月刊望月三起也タイトル画像

再び東北、被災地へ

師 望月三起也が逝去後、春が終わり、夏が過ぎ、秋を感じて、冬を迎え、師が生前から語っていた東北への復興お手伝い、「継続するぞ!」の意志。
しかし中々形に出来ることなく、そうこうしている内にご体調は日々眉根を寄せなければならないような気配が濃くなり・・・・

「今月、〇〇で〇〇さん(福島県下の実力者のお一人)に会える。新たなチャリティの道筋を作っておくから後は頼むよ」
師の逝去はそんな言葉を聞いて間もなくだった。
師の遺志を遂げなくては・・・・ 私はその一念だったと思う。
師の命名した『東北の背中押し隊』は生きている。気持ちも生きている。心も生きている。
そもそも、望月三起也は生きている!生きている!!

「どうしたら良いのか?」
私には東北被災地側との明確なアクセス手段は持たされていない。師は上記〇〇氏との接触を持つことなく逝ってしまわれたので話はまったく存在しない状態だ。
私が自力でなんとか話を取りまとめなくてはならない。幸い、以前師とともに福島へお邪魔させていただいていたときにいただいた地元有志様の名刺がある、この中のどなたかとコンタクトが取れ、私を思い出していただければ小粒な私であっても小さな架け橋は作れそうと勇んでいた。
そんな時に失くしてしまった。
名刺とともに愛用のバッグを盗まれた。途方に迷いながら関係筋であろうところへメールを送るも私の存在を信用させること自体が難しいようで、話は進まない。
そんな中でも、贈呈予定の電動アシスト自転車を提供していただくヤマハ発動機様とのコンタクトは取りつつ協力をお願いしていた。

7月7日、師を「偲ぶ会」が催された折、福島県からも親交の深い方々がいらしてくださるとのこと、その中に先の関係者の方々の存在が確認でき、急遽ミニ会談を催すことで今回のお話を正式にスタートさせることが出来た。

なんとか雪が舞い降りる前にと焦る私を他所に、
(株)郡山自動車学校代表取締役・郡山商工会議所議員 小川則雄氏を筆頭に、
電動アシスト自転車の開発元 ヤマハ発動機販売株式会社本社営業統括部、PAS営業部の丸山智則氏、
福島県郡山市、富岡町、大熊町各社会協議会関係者お歴々様の多大なご尽力によって、
師の遺志を滞りなく完遂することが出来ましたこと、ここにご報告させていただきます。

郡山市社会福祉協議会 渡部事務局長(右)ヤマハ丸山智則氏(左)



郡山市社会福祉協議会前。ここには5台を納車。


大熊町社会福祉協議会 大熊町のスタッフみなさんに使い方をレクチャー。 電動アシスト自転車に乗ったことのない方がほとんど。


大熊町社会福祉協議会事務局次長兼連絡所長 半杭裕明氏


使用説明中(ダイシャリン桑野店 宗形副店長)


富岡町社会福祉協議会事務局長 渡邊清治氏


ご協力をいただいたダイシャリン桑野店




=編集後記=
ご報告が遅くなり誠に申し訳ありません。
個人的な案件ではございますが、体調の問題から諸事諸々の事情ありと致しましても、このような時期となり、謹んで陳謝いたします。

また、前回お送りさせていただいた電動アシスト自転車は全車故障もなく現役で働いてくれているとのこと、嬉しい限り。
前回は被災者様の足として避難所へ配備させていただきましたが、今回は被災者様、及び被災地巡回のための社会協議会内ご担当様のエコな足としてご利用いただくこととなりました。


            JUN/アスカ 記





2017 年 2 月 19 日   固定リンク   |   トラックバック(1)


コメント/トラックバック

  • エヌワイ :
    『東北の背中押し隊』 ご苦労様でした!

    バッグ盗難のトラブルの中、本当にお疲れ様です。
    (たぶん、探偵に成れる位の情報収集の感を
     使ったのでしょうね)

    バッファローマークの付いた自転車が、福島で
    走っている事を想像するだけでも楽しくなりますね。

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