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はじめまして。ふだんは本格ミステリなるものを書いておりますが、望月先生のお作は娯楽読物の王道を行くものとして愛読してきました。
いきなりの質問で申し訳ないのですが、1960年代の少年サンデーに掲載されたと記憶する読み切り短編について、ご教示いただければ幸いです。
ときは幕末の香港(上海?)、冒頭のナレーションによると開国派と攘夷派が争っていたころ、日本のとある藩からたよりなげな侍二人が最新式のアームストロング砲の買い付けにやってきたのですが、右も左もわからず困り果てるところを、自分たちだけで船を駆っている少年たちに助けられます。
ところが少年たちは侍が持ってきたお金を、船の装甲に使ってしまいます。そのかわり、地元の悪徳商人・丸毛計(がんもうけい)と取引してタダで手に入れようという作戦。何だかんだあって砲はまんまと手に入るのですが、「あっ、しまった。砲弾を忘れた!」というのが落ち。
歴史の一齣にとてつもなく面白い物語をすべりこませるテクニックが子供心にも魅力的で、折あるごとに情報を求めてきたのですが、ついにかないませんでした。ところが、こちらのサイトの「Ken」様による2011年8月7日掲載の「どれい艦隊」の扉を見てハッとしたのですが、記憶の内容とは違うところもあり、矢も盾もたまらず、ここに書きこませていただく次第です。
どうかよろしくお願いいたします。
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