趣味道の極み

『東京AFV』って会がありまして、プラモデルを趣味としている人たちの集まりです。
年一度、自慢の一品を持ち寄り批評し合って楽しもうという一日があり、そこのゲストとして招待されました。
私もプラモデルは若い頃からウン10年、今でもタミヤ、ドラゴンと楽しんでいる一人。まァその私もこの会の作品見たら作るのが嫌になるほど素晴らしい出来。
中には６分の１の戦車なんてものを正確なスケールでフル・スクラッチ、つまりプラスチックの板切れから作り出してしまうというとんでもない名人もいるのですよ。この戦車の鉄の感じがあまりにもリアルで、思わず金づちがあったら叩いてみたい、きっと金属音がするだろうなと思える出来映え。戦車兵も乗っているのですが、これGIジョー。顔をらしく作り出しているのですが、いい表情なんです。
製作期間、なんと一年だって。本物の趣味道でしょう、凄い！！

さて一回り見回って楽しんだ後、いよいよ私の吊るし上げの時間。覚悟はしてこの場へ来ております。
つまりゲストを囲み、５０人からの会の方々が質問をしてくるわけですよ。当然私の『最前線』を雑誌で読んだという年配の方々、何ページの〇〇は日東のモデルだとか、ロンメル戦車だとか・・・・・　ロンメル戦車なんて名の戦車は存在しません、プラモメーカーがそう名づけて売っていた時代、それだけでもマニアックな話。
実は有難いことで、それでファンになって今に続くってことですから、当時の単行本持参の方々にはサインをさせて貰いました。
有難いですねぇ、うれしいですねぇ。

海外取材のトンチンカン振りの話に、みなさん笑ってくれて実に和やかな一日を過ごせました。
また来年はぜひ出品をと言われ、プラモデルじゃ歯が立たないから紙粘土の人形、持って行こうと思います。