まァ、何歳になっても新しい驚きはあるんですねぇ。
久々、舞台『スタンド・バイ・ユー』、日比谷のシアタークリエへ。
出演は、主役:ミムラ/勝村政信。演出は売れっ子の堤幸彦。サッカー友達の勝村くん出演とくれば「行かなくちゃ!」で、二日目、昼の部、行って来ました。
驚いたね、平日ですよ、火曜日の午後ですよ。満員、隙間無し、なんじゃコリャ。それも98%女性客。
私ときたら内容も知らない、出演者の情報もまるで無し。勝村くんの相棒がミムラさんってことも劇場へ行って始めて知ったって、酷い話し。以前にもシアターコクーンで勝村くんの芝居を観たことがあり面白かった記憶があったので、今回も直接本人に「チケットとっといて。ヨロシク!」って劇場へ行ったもんで・・・・ まァ、本当の演劇ファンじゃないね。
幕の開く前の期待は、その満席を見て膨らんできます。
開演!・・・・ うん?いきなり歌?ミュージカルかい? 勝村くん、ミムラさんってとこを中心に出演者が次々と歌いながら登場。しかも中央、照明で浮かび上がる部分にはリングですよ。
ストーリーが進むにつれ、総勢7人の芝居だって判ってくる。しかも普通舞台中央での芝居が済むと出演者は袖に引っ込むと思うのですが、舞台左右に長椅子が置かれていて、そこへ座るンです。常時舞台中央にだけ照明が当たってますから、左右の長椅子部分は暗い。そこ、お休みタイムかと思うでしょ?私は思った。
ところが中央で別の人物の芝居が進んでいき、その回想場面になるといきなり照明と同時に台詞がサイドの長椅子へ振られ、“そこ”と舞台中央との台詞の遣り取りが始まる。まァ、そのタイミングと間の良さ、見事の一言。
ストーリーが一区切りつくと舞台は暗くなり、出演者がリング等の小道具捌けたり配置換えしたりって、やるんです。暗転しているだけで幕が降りてないから、観客からはそれが暗くなっているとはいえ丸見え、そこでコケたりなんて演出に観客から笑いがあったりと、まァ、幕のない芝居は「こういう演出もあるんだ」と、いや新鮮。しかもコミカルな芝居なンで、アドリブふんだん。芝居とは関係のないアドリブなどはお客さんもドッとウケる。
私、千秋楽にも観に行きましたが、そのアドリブがエスカレートして、台詞だけじゃなく動きまで別バージョン作りの笑い。地方興行へ連れてってやんないよ!ってリアルな台詞のアドリブまで飛び交い、お客さん大ウケ、ドッと笑いが起こる。
と、キリがないンですけど、最後まで笑わせる喜劇、いやァ、新鮮でした。
私、同じ舞台を2度観るってのも初体験。これは勝村くんに勧められた見方なんです。芝居は初日と千秋楽で面白さが変わる。役者が空気を読めるようになってきて、千秋楽までの間にどんどんサービスもエスカレートしてくるそうで、だから初日と千秋楽の差が芝居好きの楽しみなんだとか。
判りました、良い勉強をさせてもらいました。
しかし、それを許さない演出家もいるそうですが、堤さんって演出家は面白いウケを大事にする人だそうで、アドリブありでやらせてもらってるから、やってて楽しいと、終了後楽屋でミムラさんともその辺りのぶつけ合いの裏話を聞かせてもらい、いやァ、大変参考になりました。
楽屋口を出ると、なんと50人ほどの女性が壁際にズラリ。出待ちなんですねぇ。
「生って映画とはまた違う魅力があるからたまんないよね」と、勝村くんの言っていたことが判る気がしました。
まァたまた、“こっち”の世界にも足が向きだしてしまうねぇ。
でも、早く帰って『ワイルド7R』第2話、引き続き67ページから先、描かなくちゃ・・・・・ と、寒い街を駐車場へと歩く私でした。
またひとつ、勉強になった。
久々、舞台『スタンド・バイ・ユー』、日比谷のシアタークリエへ。
出演は、主役:ミムラ/勝村政信。演出は売れっ子の堤幸彦。サッカー友達の勝村くん出演とくれば「行かなくちゃ!」で、二日目、昼の部、行って来ました。
驚いたね、平日ですよ、火曜日の午後ですよ。満員、隙間無し、なんじゃコリャ。それも98%女性客。
私ときたら内容も知らない、出演者の情報もまるで無し。勝村くんの相棒がミムラさんってことも劇場へ行って始めて知ったって、酷い話し。以前にもシアターコクーンで勝村くんの芝居を観たことがあり面白かった記憶があったので、今回も直接本人に「チケットとっといて。ヨロシク!」って劇場へ行ったもんで・・・・ まァ、本当の演劇ファンじゃないね。
幕の開く前の期待は、その満席を見て膨らんできます。
開演!・・・・ うん?いきなり歌?ミュージカルかい? 勝村くん、ミムラさんってとこを中心に出演者が次々と歌いながら登場。しかも中央、照明で浮かび上がる部分にはリングですよ。
ストーリーが進むにつれ、総勢7人の芝居だって判ってくる。しかも普通舞台中央での芝居が済むと出演者は袖に引っ込むと思うのですが、舞台左右に長椅子が置かれていて、そこへ座るンです。常時舞台中央にだけ照明が当たってますから、左右の長椅子部分は暗い。そこ、お休みタイムかと思うでしょ?私は思った。
ところが中央で別の人物の芝居が進んでいき、その回想場面になるといきなり照明と同時に台詞がサイドの長椅子へ振られ、“そこ”と舞台中央との台詞の遣り取りが始まる。まァ、そのタイミングと間の良さ、見事の一言。
ストーリーが一区切りつくと舞台は暗くなり、出演者がリング等の小道具捌けたり配置換えしたりって、やるんです。暗転しているだけで幕が降りてないから、観客からはそれが暗くなっているとはいえ丸見え、そこでコケたりなんて演出に観客から笑いがあったりと、まァ、幕のない芝居は「こういう演出もあるんだ」と、いや新鮮。しかもコミカルな芝居なンで、アドリブふんだん。芝居とは関係のないアドリブなどはお客さんもドッとウケる。
私、千秋楽にも観に行きましたが、そのアドリブがエスカレートして、台詞だけじゃなく動きまで別バージョン作りの笑い。地方興行へ連れてってやんないよ!ってリアルな台詞のアドリブまで飛び交い、お客さん大ウケ、ドッと笑いが起こる。
と、キリがないンですけど、最後まで笑わせる喜劇、いやァ、新鮮でした。
私、同じ舞台を2度観るってのも初体験。これは勝村くんに勧められた見方なんです。芝居は初日と千秋楽で面白さが変わる。役者が空気を読めるようになってきて、千秋楽までの間にどんどんサービスもエスカレートしてくるそうで、だから初日と千秋楽の差が芝居好きの楽しみなんだとか。
判りました、良い勉強をさせてもらいました。
しかし、それを許さない演出家もいるそうですが、堤さんって演出家は面白いウケを大事にする人だそうで、アドリブありでやらせてもらってるから、やってて楽しいと、終了後楽屋でミムラさんともその辺りのぶつけ合いの裏話を聞かせてもらい、いやァ、大変参考になりました。
楽屋口を出ると、なんと50人ほどの女性が壁際にズラリ。出待ちなんですねぇ。
「生って映画とはまた違う魅力があるからたまんないよね」と、勝村くんの言っていたことが判る気がしました。
まァたまた、“こっち”の世界にも足が向きだしてしまうねぇ。
でも、早く帰って『ワイルド7R』第2話、引き続き67ページから先、描かなくちゃ・・・・・ と、寒い街を駐車場へと歩く私でした。
またひとつ、勉強になった。
望月三起也 さんのプロフィール
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