月刊望月三起也タイトル画像
望月マニ也

第47回

ワイルド7の魅力に憑かれて

執筆者:   2012 年 2 月 11 日

ファンが待ちに待った実際に動くWILD7。その劇場版ワイルド7をきっかけに新たなファンとして覚醒された“望月三起也新生児”たち。そのお一人が熱く語る!!

邦画にほぼ縁の無い私が、劇場版「ワイルド7」を既に5回鑑賞いたしました♪

ただ好きなタレントが出てるからという邪(よこしま)で安易で単純な理由からでしたが(笑)、こだわるのが徹底的に趣味なのでまずはコミック探しから(←素人 笑)。パソコンは使わず足を使うタイプなのでダイレクトに本屋さんへ直行し、ダイレクトに「ワイルド7、ありますか?」(実際本当に、こんな聞き方しました)。
熱心に調べてくれましたが、残念にもその店舗にはなく、落胆しながらもwebコミックを見つけてそれを見る事ができました。

そこでふと疑問が・・・・・。
私には歳の離れた兄が2人もいるのに、ワイルド7の存在に全く気づいて無かったのです。思い出しても思い返しても「エリア88」「湘南爆走族」などしか頭に浮かばない。しかも兄の1人はジムカーナのレーサーをしていたり(今も仕事の傍ら・・・・・)。ジムカーナは車ですがバイクにも精通していたし、兄がワイルド7関わって無いわけが無い気がして不思議でした。なぜワイルド7が身近に感じられなかったんだろうと、知ってたらな・・・・・と、なんだか少し損をした気分になったりして。

前置きがかなり長くなったので軌道修正しますが、webコミックを見てますます映画が観たい、もはや好きなタレントは置き去りで楽しみになりました。11/28にはジャパンプレミアに参加、その時来場者の前に現れたバイクがカッコ良くバイクに一目惚れ。
翌月12/21公開初日は舞台挨拶にも出向きました。ジャパンプレミアは映画館仕様ではなかったので、この舞台挨拶付きロードショーという良い環境で観れたので数倍楽しめました。
舞台挨拶の数日前には東京青山一丁目のHONDAウエルカムプラザにて映画で使用された全バイクの展示があるということで見て来ました。マシンの知識は全くありませんが、バイクって流線が美しいって思いました。これに速度や動作が加わる事でより輝きを増すんですよね。一体感とか音(エキゾーストサウンド)とか素晴らしいんでしょうね。映画のシーンを思い出しつつ、そんな色んな妄想(?)を頭で描きながら飽きるほどバイクを見てその場を後ろ髪引かれる想いで後にしました。(危うく展示バイクを抱きしめてしまいそうな勢いだったのです)

その初日舞台挨拶では、羽住監督、主要な俳優さん、そして原作者の望月三起也先生にもお会いする事ができ、豪華な顔ぶれに感動。望月先生のコメントが特に印象的で、椎名さんとのエピソードや、最後はもう1つ言わせて~!!と、司会者の仕切りを振り切り(笑)素敵な少年ぶりを発揮していました。もちろん他の俳優陣の方々も絆についてを語っておられました。
同じ頃「HIHO映画秘宝」の対談を読ませていただいていたんですが、映画化については全体的には満足されていてとても良かったという印象でした。ロケーションについても、ドラマでは危険なアクションシーンなどは(当時この国の公道では許可はされない?)どうしても空き地などで撮影しかできないとのことでした。確かにそれじゃリアリティさには欠けますよね。
予算上の問題や安全性の問題についてもあるのでしょう。今回映画で公道であれだけの事をやってくれたことがかなりの高い評価だったようです。
「望月先生の希望は通りましたか?イメージ通りでしたか?」というご質問にはある程度希望は出せたけど、ハーレーは予算上ダメって言われたとのことでした(笑)。女性キャラにはもっと露出が(チラっと)あったら良かったなぁ(笑)・・・・・だそうです。大胆な露出ではなく見えるか見えないか程度(女性の私でもその気持ち十分伝わります~)次はもっと露出をとのこと。
ん?「次はもっと」って、次もあるのかな?あったら嬉しいですが。
私なりに思ったのは、舞台挨拶からも対談からも、望月先生は十分楽しまれたんだなって事が伝わりました。
原作がある映画化はとても難しいです。平面を物体化する(←望月先生がよく使われてるお言葉ですが)わけですし、イコールになることなんて有り得ないですよね。出来映え云々に関わらず酷評されることは確実だと思いました。

そんな中、3回目は19歳になる娘とクリスマス、12月25日に観に行きました。
「とにかくすごく良かった。カッコ良かった、このシーンの・・・・・。」娘の口から、もう出てくる出てくる、いろんなシーンを挙げては感想をとめどなく言ってましたのでよほど良かったのでしょうね。
Yahoo!やぴあのレビューも女性からの声と子ども達からの声、男性からの声には違いがありました。非現実的だけど、身近に起こりうる(実は起きている?)かもしれないという心理が若い女性にちょっとしたドキドキ感ワクワク感をもたらすんでしょうね。守ってもらいたいシンドローム的な感じでしょうか(ちょっと表現古いけど)
月並みですが、老若男女にウケる映画だと思います。たくさんの人が見てくれたら嬉しいですよね。私が応援しているパイロウ役の丸山くん(丸山 隆平 アイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバー)の事を語ると、もうそれこそ娘以上にとめどなくなるので止めますが(笑)、撮影中は皆さんの中でムードメーカー的な存在で場を和ませていたようです。どの場面にいても自分の立場を良く理解していて、私が言うのも烏滸がましいのですが、謙虚でいてくれる事を嬉しく思います。

長くなりましたが、2012年、年明け1月2日に兄が久しぶりに実家に来まして、何気なく聞いて見たんです。
私: 「お兄ちゃん、ワイルド7って知ってる?」
兄: 「え?もちろん、望月さん、大ファンだよ、漫画、探せばあるよ」
私: 「えっ?!そうなの?」
兄は『真夏に雪が降る・・・・・』と、懐かしそうにポツリとつぶやいてました。なんだかもっと語りたいという雰囲気で。
私はあれからすっかりバイクを見ると興味津々になってしまい、この歳で(推定40歳・・・・・ 推定じゃないし確定)今からバイクの免許って取れるんだろうかと、そんな夢があっても良いかもしれませんね。

結果、バイクにハマってしまったって話で完結してしまいました。













【事務局追記】
劇場版ワイルド7の画像は諸事情があり、使用できません。ご理解ご容赦、お願い申し上げます。














===========================================
月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!


是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
===========================================


望月先生のコメント
映画があったからファンが増えたって有難いことですねえ。
原作があって映画ですが、どっちがいい悪いじゃなく両方楽しんでくれるのが一番!!
だから映画は映画の魅力を出してくれたらいい。また同時に映画には配役の魅力ってあるんですよね。
Clapさんはまず好きな役者さんが出演してるってことで劇場へ行ってくれた。
さらにそこから原作へ眼を向けてくれた。
いいんです、そういう逆パターンがあっても。

「少年キング」連載中も不思議がられたのが、ワイルド7は“男”の話なのに、かなり熱烈な女性ファンがいるってこと。
どうやら女性から見た男の理想像がワイルドにあったのでしょうね。
男の死に様、それがワイルドのテーマ。映画でもその様を椎名くんが熱いれてやってくれました。

しかし予想以上に映画館へは女性ファンが来てくれたようで、初日の9割方が女性ファンなのにはびっくり。
舞台の上から客席見たら、な・なに?・・・女子大の先生になった気分ですよ。
が、ひとついいたいなァ、やっぱり一人で、女性同士で見ちゃいけない。男をひっぱってきて「どや!!これが理想の男なんヨ。草喰ってる場合か!!」と、見せて説得して、日本の勢いとたくましい男を増やしてほしいもんです。
今からでも遅くはない、DVDだって単行本だってある。“彼”にすすめましょう。
日本男子が弱くっちゃ日本の将来は暗い!!・・・とまでは言い切りませんが、Clapさんのように4回、5回と重ねて見てくれた女性ファン多かったようです。これは映画関係者も意外だったようで・・・というか、関係者ならヨンでほしいよネ。

うれしいのは19才の娘さんとクリスマスにワイルド見に行って代々受け継ぐなんてネ。「秘伝のタレ」がワイルドってうれしい話。
ちなみに関ジャニの丸山クンって、有名なんでしょうけど私、音楽はオンチに近い人間で演歌すら歌えない、知らないってレベル。
撮影現場で彼がいきなり一人とんできて「パイロウ役の丸山デース!!」って、挨拶してくれたんです。
さらに役をふられた時にすぐに電子版でワイルド7を読み出してハマったなんて、バンバン話してくるんです。
なんか売れっ子タレントというより、近所のお兄ちゃんって感じうけました。
といってもキッチリ敬語ですよ。そこがえらく好感もてましたね。
が、笑ってしまうのがいかにも今の若い人。なんでしょうか二度目に会った時、パーティーだったのですが、いきなり人波かき分けるように目の前へ登場し「チワーッス!!」とニッコリ。
これには周りの関係者、特にオッサン達がおどろいて、「いやもう、今の若い人は」ってフォローしに入る。
多分キッチリ挨拶すべきだと思ってたのでしょうが、丸山クンとしては親しんでくれたからで、これが固い挨拶されたらこっちはいかにも“原作者のセンセイ”みたいに扱われ、気分悪いってもんです。
それぞれの個性だし丸山クンに限らず、出演者の人達「ワイルド7」を楽しんでたってのが強い印象ですね。

ま、二度目の集合があったらいいのですが。そりゃまァ、DVDまで売れてくれてヒットという三文字にかかってます。

  固定リンク   |   トラックバック(2)


コメント/トラックバック

  • 木村淳 :
    はじめまして、博多の50になるオヤジです。兄が読んでいた少年キングに連載されていたワイルドを盗み読みしてたのが小学3年のころ、子供心に「かならずオートバイに乗る!」と決め、その誓い通りに今でも乗り続けています。飛葉ちゃんは僕の永遠のヒーローです。彼は今でも生き続けてどこかでワイルドやってくれてます。望月先生に感謝です。
    ずっと長い間、実写での映画化を期待していました。飛葉は誰が?勝手に想像もしていました。ハリウッドがアメリカナイズして映画化するのではないかと心配していました。友情や心意気やタフネスの表現は少し違ってましたが、ホントに楽しんで映画を観れました。しかも3度も・・・「2」を期待してます!
  • ぐりゅーん・へるつ :
    最近とても忙しくて書き込みも出来ませんが、映画は7回観てきましたよ!
    役者さんの演技がどれもとても素晴らしく、何度観ても見飽きません。

    セカイの「了解」、草波の「任務の遂行でしょう」、飛葉の「こいつは俺たちが退治しなくちゃならない相手だ」(ウッズマンのグリップエンド部分が手前に見えているのが素晴らしい)、BBQの「行き先、決まった」、ヘボピーの「ファイヤー!」、オヤブンの「ここは俺に任せろ!」、ソックスの被弾シーンとその後の射撃シーン(狙っている撃っている感じが出ていて素晴らしい!)、そしてパイロウの閃光弾を撃ちながらの緊張感あるセリフ「はやーく!」と、その後の飛葉を庇って降伏するポーズ・・・どれもとても気に入っています。

    何度も観るとシーンの予測が出来るので楽しいですね。

    しかし、セブンレーラーの「運転席のあるヘッド部分以外全部CG」というのは、何度観ても信じられない出来映えです。ガンイフェクトは、印象にあまり残らない、というのが逆にすごいと思いました(それだけ演技に意識が入れる)。

    ロケット発射基地に向かう、ラストの遠景シーンですが、一台ウィリーしていますね。あそこであれが出来るのは「ハヤブサ」だと思いますが、たいしたもんです。ソックス役の阿部さん、相当やりますね!気に入りました。

コメント


トラックバックURL


表紙 » 望月マニ也