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▼Shyunさん:
不思議ですねぇ、これまで野放しだったのに(苦笑)、
ここに来て、どういう経過で今、削除なのかねぇ?
まァ、“偶然”なんだと思いますけどね。
>望月先生があまり気に入ってない、というのは初めて知りました。
>
実はそうなんですねぇ、
第一回と二回の途中までしか観てないそうです。
>確かにTV版はスケール感やアクション、キャラに関して原作のイメージに追いつかない部分がかなりありました。多分予算と時代、当時の世相やTVの倫理観の問題が絡み合って、ああいう形になったのではないかと思います。でもあのテーマ曲を聴くと心が躍るファンもいます。
>
あのTV版の制作スタッフを眺めてみると見えてきます。
あのスタッフは往年の日活映画の人材たちで、
不思議な空気感を持つ日活独特な無国籍映画を作っていた人たちなんですね。
そういった日活映画の中にワイルド7を取り込もうとしていたように感じています。
また、当時爆発的な視聴率を叩き出し、
超ロングラン番組となるお化け番組が登場しています。
「仮面ライダー」です。
製作スタッフはこの仮面ライダーを意識したことが見え見えな、
『ブラックスパイダー』なる敵を創造し、
ワイルド7を変にスタイリッシュにしてしまったりしたのですよ。
それからね、
予算も倫理観も当時は桁違いに超越したものだったのが真相なんですよ。
どうやら予算不足とお思いのようですが(低予算には違いないけど)、
まったくの逆です。
当時の30分番組の平均予算の倍近い消費をしていたのです。
すべて本物の大型バイク(SUZUKI GT750。別名ウォーター・バッファロー)と
モデルガンメーカーMGCの全面協力により、
本邦映像では初といっていい銃の作動システムである、
ブローバックを見せてくれたりしたのです。
そりゃ、お金も掛かるわね(笑)。
おかげで視聴率は20%を越えるヒット番組となった訳ですが、
結局、(超越)予算が工面できずに2クールで終焉を迎えた訳です。
でもまァ、そんなことはどうでもいいことなんですよ、
望月先生の中でワイルド7がバイクで道を走っているってことが、
問題だったんです。
望月三起也のワイルド7は、家の屋根の上、ビルの中、階段、エレベーター、
果ては倒れた鉄塔の上や、モノレールの単軌道上‥‥‥
極めつけはロープウェイのロープの上と、
それはもう、とんでもないところをバイクが走る(笑)。
正座をしたようにチョコンと座って走る、
お行儀の良いバイクのワイルド7には用が無かった‥‥‥
そういうことです。
今回の映画版?
それはみなさんが観てのお楽しみ(笑)、さてさて、ですが、
映画版ワイルド7のHPにて、そんな部分、ちょっと触れられていますねぇ。
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