負けず嫌いでマイペース？‥‥‥

ランシオさん、いいセンス！
10月のヘッダー『Ｗ７』。この飛葉のポーズ、私、気に入ってるんです。自分のお気に入りがファンのお気に入りってのが嬉しいねぇ。

で、やっと『ワイルド７ Ｒ-２』の原稿、ラストまで漕ぎ着けてホッとしています。
本のあとがきにも書いたンですが、延べ４年ですよ。まっ、色々事情はありますが・・・・
特に今回の見せ場は京都市内の追っ掛けシーン、長々とやりました。
これぞ単行本の魅力。雑誌では決して出来ない単行本の描き下ろしをやる楽しみはこういうところ。ぜひ、味わって欲しい！！


で、今月私が味わったのは友情。
ご存じの通り、私は『永久30歳』と言い続け、歳を意識しないような人生を駆けて来ました。が、ついに歳を再認識させようとする企画にはめられてしまいました。
誰もが知っているでしょう、私、サッカー大好き。
「いい歳して、まだ蹴ってンの？」とちばさん（ちばてつや先生）にパーティの席で話のネタにされ、周りからも「いい加減に怪我しないうちに止めた方がいい」なんてアドバイスいただいて、考えたらそうだよね、グランドに鏡があったら、そこに写っているのは“青年”は過去のはなしって顔なんだから。
でも、いい歳して蹴ってるコト祝おう会なんて集まりをやりたいと、うちのサッカーチーム『ワイルド11』のキャプテンに言われ、一度は断ったものの、つい熱意に負け、仕切られてしまいました。

自分が主役のパーティなんて、少年画報社からやってもらった若き日の一回だけで、そういう主役って正直、苦手なんですが、横浜駅前のデッカいホテルの宴会場で決行されちまった訳です。キャプテンには招待客はあまり広げずに近しい間柄の人と伝えたので全部で55名ほど。
中でもサッカーは三菱ファンの私。現レッズの前身です。そこの監督だった二宮（寛）さん、わざわざ葉山からお出でいただいた。いやぁ、感激ですねぇ。なんと言ってもこの二宮さんに、サッカーって一試合で４kg体重が落ちると言われ、当時は机に向かって身体はほとんど動かさなかった私、ダルマのような体型。一試合４kgは利きました。
４試合もやれば16kgも体重が落ちる・・・・・　って、バカだね。
そんな単純計算がボールの蹴り始め。30歳〜32歳くらいの頃だった気がします。
また、そんな二宮監督時代の選手たちが、素人の私の手を取って・・・・　じゃない、足を取って教えてくれた訳ですよ。
当時の三菱ってチーム、日本代表の半分は三菱の選手だったほどで、素人の私に代表クラスが先生だったという、なんとも贅沢！

そのパーティに足取り教えてくれた選手が何人も、遠く静岡からも杉山（隆一）、菊川（凱夫）なんて元日本代表が来てくれました。もっともそれら選手や監督のコメントが、「負けず嫌いでマイペース人間」だというのが私に下された評価。
そうかなァ？　私、気を使ってるつもりなんだけど・・・・　と、言うと皆さん、大笑い。
人の見方って、いい鏡にしないとね、嫌われてしまう。人生、歩きづらくなるもんね。
・・・・・これからも気を使っていこう！