実は【ワイルド7】の漫画は、連載当時は読んでいませんでした。読んだのは大人になってからです。子供の頃は、実写版の【ワイルド7】を見て、アオシマのプラモデルを作っていたクチです。
プラモデルは幼稚園時代から作っていて、小4ぐらいで初めてレベルカラーの12色セットで色を塗りました。その初塗り作品が、アオシマのゼンマイ駆動『飛葉』のバイクでした。つや消し剤の使い方がわからず、てかてかのつやつやで人形を仕上げていました。気に入っていたので本棚のガラスケースに長い間飾ってあったと思います。
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『飛葉』を作る前には、アオシマ『マスコットシリーズ』のオートバイ2台入りのセットも作りました。何のセットだったかは定かではありません。『セブンレーラー』に関しては3種類が発売されていたのは知っていましたが、当時は作りませんでした。飛葉のバイクは社会人になりたての頃にフィギュア無しの再販版を買いました。箱を開けて、「え~っ!エンジンとかこんなにいい加減なもんだったのか?」と愕然としました。
そんなこんなで、『セブンレーラー』の事などは、2000年頃まですっかり忘れてました。ところが、あるホームページでその完成品を発見。古いお宝プラモの製作代行をされてる方のページで、サンダーバードなどに紛れてアオシマのワイルドセブンシリーズがずらりと並んでいました。掲載されていたのは『セブンレーラー1号』で、高射砲を積んだやつです。それを見て、どうしても欲しくなりヤフオクで探しまわりました。オリジナルは数万円の開始価格でとてもじゃないけど手が出ません。そんな折り、入手した本に版権が切れたあとに全く別名で再販されていたとの情報が載っていました。
やっとこさ見つけた再販品はトラックにミサイルランチャーを搭載したもので、5000円以下の金額で落札できました。「あれ、ちょっと待てよ、ミサイル搭載って何号?」そうです、これはオリジナルシリーズにはありません。オリジナルは、1号の高射砲、2号の鉄球クレーン、3号の移動指令室です。「やられた~!」中の冊子にはきちんとオリジナルの再販版も含まれています。「こっちを探さなきゃ~。」それから辛抱強く探し続けていたら、出てきました!2号鉄球クレーンの再販版が!『アクト9シリーズ』の『スペクター02』という名前でした。プラモのカテゴリーと違う場所での出品だったので、なんとか落札。用なしとなったニセレーラーミサイル搭載は売り払いました(笑)
この入手した再販レーラー2号ですが、やはりオリジナルを再現したい。一番のネックとなるのは『WILD7のロゴ』、『野獣のエンブレム』、『Mobilのステッカー』です。無いものは作るしかありません。例のホームページの方はオリジナルのデカールも使ったと書かれていたので、画像をお借りして歪みを修正、描画ソフトでトレースしました。出来上がった原稿をもとにドライプリンターで印刷、無事にマークは出来ました。車体の方は大きなへこみなどをパテで修正、クレーンのワイヤーは単なる「紐」ではあんまりなので、ステンレスワイヤーに交換しました。ヘッドはブルーメタリック、荷室はシルバーに塗って本体は無事に完成。
【ワイルド7】のメンバーですが、人形は全て一体成型な上に金型の抜けの都合上、両手両足が異常にガリガリです。全高1.5センチ程なので誰が誰かさっぱりわかりませんが、パテを使って手足を太くしました。さすがにメンバーいちの巨漢、『ヘボピー』は胴体も5割増しです(笑)バイクの方も一発抜きですが、それぞれの特徴を良くとらえていて良い感じです。ただ『世界』のバイクはプルバックハンドルなので作り変えてあります。またバイク単体では自立しないので、エンジン下に生えているピンに小さいプラ板を接着しています。オリジナルには付属していないマークも自作して、それぞれの泥除けに貼り付けてバイクも完成です。
セブンレーラー本体はゼンマイ内蔵で走る予定でしたが、実はそのまま組むとゼンマイ巻きの軸が地面に擦れてしまい走りません。
いつかはそこを削ろうと思いつついまだに放置状態です。あと、このキットには組み立て式のクレーンのブーム(腕)が入っていますが、最小に分解しても荷室の中に納まらないというなんとも当時のアオシマらしい欠陥設計です。
屋根から飛び出したままのまぬけさ加減が、なんとも愛おしいキットなのでした。
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「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
投稿が採用され「月刊望月三起也」に掲載された方には
記念品として、特製クリアファイル(2枚セット)
をプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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プラモデルは幼稚園時代から作っていて、小4ぐらいで初めてレベルカラーの12色セットで色を塗りました。その初塗り作品が、アオシマのゼンマイ駆動『飛葉』のバイクでした。つや消し剤の使い方がわからず、てかてかのつやつやで人形を仕上げていました。気に入っていたので本棚のガラスケースに長い間飾ってあったと思います。
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『飛葉』を作る前には、アオシマ『マスコットシリーズ』のオートバイ2台入りのセットも作りました。何のセットだったかは定かではありません。『セブンレーラー』に関しては3種類が発売されていたのは知っていましたが、当時は作りませんでした。飛葉のバイクは社会人になりたての頃にフィギュア無しの再販版を買いました。箱を開けて、「え~っ!エンジンとかこんなにいい加減なもんだったのか?」と愕然としました。
そんなこんなで、『セブンレーラー』の事などは、2000年頃まですっかり忘れてました。ところが、あるホームページでその完成品を発見。古いお宝プラモの製作代行をされてる方のページで、サンダーバードなどに紛れてアオシマのワイルドセブンシリーズがずらりと並んでいました。掲載されていたのは『セブンレーラー1号』で、高射砲を積んだやつです。それを見て、どうしても欲しくなりヤフオクで探しまわりました。オリジナルは数万円の開始価格でとてもじゃないけど手が出ません。そんな折り、入手した本に版権が切れたあとに全く別名で再販されていたとの情報が載っていました。
やっとこさ見つけた再販品はトラックにミサイルランチャーを搭載したもので、5000円以下の金額で落札できました。「あれ、ちょっと待てよ、ミサイル搭載って何号?」そうです、これはオリジナルシリーズにはありません。オリジナルは、1号の高射砲、2号の鉄球クレーン、3号の移動指令室です。「やられた~!」中の冊子にはきちんとオリジナルの再販版も含まれています。「こっちを探さなきゃ~。」それから辛抱強く探し続けていたら、出てきました!2号鉄球クレーンの再販版が!『アクト9シリーズ』の『スペクター02』という名前でした。プラモのカテゴリーと違う場所での出品だったので、なんとか落札。用なしとなったニセレーラーミサイル搭載は売り払いました(笑)
この入手した再販レーラー2号ですが、やはりオリジナルを再現したい。一番のネックとなるのは『WILD7のロゴ』、『野獣のエンブレム』、『Mobilのステッカー』です。無いものは作るしかありません。例のホームページの方はオリジナルのデカールも使ったと書かれていたので、画像をお借りして歪みを修正、描画ソフトでトレースしました。出来上がった原稿をもとにドライプリンターで印刷、無事にマークは出来ました。車体の方は大きなへこみなどをパテで修正、クレーンのワイヤーは単なる「紐」ではあんまりなので、ステンレスワイヤーに交換しました。ヘッドはブルーメタリック、荷室はシルバーに塗って本体は無事に完成。
【ワイルド7】のメンバーですが、人形は全て一体成型な上に金型の抜けの都合上、両手両足が異常にガリガリです。全高1.5センチ程なので誰が誰かさっぱりわかりませんが、パテを使って手足を太くしました。さすがにメンバーいちの巨漢、『ヘボピー』は胴体も5割増しです(笑)バイクの方も一発抜きですが、それぞれの特徴を良くとらえていて良い感じです。ただ『世界』のバイクはプルバックハンドルなので作り変えてあります。またバイク単体では自立しないので、エンジン下に生えているピンに小さいプラ板を接着しています。オリジナルには付属していないマークも自作して、それぞれの泥除けに貼り付けてバイクも完成です。
セブンレーラー本体はゼンマイ内蔵で走る予定でしたが、実はそのまま組むとゼンマイ巻きの軸が地面に擦れてしまい走りません。
いつかはそこを削ろうと思いつついまだに放置状態です。あと、このキットには組み立て式のクレーンのブーム(腕)が入っていますが、最小に分解しても荷室の中に納まらないというなんとも当時のアオシマらしい欠陥設計です。
屋根から飛び出したままのまぬけさ加減が、なんとも愛おしいキットなのでした。
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昭和懐かし模型堂 さんのプロフィール
投稿ありがとうございました!
またの機会が御座いましたら宜しくお願い致します。(事務局/ちっち)
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2018/03/15 at 6:35 PM