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コラム:言いたい放題

第40回

いつでも新たなスタート

執筆者:   2012 年 1 月 2 日

汗をかき・・・・・ じゃなく、絵を描く方で冷や汗掻きながら、ついに200ページ(「ワイルド7R」実業之日本社)描き上げました。
生まれて初めてですよ、発売日を延ばしてしまうという情けないことをやってしまったのは。
漫画家として一作目を描き上げた時、絶対に締め切りは落とさないことを自分に約束し、長年やってきました。原稿は落とさないこと、それが自慢だったのに、やってしまった。
記録はいつか破られるっていいますが、自分で破ってどうすんの?

だいたい私の作画ペースは1日3ページなんですが、今回最後の追い込みでは編集さんが毎日のように「数ページでもいいからください」って来られるわけで、数ページではとても気の毒、ついもう一枚、もう一枚とペースを上げる。しまいには1日7ページまで。
こっちは記録、破っちゃいました。余力があるんだね、この歳で私も。
って得意になってる場合じゃない、もっと早くコマワリ終わらせペン入れに掛かってりゃ、編集さんにも迷惑かけないで済んだんです。反省!!

200ページ終わって2日後にヤングキング増刊号・ワイルド7特集号(少年画報社)の締め切り。
本当はね、大量ページ掲載を予定していたのですがとても無理。発売日は遅らせられないってことで第1話の“前(エピソード0)”ってアイデアで、これは二通りの読者を意識してみました。
初めてワイルド7を見るって人は第1話がより長く、何度も再読した熱心な読者には、そういう人にしか理解できない“セリフ”だとか、飛葉のセリフを読んで「俺なら、このセリフの深い意味がわかるぜ!」って、思わずニヤリとするでしょう。これ、本当のファンですね(笑)

今年もよろしくお願いいたします。 
 
 
 

 
 
 

 
 
 



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