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ウッズマンのマガジン(弾倉)を抜き差しするシーンを2つ添付しましたが、皆さんこれらの違いが何か分りますか...?良く見比べてみて下さい。
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答えは、マガジンキャッチの位置です。
上のシーンでは、右手の親指でマガジンリリースボタンを押してマガジンを解放しているっぽい描写です。ボタンの位置は、ガバメントなどと同様、トリガーガードの後あたり。
下のシーンでは、マガジンキャッチはP-38と同じようにグリップ底部にありますね。このタイプは構造がシンプルでトラブルは起きにくいですが、片手ではマガジンをリリースすることが出来ません。
実物のウッズマンも2タイプあったようです。このあたり非常に興味深いところです。
ちなみに下のシーンは、「地獄の神話」でヘリコプターに逃げ込もうとするジョーに対して3発目を放とうとして弾切れとなり、マガジンを交換している状況です。一コマ目の星マークは、ハンマーがカチッと空打ちしているシーンを表しています。
この3発目が弾切れでなければジョーを戦闘不能に追い込むことができ、夜警さんの悲劇も生まれなかったかもしれません。このあたりの細かい描写、読みごたえがありますね。
また、このシーンで興味深いのは、最終弾を撃った際にウッズマンのスライドが前進した位置で止まっていることです。多くのオートマチック拳銃は最終弾を撃った後はスライドがオープンした状態でストップしますが、実際のウッズマンには、スライドオープンで止まるものと、このシーンのように止まらないものがあったようです。(You tubeの動画で、そのようなシーンがありました)
最終弾を撃った後、ウッズマンのスライドが前進したままとなったシーンと言えば、ラストバトルの遠井弁護士誅殺シーンですよね(不発や故障の可能性もありますが)。
逆にスライドがオープンした状態で止まったままのシーンと言えば、「原子力船たつ」内部の激闘シーン、MCプロ内部の戦闘シーンが思い浮かびます。で、この2つのシーンを見比べてみると、細部が違うんですよね。
「原子力船たつ」内部のシーンでは、マガジンを抜いてもスライドはオープンしたまま(多くのオートマチック拳銃はこの方式)なのに対し、MCプロ内部のシーンでは、マガジンを抜いた時にスライドがリリースされて閉じてしまっています(日本軍の南部式拳銃などはこの方式)。
実際のウッズマンでは、前者のタイプはありましたが、後者のタイプがあったのかどうかは確認できていません(初期モデルはこうだった気がする)。
こまごまと書いてきましたが、飛葉が複数のウッズマンを所有している描写が出てくるので、仕様の違う複数のタイプを持っていたという解釈が出来ると思います。なぜこういう多様な描写になったかと言えば、スタッフが参考にしたウッズマンの資料が複数あった、という可能性が考えられると思います。
【woodsman2(2).JPG : 56.7KB】
【woodsman3.JPG : 125.5KB】
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