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望月マニ也

第37回

マシンハヤブサ

執筆者:   2011 年 4 月 4 日

今月号は「マシンハヤブサ」の大特集号!
というわけでこのコーナーにかけるランシオさんの意気込みも凄い!こちらは当時の玩具とアニメの話題が中心です

今月は「マシンハヤブサ」特集ということで、わたくしランシオが、ここ「望月マニ也」と
「作品紹介」を担当いたします。 よろしくお願いします。
さて、「マシンハヤブサ」は1976年東映動画企画・製作、望月先生、ダイナミック企画
により今のテレビ朝日であるNETでテレビアニメとして放送開始。
同時に月刊・少年ジャンプで望月先生の手により連載が開始されました。
月刊・少年ジャンプに連載された原作は、「作品紹介」に掲載していますので、
そちらをご覧ください。
さて、ここでは、わたくしのコレクションの一つである「マシンハヤブサ」のミニカーの
話題を中心に少しだけアニメの事に触れたいと思います。


いきなり「ドカァ~ン」と箱の写真から始まりましたが、
「マシンハヤブサ」のミニカーは、アニメが放送開始された同じ1976年にバンダイグループの玩具メーカー
「ポピー」からポピニカ・シリーズの一つとして発売されました。
私も子供の頃に凄くお世話になったミニカーです。ボロボロになるまで遊んだものです。

マシンハヤブサの一番の特徴であり最大の魅力が「キャバリーエンジン」と呼ばれる5つのエンジン。
レースに応じて、その状況に合う特性のエンジンを選択でき、V1エンジン~V5エンジンまで存在する。
原作ではV3エンジンまでしか登場しませんが、アニメではV5まで登場。
そして、この玩具でもV1エンジン~V5エンジンを自由に搭載できるギミックが用意されています。

★キャバリーエンジンは、隼剣の父である隼正義博士が開発するが、
そのテスト中に博士は死んでしまう。隼博士が開発したのは「V3エンジン」迄で
その開発を引き継いだのが、西音寺レーシング・チームの西音寺博士。
そして、その「V3エンジン」を元に最初に作られたのが「V1エンジン」と「V2エンジン」の2つのエンジン。
それでは、そのキャバリーエンジンを紹介しましょう。
まずは
★V1エンジン
通常のサーキット用で高速重視のエンジン。
逆噴射装置が搭載され、高速走行中でも急ブレーキが
かけられる。その様子はアニメ第1話「走れ!栄光のマシン」
で観られます。

★V2エンジン
砂地や岩場等のオフロードのために開発されたエンジンで
トルク重視のエンジン。
アニメ第1話の2レースの砂場でのレースで、砂地に強い
V2タイヤとのコンビネーションで装着された。
空を飛ぶくらいの勢いのジャンプをみせる。

★V3エンジン
隼剣の父で博士の隼正義博士が開発、それを西音寺が引継ぎ
アニメ第11話で試作品を完成させる。
上り坂に強い高回転高トルクのなエンジンだが、ある回転域に
達すると不具合が生じる欠点があった。
エメラルド色の炎を噴出す。

★V4エンジン
アニメ第18話で登場。
コーナリングを素早くクイックに行うために開発されたエンジン。
左右のエンジンがハンドルに連動して片側ずつ逆噴射する。
しかもそれに応じてタイヤの大きさも変わる!?
しかし、思わぬトラブルで使用不能になってしまう・・・・・

★V5エンジン
アニメ最終回で登場。
V1~V4の全ての特性を持ったとんでもないエンジン。
川などは簡単に飛び越えられ、道路のへこみなど
関係なく走行できるパワー!!
V5エンジン搭載時の姿は迫力モノでした。


ポピニカのマシンハヤブサはこのようにパッケージングされています。
V1~V5エンジンはもちろん、ギミックとしてV1エンジン先端に装着できるミサイル。
こんな装置は、原作にもアニメにもありませんが、あくまで玩具としての楽しみですね。
そして、赤いタイヤはヒルクライム(登坂)用タイヤで、黄色いタイヤがスノータイヤです。
通常のタイヤは溝無しのスリックタイヤですが、この2つのタイヤにはちゃんと溝がついてます。

さて、上の写真では、コクピット部分が離れていますが、これもギミックの一つで、
真ん中のボタンを押すとコクピット部分が飛び出す仕掛けになっています。
もちろん、こんなギミックも原作、アニメには登場しません。

ここに掲載しているポピニカのマシンハヤブサは大人になってから購入したものですが、冒頭に書いたように
私が子供の頃、当時買ってもらったミニカーで心躍らせながら遊んでいました。もちろん、キャバリーエンジン
の載せ換えや他のギミックも楽しかったのですが、今になって眺めてもデザイン的に優れてるなと感じるし、
この玩具のフォルムバランスも素晴らしいと思います。その辺りも子供ながらに魅力を感じた一つの要因なの
ではないかと、今になって思いますね。
最後にアニメ版の情報を記載しておきます。

1976年4月2日から同年9月17日までNET(テレビ朝日)系列で放映
全21話

第1話 「走れ!栄光のマシン」      第2話 「アルプス大爆走」
第3話 「恐怖!地獄の鍾乳洞レース」  第4話 「魔王エイハブの謎」
第5話 「ゴーストタウン爆破サーキット」 第6話 「必殺!ブラックインパルス」
第7話 「カリブ海黒ダイヤサーキット」  第8話 「さくら号発進せよ!」
第9話 「魔のアフリカロードレース」   第10話 「トルテカの迷宮レース」
第11話 「エンジンV3誕生!」      第12話 「宿命のライバル流れ星の竜」
第13話 「片輪走行で突っ走れ!」   第14話 「レースの道は剣の道」
第15話 「愛はサーキットの彼方に」   第16話 「野望の大草原猛獣レース」
第17話 「魔の試走車X1号」       第18話 「友よ聴け!エンジンV4」
第19話 「SOS!ハヤブサ視界ゼロ」  第20話 「走れカミカゼ!友情のゴール」
第21話 「走れハヤブサ!勝利のチェッカーフラッグ」

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最後の最後にオマケを・・・・・


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月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!


是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
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望月先生のコメント
今月号の望月先生のコメントはお休みします。
楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんでした

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コメント/トラックバック

  • yUKio :
    先生のワイルド7

    を読んで、感動しました。

    小生、高橋ひできに似ています、ところで、

    自衛隊イラク復興支援賛同者として産経新聞に

    佐々淳行先生、平沢勝栄先生、私、他大勢とともに連名で
    掲載されました。

    皆様のご健勝を祈って居ます。

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