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▼チャーシューふぁんさん:
チャーシューと世界は「オリジナル7」なので、ファンとしてはどうしても思い入れは強くなりますよね。それなのに、トリビュートでチャーシューがいまだに登場しないのは残念でなりません。
OVAのオリジナル設定でチャーシューの犯歴が「麻薬取締法違反」となっていましたが、他のメンバーとの差異化を図るために安易に設定したように感じられ、もうちょっとカッコイイ、謎の特技と絡ませるような設定にして欲しいと思っていました。
今回の「チャーシュー=監察・山崎説」というのは、そういう意識から考えついたものです。
チャーシューは飛葉がスカウトした隊員です。飛葉のスカウトと言えば、ヘボピーと八百がおり、彼らは戦力・指揮能力も高く、副隊長格と呼べる存在。その「信頼の飛葉ブランド」ですから、チャーシューも高い能力を持っていたと考えて良いでしょう。
チャーシューの訓練中の飛葉のセリフで「彼はあれで良いんですよ」というものがあり、それは「戦闘力以外の能力」を高く評価していることを伺わせます。その辺からも「密偵」としての諸能力を持っていた可能性は考えられると思います。
シリーズ後半だったと思いますが、「最近草波さんは元CIAの職員と情報収集に使っている」というセリフがあったかと思います。チャーシュー亡き後、ワイルド7の組織も大きくなり、「諜報部門」が設置され、組織の一部門として諜報活動に当たるようになったのではないでしょうか。
ワイルド7のメンバーの役割、興味深く拝見しました。
ワイルドのキャラクター設定は、掲載が少年誌ということもありますが、最年少の少年が「ならず者部隊」のリーダーというのは極めて大胆な設定だったと思います。「ゼロワン戦隊」のように、少年の主人公が新入隊員として既存の部隊に加入する...というストーリーの方が一般的でしょう。
主人公が少年のため、世界という父親的、教官的なキャラクターが設定されたのでしょうね。初期の殉職者に、その世界が選ばれているというのは「飛葉の成長」を演出しているものと思われ、興味深いところです。
ワイルドのキャラクターは「人物・バイク・ガン」でひとつのキャラクターになっていますよね。
主人公の飛葉は世間で最も人気のあるバイクに乗り、ガンは短距離系、トータルで見ると汎用の格闘戦タイプです。このあたり、ガンダムとダブる気がします。必殺の接近戦兵器・ビームサーベルが、飛葉のショットガンに呼応するのではないでしょうか。
こんな風に最新のガンダムチームがワイルドチームと呼応する気がするのです。主役の格闘戦タイプは飛葉に、多連装ロケットランチャー装備の重火器タイプは両国に、長距離狙撃タイプはユキに、飛行形態への変型タイプは八百に...という風に。ワイルド7は、色んなものの元祖になっているんじゃないかなぁ、と改めて思う今日この頃です。
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