだという見本かもしれませんね。
カエルぷろでの彩色の基本は多重塗りにあり、
重ね塗りを繰り返すことで、透明感を作り出すのです。それもケント紙で。
いえ、ケント紙のような紙質でなければ出来ないでしょう。
吸水性が悪い(遅い)を逆に利用することで、出来るテクニックなのです。
私自身は5回は重ね塗りをします。
逆にアクリルは乾燥が速く、乾燥後には溶け出さないということで、
同テクニックには不向きかもしれません。
これらもTakumiさんち(WILD7 forever)の掲示板で、
「カエルぷろネタ」の一節として書いた記憶があります。
お暇なら探してくださいな(笑)
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