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>また、マニアだからこそのひと言は貴重なフィードバックとして、
>製作者サイドは待っているかもしれません。
>まァ、一般の老若男女の感想、意見の方がもっと欲しいかもしれませんが(笑)。
ネットの速報で漫画を映画化する制作者(映画プロデューサー)の談話が出ていました。少々引っ掛かったのでそのまま載せます。
「ここまでコミックが実写化されてくると、正直、ネタ切れの感しか抱けません。業界全体が不況ですし、冒険心もありませんから。つまり、話題性があり、当たりそうな作品を人気の役者で映画化することしかできず、そもそも、そういった企画しかGOサインが出ないんです。それゆえ、超個性的であっても、小説よりは圧倒的な部数を誇るコミックに走るわけです」。
「確かにリスクは高いですが、オリジナル作品を公開するよりはリスクが低いんです。というのも、圧倒的部数という話題性があり、人気役者が主演となれば、公開近辺の雑誌はその役者が表紙のもので埋め尽くされるし、今はテレビ局が製作委員会に入っているのが当然な状況なため、バラエティ番組へのゲスト出演や特別番組などで露出も問題ない。さらに、そういった話題作のほうがシネコンのスクリーンを多く開けてもらえるんです。このように、自然と話題が耳に入ってくる状況になると、特に興味がなかった人でも"この作品を観てみようかな"となる。これが重要なんです。最近はこの映画を観たいから映画館へ行くのではなく、映画館へ行き、かかっている話題作を選ぶ人が増えていますから」。
「実写化には否定的な意見が多いですが、それも話題のひとつととらえていますし、そういった熱狂的ファンが動員の大多数を占めるとは考えていないんです。否定しているものを、わざわざ観には来ないだろう、と。それよりも、出演者のファン、話題性で来る人々のほうが多いでしょうし、そこをターゲットにしているところはありますから。これがアニメ原作の映画化となると、また違ってくるんですけどね」。
…だそうです。要するに、ネタ切れだから過去に人気のあった漫画を映画化して観客動員数を増やそう、といった安直な考えの様です。上記の言葉の中に原作の良さを出そうとか、原作のクオリティを求める言葉は含まれていません。単に話題になればいい、という印象しか受けません。ワイルドもその犠牲だったのか?…と、何だか腹が立ってきます。
この制作者の姿勢、みなさんはどう考えますか?
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