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執筆者別バックナンバー
砂漠の狐
さて今回は一本の読み切り短編に焦点を当ててみようと思う。実録ものというジャンルに入れることが出来るやもしれぬ一編なのだが、そんなカテゴリーを吹き飛ばす望月流エンターテイメント満載で描かれている。
時は1941年、第二次世界大戦下の北アフリカ戦線に跳梁し、一匹の『狐』と呼ばれた男の物語である。 続きを読む
秘密探偵JA『香港の黒い霧』
国家と名の付くところに諜報機関という組織が存在しない道理はない・・・・ などと勝手に思い込んでいる私だが、我が国日本では事実現在それを標榜する組織はない・・・・ 表向きは。しかし、もし存在するならば「こんなのがあるといいネ」と子供たちにワクワクドキドキのアドレナリンを放出させてくれる娯楽作品が1965年週刊少年キング(少年画報社)第2号からスタートした『秘密探偵JA』。それはまさしくイアン・フレミングの創出した英国情報局秘密情報部(※)所属の007ジェームス・ボンドを彷彿させるスパイ活劇として読者の熱狂的支持を得た。 続きを読む
四つ葉のマック
少年院・・・・ 漫画世界では良くも悪くも物語背景の一つとして使われる素材だが、望月三起也が取り組むとこういったカラーになるという見本のひとつであろうか。そこには読者の度肝を抜く設定と展開が網羅されているのだから、その作品世界に釘付けである。 続きを読むザ・キッカー
4年に一度開催される世界最大最高のスポーツイベント『FIFAワールドカップ』。今年は初のアフリカ開催で我が日本代表も形以上の大きなみやげを持ち帰ってくれた。この日本代表にはこれまで輝くもきらびやかな選手たちが多く召集され、その歴史を彩ってきたのだが、そんな中作者望月先生と親交浅からぬ仲であったひとりの選手の青春時代を鮮烈に描いた作品、それが『ザ・キッカー』。 続きを読む
ヘッド! 牙
1968年メキシコオリンピックにて輝かしい歴史を刻んだ日本サッカー。その下馬評にも上がっていなかったチームが銅メダルを奪い取った。まさに奪い取ると形容できる3位決定戦での栄冠である。国中がこの栄誉に喝采を送りエースであった釜本邦茂選手はスターとなり当時の子供らの憧れとなった。
その第一次(?)サッカーブームが去り長らくサッカー人気の低迷期が訪れ、サッカー漫画と言えば私の記憶では、「サッカー番長(吉岡道夫/小島利明)」、「くたばれ涙くん(石井いさみ)」、そして「赤き血のイレブン(梶原一騎原作/園田光慶)」位しか思い浮かばない。(敬称略)
そんなところへ登場してきたのが、望月三起也作『ヘッド!牙』。師初のサッカー漫画である。 続きを読む
はだしの巨人
「未開の地アフリカ」・・・・ その昔この言葉に大いなる魅力を感じていた者も多くいたのではないだろうか。それは現在も同様なのかもしれないが、昨今は紛争や飢餓に関する報道が多く、以前とは受け止め方に多少の違いが出て来ているようにも思える。それでも私には「未開の地アフリカ」に馳せる根本的な憧れがある。
地平線が見て取れる広大な大地とその境を作る空、生い茂るジャングルに息づく生命、ここに野望を抱えた日本人を投入したらどんな冒険をしてくれるだろうか? それを見事に具現化した作品が『はだしの巨人』だった。 続きを読む
秘密探偵JA『赤い天使』
世界で最も有名な諜報機関は?・・・・・CIA? MOSSAD? MI6? DST? それとも旧KGBか現SVR? もしかしてU.N.C.L.E.?
では、世界で最も有名な諜報員は?・・・・・
マタ・ハリ? ラインハルト・ゲーレン? シドニー・ライニー? それとも007のモデルと言われるデシャン・ポポフ? もしかしてナポレオン・ソロ?
私にとってどれも正解ではない、まったくカスリもしない。
『J機関』に所属する『飛鳥次郎』。これが正解。 続きを読む



