第1回Superサブ
執筆者:事務局まだまだあるゾ、面白い望月漫画の名作・傑作たち。
ということで「月刊望月三起也」スタッフがオススメの一本をご紹介する新コーナーがついに開幕
今回は、タイプの違う3人がサッカーを通じて成長していく青春譜
【作品名】Superサブ
【掲載誌】
1984年「少年KING」連載
【単行本】
1985年「Superサブ」(少年画報社・ヒットコミックス)全3巻
1993年「Superサブ」(集英社・ホーム)全2巻
eBookJapan 「Superサブ」全2巻 コチラとコチラから
【主要キャラクター】
小サブ:小三郎。小柄ながらサッカーのセンスはピカイチの熱血九州男児
中サブ:則武沙武(のりたけ さぶ)。お調子者で技術はイマイチながら、持ち前のアイデアと周りを明るくする性格で、チームに勝利とトラブルをもたらす。
大サブ:尾上玉三郎。中学の頃から沿線を仕切る総番長で、サッカーはシロウトながら巨体を活かしたパワーが頼りのキーパー。
【あらすじ】
「サブとは控え選手のこと。しかし、スーパーサブの称号は、偉大な選手に匹敵しうるだけの、実力を持った者にしか与えられない」
サッカーの名門・塔京高校で、し烈なレギュラー争いや先輩たちからの激しいしごきに堪えながら、チームや友情の大切さを教わっていく個性派3人の汗と涙と笑いの物語。
昨日まで嫌なヤツとばかり思ってた人間の、中身を知ってホロリさせられるシーンが爽やかな中編。
【決めゼリフ】
高校にはそのトシにあった青春がある!!
一生のうちの花の3年間だぞ!!




(yazy 記)
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事務局 さんのプロフィール
2015 年 9 月 6 日 固定リンク | トラックバック(1)

2026/04/12 at 7:39 AM
序盤、負けず嫌いの純然たる熱血主人公タイプである小サブ編で望月先生スポ根系もいける!とがっちり掴まれたと思ったら、続いて登場のお調子者中サブがメインになってコメディチックに物語が進んでいきます。この軽快さ、明るさが本作の身上で、望月作品の常として?死人が出そうなケンカ、怪物のような敵の必殺技や先輩たちの鬼のシゴキと言ったハードな面もしっかりありつつ、あくまで高校生の青春グラフィティとして結実してるのが良いのです。
アクション作品の第一人者でサッカー好きで有名な望月先生の楽しげな筆致、ちょっとした技やポーズでも静止画が脳内で動いて見える画力、〝ありそう〟と〝ありえねーw〟を行き来するさすがのエンタメ度、深刻なトラブルに手に汗を握らせる…と思ったらヒョイっとユーモアでかわし、クスクス笑っているとすかさず痛快な展開で決めて見せる変幻自在の読ませ術にはさすがであります!と降伏するしかありません。
小サブとの関わりも増えてきて、型破りフィジカルモンスターとしてサッカー界の外から関わってきた大サブも正式に選手として活躍、キャスティング完了!というところで連載が終了…。
うーん、これもまだ続きが読みたかったなあ。
望月作品の常として(こればっか)本作も脇役端役にいたるまでキャラクターが魅力的ですね。中学時代の溺死wの先生、ある時は鬼、ある時は年長者としての懐の深さを見せる先輩たち、強者として立ちふさがるがシオシオになって敗退したりするライバルなどなど。個人的には大サブの手下のグラサンスキンヘッドヤンキーさんの飄々とした雰囲気がとても気に入っています。いいなあこの人。
ところで中サブのりたけがとんねるずの木梨憲武さんオマージュ?なのはなにかいきさつがあるのでしょうか。とんねるずには詳しくないとはいえ塔京ならぬ帝京のサッカー部員だったことは知っているのですが、石橋氏がモデルと思しき同級生とのコント発表わりとページ数を割いてしっかり描き、後にコンビを組んで…というナレーション?には、これ木梨氏の伝記作品的な思いがあられたのか、単にサッカーつながりで使っただけだったのか…。