やっぱり国際試合、いいねぇ!4年前は世界No.1。で、今回は?
FIFAサッカー女子ワールドカップ・カナダ2015 です。
正直、ここまで来るとは思わなかった。
今、このコラムを書いている時点では対イングランド戦終了後、アメリカとの決勝戦前です。
ここまで楽しませてもらったら、決勝は悪くとも世界の二番目!!いいじゃないですか。
今回の代表、新顔は少なく、4年前の優勝メンバーが大半。監督もこの4年、新人を何十人も試用してきたもののイマイチ。結局安全を狙った構成。違いは選手の大半が4歳年齢が進んだこと・・・・
そうなんです、動きを見る限り歳を重ねたとは思えない。特に前回になかった防衛戦術、敵がボールを持つ時間を出来る限り少なくする。つまり敵ボールとなった瞬間、一人がボールを取りに敵足元を狙い、続いて二人目が敵パスコースを塞ぐ。三人目が一気にボールを奪いに行く。
大野、大儀見なんて最前線の選手がこれをやり、二列目がこれに参加。こういったシーンが明らかに増えてきた。選手もまたタフだねぇ。
これ、戦術として正しい。敵ボールを奪ったら速攻のスイッチが入る、全員が同時にそのスイッチ感じて前進!!
これです、見ていて気持ちいい。
アメリカもヨーロッパも選手は日本人に比べデカい。でも、そんなことは判ってる。日本は小さいから不利?今の代表選手はヨーロッパ各国リーグで活躍をしている、または、していた選手が半分。充分通用しているのです。体力も技も、それを体型や体力の所為にしちゃいけないのです。シュークリームなら大小で評価もあるけど、サッカーは大も小も一緒、そこが面白いンです。
その典型が岩渕。身体の小ささを逆に生かし、ドリブルに、敵の背後へ出るスピードにと、いやァ出場時間は短いけど相手の体力が落ちて来たころに投入すると効果抜群だね。膝の怪我が治りきっていないから、出場時間は限られていると言われているけど、むしろ90分間出すより切り札的に使う方がアメリカも困るだろうね。
そもそも男女の違いって私が考えるに、男子はプロ意識が強くてどこは目立ちがり、女子はチームワークに徹し11人がひとつの意識を持っている。特に今年の女子代表、この“ひとつの意志”と、いう部分は4年前と大きな違いです。佐々木監督の腕前か、選手の理解度の高さか。
チームワークといえばもうひとつ具体的なものが、日本側ベンチにシロクマの縫いぐるみ、怪我で戦列を離れた安藤選手のユニホームを着て毎試合座ってる。
これ、目で確認できるチームワークです。もっとも決勝のベンチには再び日本からカナダへ飛ぶ安藤選手がクマの代わりに座るとかって話し。いや、安藤選手の代わりがクマだよね。
さて、優勝は?
そりゃ、天使がどっちの味方をするかだね。対イングランド戦のように勝利の女神が日本に微笑んでくれたって例もあるしね。
Jリーグ、浦和レッズ、固い試合運びになって昨年の変な取りこぼしはなくなった。優勝は当然。でも今年は最後に“トーナメント”が待っているって前期・後期の2シーズン制システム。年間優勝はまだどこのチームにも権利がある。
なんか、前期優勝って言われてもピンとこないなァ。
ま、武藤が点取り屋で存在感、関口の抜けたDFはそれを補い固いと、昨年の欠点を修正してきた結果、安心して観ていられるチームにはなってきましたけど、もっとエキサイティングなゲームを観たい。
逆にエキサイティングなのがジュビロ磐田。
頼みますよ、下位チームだからって、ちょい気を抜き過ぎ。変な負け方は止めて欲しいね。そういう試合が続くとJ2定着が現実味を帯びてきます。
【編集後記】
毎年のことですが、この時期にこの国は雨季を迎えます。『梅雨』という美しい音と字を持っていますが、高湿度に雨続く、うっとうしい季節には変わりありません。もちろんこの季節無くしてこの国の美しい国土を維持することは出来ず、食を提供してくださる農家の方々の喜びと、その有難味は重々承知、感謝は最大限です。
そんな雨の中、ファンの皆さまに一日でも早く新たな更新をお届けしたく、更新用コラム原稿の受け取りと、次へ繋がる打ち合わせを兼ねテクテクと先生宅へ出掛けるわけですが、手荷物を持って伺う場合、それに雨が掛からぬかと気になり、帰りに手荷物を持たされるときはまた同様に濡れることがないかと注意を怠れない恨めしい雨となります。
そんな今回、雨が気になる手荷物を持ちお伺いすると、少々風変りな逸品を手に現れた先生。
コラムトップで望月先生ご本人がお持ちになっている物がそれで、一見なんでもない剣・・・・・
しかしその実態は、銃が裏に隠された変り種銃。
元来古式銃に強い興味をお持ちの先生、これはかなり以前にスペインで見つけたものだと言います。
もちろんこの銃にはフリントロック(発火)部は閉鎖、発射機能は殺され、刀剣部はしっかり刃止めはされて斬れることはありませんが、その古式由かしく見事なエングレーブ(彫刻)が施され、なかなかの風貌を見せてくれています。
折角です、ファンのみなさんにお見せしようとカメラを構えたしだいです。
これが後の銃剣に変化していったのでしょうかね?
何にしても、私もお初の変り種銃です。
FIFAサッカー女子ワールドカップ・カナダ2015 です。
正直、ここまで来るとは思わなかった。
今、このコラムを書いている時点では対イングランド戦終了後、アメリカとの決勝戦前です。
ここまで楽しませてもらったら、決勝は悪くとも世界の二番目!!いいじゃないですか。
今回の代表、新顔は少なく、4年前の優勝メンバーが大半。監督もこの4年、新人を何十人も試用してきたもののイマイチ。結局安全を狙った構成。違いは選手の大半が4歳年齢が進んだこと・・・・
そうなんです、動きを見る限り歳を重ねたとは思えない。特に前回になかった防衛戦術、敵がボールを持つ時間を出来る限り少なくする。つまり敵ボールとなった瞬間、一人がボールを取りに敵足元を狙い、続いて二人目が敵パスコースを塞ぐ。三人目が一気にボールを奪いに行く。
大野、大儀見なんて最前線の選手がこれをやり、二列目がこれに参加。こういったシーンが明らかに増えてきた。選手もまたタフだねぇ。
これ、戦術として正しい。敵ボールを奪ったら速攻のスイッチが入る、全員が同時にそのスイッチ感じて前進!!
これです、見ていて気持ちいい。
アメリカもヨーロッパも選手は日本人に比べデカい。でも、そんなことは判ってる。日本は小さいから不利?今の代表選手はヨーロッパ各国リーグで活躍をしている、または、していた選手が半分。充分通用しているのです。体力も技も、それを体型や体力の所為にしちゃいけないのです。シュークリームなら大小で評価もあるけど、サッカーは大も小も一緒、そこが面白いンです。
その典型が岩渕。身体の小ささを逆に生かし、ドリブルに、敵の背後へ出るスピードにと、いやァ出場時間は短いけど相手の体力が落ちて来たころに投入すると効果抜群だね。膝の怪我が治りきっていないから、出場時間は限られていると言われているけど、むしろ90分間出すより切り札的に使う方がアメリカも困るだろうね。
そもそも男女の違いって私が考えるに、男子はプロ意識が強くてどこは目立ちがり、女子はチームワークに徹し11人がひとつの意識を持っている。特に今年の女子代表、この“ひとつの意志”と、いう部分は4年前と大きな違いです。佐々木監督の腕前か、選手の理解度の高さか。
チームワークといえばもうひとつ具体的なものが、日本側ベンチにシロクマの縫いぐるみ、怪我で戦列を離れた安藤選手のユニホームを着て毎試合座ってる。
これ、目で確認できるチームワークです。もっとも決勝のベンチには再び日本からカナダへ飛ぶ安藤選手がクマの代わりに座るとかって話し。いや、安藤選手の代わりがクマだよね。
さて、優勝は?
そりゃ、天使がどっちの味方をするかだね。対イングランド戦のように勝利の女神が日本に微笑んでくれたって例もあるしね。
Jリーグ、浦和レッズ、固い試合運びになって昨年の変な取りこぼしはなくなった。優勝は当然。でも今年は最後に“トーナメント”が待っているって前期・後期の2シーズン制システム。年間優勝はまだどこのチームにも権利がある。
なんか、前期優勝って言われてもピンとこないなァ。
ま、武藤が点取り屋で存在感、関口の抜けたDFはそれを補い固いと、昨年の欠点を修正してきた結果、安心して観ていられるチームにはなってきましたけど、もっとエキサイティングなゲームを観たい。
逆にエキサイティングなのがジュビロ磐田。
頼みますよ、下位チームだからって、ちょい気を抜き過ぎ。変な負け方は止めて欲しいね。そういう試合が続くとJ2定着が現実味を帯びてきます。
【編集後記】
毎年のことですが、この時期にこの国は雨季を迎えます。『梅雨』という美しい音と字を持っていますが、高湿度に雨続く、うっとうしい季節には変わりありません。もちろんこの季節無くしてこの国の美しい国土を維持することは出来ず、食を提供してくださる農家の方々の喜びと、その有難味は重々承知、感謝は最大限です。
そんな雨の中、ファンの皆さまに一日でも早く新たな更新をお届けしたく、更新用コラム原稿の受け取りと、次へ繋がる打ち合わせを兼ねテクテクと先生宅へ出掛けるわけですが、手荷物を持って伺う場合、それに雨が掛からぬかと気になり、帰りに手荷物を持たされるときはまた同様に濡れることがないかと注意を怠れない恨めしい雨となります。
そんな今回、雨が気になる手荷物を持ちお伺いすると、少々風変りな逸品を手に現れた先生。
コラムトップで望月先生ご本人がお持ちになっている物がそれで、一見なんでもない剣・・・・・
しかしその実態は、銃が裏に隠された変り種銃。
元来古式銃に強い興味をお持ちの先生、これはかなり以前にスペインで見つけたものだと言います。
もちろんこの銃にはフリントロック(発火)部は閉鎖、発射機能は殺され、刀剣部はしっかり刃止めはされて斬れることはありませんが、その古式由かしく見事なエングレーブ(彫刻)が施され、なかなかの風貌を見せてくれています。
折角です、ファンのみなさんにお見せしようとカメラを構えたしだいです。
これが後の銃剣に変化していったのでしょうかね?
何にしても、私もお初の変り種銃です。
望月三起也 さんのプロフィール
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2015/07/11 at 8:06 AM
2015/07/17 at 10:46 AM
私は生まれて40年、神奈川区や中区に居住しており望月先生が『カエルプロ』設立当時に何度か自宅にお邪魔させて戴きました。
マンガの原画があれほど大きくて美しいもので、ケント紙やGペン、スクリーントーン、墨汁等々初めて知ったのもカエルプロの仕事場でした。
あれから何十年経ったか… 先日カエルプロの前を通りましたがイメージはそのままでした。 先生は今でもお住まいなのでしょうかねぇ…など考えながら帰路に着きました。
この月刊望月三起也を拝見してお元気そうなので安心しました、これからも作品製作楽しみにしています。