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▼eddy-sさん:
これは本当にグッジョブ!お疲れさまでした。とても巧くスキャンされていますね。
それにしてもこの表紙イラスト、最高に素晴らしいですね。ぜひ秋本さんにもお見せして感想をお聞きしたい(笑)。とにかく絵にチカラ、エネルギーがあるんですよね。どうしてそう感じるのか、分析するのは難しいのですが、確かに心を動かす要素があります。
完全に写実的なわけではないので「巧い」という単純な表現は適切じゃない気がしますが、これだけ巧いバイクの絵を描ける漫画家さんって、今もなかなかおられないでしょう。
独特の色づかい、力強い描線のほか、デフォルメや省略が効果的に入っているところも影響が強いと思うんです。ナナハンはマッシブにデフォルメして描かれていますよね。幅広のレッグシールドはまるで装甲板のようです。
一方、ヘッドランプのレンズカットの表現(僕はこれが大好き)、タイヤのパターン表現はすごくリアル(幅は広くデフォルメされていると思う)。ここは最初に目が行くからしっかり写実的に描いた方がインパクトがあります。
ハンドル周りのワイヤー類やバックミラーは省略されていて、非常にスッキリ。後ろのキャラクターが引き立ってますよね。最近の漫画家さんって、こういう「省略」ってなかなか出来ないんじゃないですか。度胸が要りますからね。
金属部分、メッキ部分の光沢表現が独特ですよねぇ。革ジャンの色使いもそうですが、これだけで望月先生の作品だと分ってしまう。個性って素晴らしいですよね。
このナナハンのシートは赤いですよね。ときおりこのような「赤シート」が見られますが、これって「元祖スーパースポーツ・バイク」MVアグスタのナナハンの影響じゃないでしょうか。シート形状も似ていると思います。
http://www.ultimatemotorcycling.com/1972_MV_Agusta_750S_Fine_Art_Motorcycle_Models
次のページ掲載が楽しみです!いよいよあのシーンですね!
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