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望月マニ也

第2回

イベントレポート:男、元締!熱きWILD魂を取り戻す!!

執筆者:   2008 年 8 月 1 日

「望月三起也先生を囲むファンの集い」と「東京プレミアムモーターサイクルショー」の様子を、元締さんにレポートしてもらいました。

記念すべき公式ファンサイト『月刊 望月三起也』がついに創刊!となりましたが、実はこれにさかのぼること数ヶ月前、既にワイルド7ファン、望月ファンが胸躍らせるようなビッグなイベントがいくつか開催されていたのでした。
今回は、それら貴重なイベントに参戦された元締さんにファン代表として、そのときの様子をあらためてレポートをしてもらうことにしました。



第一章: 望月三起也先生と出会った夜
2008年4月12日、人生のターニングポイントが訪れた。

遂にあの伝説のバイク漫画「ワイルド7」の作者、望月三起也先生と直接お会いして、色々とお話を伺うことができたのである。

新宿通り沿いにある中華料理店の2F。

襟の裏に警視長バッジをつけ、腰にスーパーウッズマンをぶら下げた自分の目の前、円卓のテーブルを挟んだ真向かいに望月先生が座している。

「一体なぜ、こんなことになったのか?」

それは数日前、偶然ネットで「(※1)望月三起也先生を囲むファンの集い」なる告知を見つけ躊躇することなく参加を申し込んだことがきっかけだった。

※1【 望月三起也先生を囲むファンの集い 】
開催日:2008年4月12日(土)
会場:新宿「和平飯店」2階 宴会場
■急遽持ち上がったこの企画は、望月先生がかねてより希望していた「ファンと気兼ねなく会話ができる機会」を設けようと、ネットを通じて有志に呼びかけ参加者を募り、望月先生とファンとが同じテーブルで一緒に食事をしながら、まさしく自由に語り合うという趣旨のものでした。
突然の募集と準備不足で告知が不十分だったこともあり、参加されたみなさんは会の全貌も明らかにされぬまま当日を迎えたものの、その日現地に足を運んでくれた方の数はなんと総勢25名にも!
先生持ち前のファンへのサービス精神がいたるところで発揮され、結果的に予想を上回る盛り上がりとなりました。


先生到着前には望月ファンのために製作されたというDVD映像の一部を先行上映会。

そして望月三起也先生、颯爽と登場!
円卓のテーブル1メートルちょっとの真向かいに座られた望月先生に感無量。

美味しい中華料理のフルコースを堪能しながら、和気あいあいとした雰囲気の中、望月先生と参加者たちによる自己紹介や先生への各種質問。

そして、会場が大盛り上がりとなる望月先生のサイン入りグッズ争奪のじゃんけん大会、サイン入り激レアグッズのオークション大会を経て、各自持参の色紙やグッズ等へのサイン会。

ラストは参加者全員で思い出の1枚となる記念の集合写真の撮影で〆。

短い時間の中に凝縮された盛りだくさんの内容に、自分を含め参加者一同大満足であったと思います。

個人的にも数多くの色々な質問をしたり、バイク談義、ウッズマン談義をしたりとかなり有意義で素晴らしい至福の時間を過ごすことが出来ました。
以下、そのときにした質問とその解答を……

Q.飛葉及びワイルド7の新メンバーが新ワイルド7移行時に、
なぜYAMAHAメインのバイクに乗ったのか?
A.友人がヤマハで働いていた関係でとのこと。

Q.そしてなぜ飛葉はヤマハの中でもビラーゴに乗ったのか?
A.先生はアメリカンタイプのバイクが好きということ。
他のメンバーは前傾で伏せて乗ってもいいのだが、飛葉だけは
ふんぞり返った堂々とした姿で乗せたかった。


Q.新ワイルド7時、メンバーのバイクの特殊装備の表現はあまり
ありませんでしたが、何か特殊な改造はしていなかったのでしょうか?
A.劇中では特にその表現は無かったものの「改造はしていたのでしょうね!」
とのこと。


Q.現在の神奈川県警の募集ポスターは飛葉なのか?
A.飛葉とは全くの別人。目が同じなのでそう見えるのではないかなとのこと。
更に裏話として県警に「あのポスターは望月三起也のパクリでは?」
とクレームの電話が何本かあったそうです。


etc……会えなかったら生涯知ることの出来なかった裏話の数々でありました。


上:パーソナルカスタム
下:MGC製
それぞれ『新ワイルド7』に登場する
スーパーウッズマン


スーパーウッズマンを構える望月先生。決まってます!”

第二章: 望月三起也先生を独り占めにした日

さらにこの話には後日談がある。
この1ヵ月後の5月18日、(※2)東京プレミアムモーターサイクルショーでCB750飛葉モデルが展示されているということで東京ビックサイトへ足を運ぶことに。

※2【 東京プレミアムモーターサイクルショー 】
開催日:2008年5月17日(土)/18日(日)
会場:東京ビッグサイト
■岡山のドレミコレクションがこのイベントのために、望月先生監修の元で原作コミックを入念に検証し、実車にもファンの期待にも充分応えられるHONDA CB750飛葉カスタムを出典。
その忠実かつ美しいフォルムは評価も非常に高く、また連日望月先生自身も来場したこともあり、ブースの周りは常に多くの人が集まっていました。


朝一番に入場してCB750の撮影をしていると「今日も午後から望月先生が・・・」との話しが聞こえてきた。

「しまった!先生が来るのならCB750に合わせて、ウッズマン飛葉モデルを持って来るべきだった! 」

少し考えた後、ハマまでウッズマンを取りに戻ることに。
昼飯抜きで往復2時間、会場へ戻って30分ほどすると先生登場!

前日にCB750飛葉モデルを見に行った方々の日記を見たところ、
撮影時にM31ショットガンの姿はあれど、ウッズマンの姿が見当たらなかったので、もし今日撮影会があるのならCB750飛葉モデルに合わせて使って頂こうと、一度ハマまで取りに戻った経緯をお話ししたところ、今日の撮影は自分が戻っている間の昼頃に終わって しまったとのこと。

残念!と思ったところ「それじゃ、特別に撮影会しようか?」と望月先生の優しいお言葉。
なんと自分個人の為に特別に撮影会を開催しくれるとのこと!なんと心の広いお優しいお方なんだ!グレイト!

そして望月ファンのために製作されたDVD出演のイコちゃんこと河村舞子ちゃんを交えて、撮影していると、なんと 「こち亀」の秋本先生が登場!

望月先生の計らいで「せっかくだから秋本くんと並んで撮ろうか?」と写真に収まっていただき、大感激!



ハマまでウッズマンを取りに戻った甲斐ありました。
望月先生の計らいにより個人的にいただいた、望月三起也先生、河村舞子ちゃん、秋本治先生のスリーショット。

今回は真横に立って2時間ほど、望月先生独占状態1対1で じっくりとガン&バイク談義を堪能させていただきました。

この場でウッズマン飛葉モデルを手にされた望月先生、「こうして実際に作ってみるとバランス悪いねぇ!」と手のひらでのウッズマンをクルクルどガンスピンさせながらコメントをされていました。

尚、飛葉になぜウッズマンを持たせたのですか?とお聞きしたところ、「ウッズマンがカッコ良かったからですよ!」とお返事いただき、妙に納得してしまいました。



ウッズマン飛葉モデルを片手にCB750飛葉モデルに跨りSEXY SHOT♪

先日の望月先生との集いがあってこそ得られた、通りすがりの1ファンでは得られなかったであろう、この至福の語らいの時間。

そして望月先生、「望月三起也先生との集い」「東京プレミアムモーターサイクルショー」の2日間、1ファンの自分の為に長々とお付き合いいただき、色々とお話を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。

ここ数年間、自分自身の中で失いつつあった『熱きWILD(好き)魂』が甦りました。

「望月先生、何かありましたら相棒のスーパーウッズマンと共に、1200ccのWILDマシンで駆けつけますぜ!」



望月先生のコメント
【望月三起也先生より】

疲れたね好かれたね。二日間のお台場ビッグサイト。

これほど世間を騒がすとは思わなかったって。ニュースみたいで、ちとオーバーですね。
私の中ではトピックですよ。
なんたって、自分の描いているマンガの中へ登場するバイクを立体にしてしまおうという企画があるって事。
「絶版バイク」という雑誌と、㈱ドレミコレクションというバイクメーカーが共同で作戦開始。
私のところへ持ち込まれました。
「OKですよ、喜んで」と返事をすると、一ヶ月後、ビッグサイトで飛葉バイクにお目にかかりました。
なんとね!!
八割方そっくり。目鼻が少し違ってるかな・・・、人間でいえば。

このドレミの社長の武さん、完璧主義者で、とりあえずビッグサイトへ持ち込むという事で〆切時間が少なく、まだまだこれから手を加え、完全バージョンは来年までに造りあげると力強く語ってくれました。

当日は朝から、私も会場へ出掛け、見物人Aのつもりが、会場のブース前へつめかけた大勢のワイルドファンへ紹介された途端、即席撮影会ですよ。
バイクへまたがらされ、ライアットガンまで持たされポーズをとる。
少々テレながら、心は飛葉やっちゃいました。
さらにはDVDでも登場、協力してもらった河村舞子ちゃんも、ワイルドイメージガールとして二日間、ブースにつめてもらったのも、お客さん集めたのかもね。
ごつい私より、かわいい子とバイクという取りあわせの方が、写真として絵になりますからね。
それにしても、これほどワイルドファンがいるってことに、驚きでした。

ワイルド好きにとっては、「ジェット噴射の取り付け位置が違う」、「シートの形がいまいち」・・・等々、メーカーさんに注文つけてました。武さん、一々ごもっともと、対応メモを取ってました。
中でも、ひときわうるさいのが、ファンクラブの谷島クンはじめ三人。
さらには、ワイルド7の格好のまま登場したTAKUYA君、ひときわ目立ったね。腕に包帯、ケガ人の工夫、ひと活劇やってきた飛葉というシチュエーションでしょうか。なんと、「ホンモノの事故やったんです」と聞いて、二度おどろきですよ。
おとなしく家で治療に専念してればいいのに、痛む身体で会場へ出かけてくるとは気合が入っているヒトだ。
この人達の熱心さに、メーカー武さんは、とても参考になったと言ってました。
完全バージョンのバイク造りに、意見が取り入れられる事でしょう。と同時に、完成したら特注で販売したいそうで、興味のある方、連絡してみて下さい。

会社は岡山ですが、このバイク造りのスタッフは、日本でも指折りのファクトリーがそれぞれ得意の分野で携わっており、工場も各地に分散していて、完成品が岡山で見られるって事だそうです。
このスタッフの監督が、元ホンダレーシングの監督というのが、すごい。それだけ一流の人が携わって、ハンパなものをつくるわけがないと期待できます。

ビッグサイトで、他のブースに比べ、いつも人だかりがしていたのは、うれしかったねえ。
それだけに、ファンも集まるなら、私もバイクのそばに貼り付いてなくちゃ申し訳ないと、早朝から二日間、横浜の自宅から通い、夜はスタッフと会食、反省会やら、ワイルドについてのファンの集い風になり、・・・で寝不足、久々、疲れた好かれたでした。



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