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続きます‥‥‥
では、一部ですが考察を。
まず主人公「飛葉」、そもそも師の描く「飛葉」ではありません。
タッチも別人です。このような力のない死に体の線は描きません。
ましてや、このような汚い線は師に対する冒涜でしょう。
影の付け方も全く師とは異なります。
ヘルメットも過去に一度たりとも同様な描き方はされていません。
顔奥の顔輪郭に沿ったラインは何でしょう?
ヘルメットの向こう側のつもりなのでしょうか?
‥‥に、しては顔のラインに沿うという不思議? ですが。
特徴である眼のキャッチライト、師の描き方を知らない者が模写した典型と言えます。
Gunなどは完全にデッサンが狂っています。
銃身などは、複数の円柱の組み合わせで出来ていますが、
偽絵師は基本が出来てなく、一本の棒として描いてしまったことから、
円柱の組み合わせには見えません。
また、望月は銃を描くにあたって、金属の質感と重量を表現することから、
細かいタッチではなく、ベタを多用します。(色紙はその限りではない)
出品物は素人然としたタッチが質感表現の流れに関係なくボサボサと全面にうるさいほど描き加えられ、光源の方向を完全無視。
そもそも、この偽絵師は飛葉の愛銃『COLT WoodsMan』の知識は皆無が歴然。
それは絵をみれば一目瞭然で、造形の特徴がまったく理解できていません。
そもそもトリガー(引き金)を端折って描かないなんて、言語道断でしょう。
このアングルならば、レシーバーから出ている部分は見えなくてはなりません。
カエルぷろ内にあったCOLT WoodsManの資料の写真、描き手に誤解を与える影があったことから描き続けられたトリガーガードのレシーバーとの接触部の形状。
明らかに訳の判らないド素人が模写しようとした情けない絵。
トリガーガード自体も酷い。
こんな分厚いトリガーガードを描くなどは有りえません。
もし私ら弟子が描いたなら、即座に何も言わずに書き直しを命じられる事案です。
ワイルド7のエンブレム‥‥ 全く別物、恐ろしいほどの創作物。
またヘルメットの曲面を考えることもない描き込み。
師はこのような描き方はしません。
ワイルド7のロゴ、
このデザインが有名なようですが、このロゴは単行本時に装丁デザイナーが使ったロゴ、
師はこのデザインのロゴは描きません。
“線”‥‥‥ ですが、これはもうどうご説明したものか、
前述のタッチ同様、プロとアマの違いなのです。と言うしかないです。
『生きた線』と『死んだ線』、まさにそういうことなのです。
マーカーであろうが、Gペンであろうがプロとアマの違いは出ます。
今回の場合とはちょっと違うかもしれませんが、熟練のプロの線は躊躇しません。
勢いがあり、堂々としています。
本当に鑑定眼がないだけなのか?
計画犯罪なのか?
そこは判りませんが、悪意の行為でないことを願っています。
余談ですが、作品紹介欄『ダンダラ新撰組』にある2枚目の絵は私が描いたものです。
http://wild7.jp/2101
はい、贋作です(笑)。この場合は似顔絵といいますが、
どうせなら、せめてこのレベルまで描いて欲しいと私は思います。
ここまで描けば真贋鑑定は難しいでしょ?
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