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繰り返し形を変えて単行本、文庫本となっている作品ですが、
カムイ伝の様に全集として、再編集本が出るのを期待しています。
そう思ったのは、ワイルド7トリビュートの第4弾神崎先生の作品を読んだ時にでした。
これまでの作品は、ワイルド7へのオマージュとして、既にあったものを
焼き直していたり別の絵柄で描き直したり、楽屋落ちだったりでしたが、ようやく
オリジナルストーリーを感じるものがありました。
しかし、望月先生自身がおっしゃているように短編では思ったように描けない、ついつい長くなると言う中篇的作品に魅力があったように物足りなさもありました。
ハイジャックの時代は、過ぎ去ってしまっているし、テロリストとしても犯罪シンジケートとしても今のものとは感じられないなと短編として不明な不満も残りました。
ワイルド7の本編でハイジャックが出てきたのは、ゆうれい将軍の話だったけれどもゆうれい将軍は、何かユーモラスな余裕なんかも感じられていて、
エンターテーメントながらも緊張感=時代との対話あるものを子供ながら感じられるものでした。
そもそも911以後は、更に、火薬量も増えているようですし、
ワイルド7的時代、甲殻機動隊的世界となりつつあるのですが、
事実は、小説よりも奇なり的な状況で、時代のメッセージとして遅れた懐古主義に
それぞれが、陥っているはがゆさを感じたりしております。
ワイルド7最初の全48巻の時代は、やっぱり、最後に同じ弁護士が出てきたり
一環したものを最初と後ろだけ結び付けたのではなく
コンクリートゲリラ、緑の墓、永遠とそのハイジャック的反社会的なものとの戦いと葛藤を描いてきていたようにも思っておりました。
ガンダムの富野監督も学生運動の闘士だった頃もあったともよく吹聴されていることもあり、
ガンダムは、連邦軍と言う正規軍の中から描き出されていても
やがて、Zガンダムは、それを見失う無政府状態と内ゲバとしての方向で描き出され
ガンダムOOでは、テロリストの側から描く時代性になっている中で、
ゴードギアスもご多分に漏れずある中で混沌している時代となっている中で、
ハリウッド映画の駄目な勧善懲悪に戻ってよいものか?
その葛藤に、最先端の答えを待っている時期になっているように思います。
ワイルド7の政治史なんかも考えますが、長期政権となっても二期、八年が限界の時代、魔像の十字路のひぐま総理は、独裁者として、
北朝鮮的イメージになっているのでしょうか?
少しは、民主的でもあるが、学生運動家から言わせると帝国主義的傀儡政権の首の末変えでしかなく、官僚が支配しているのだと言う言い分もあるので、
どっちがどっちかわかりづらくやっぱり混沌とした中に置かれているのだと思います。
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