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コラム:言いたい放題

第42回

冬も熱い

執筆者:   2012 年 3 月 4 日

情けないなァ、これが将来の日本代表ですか?
って、敵地の一戦とはいえシリアに元気で負けている。若い衆は元気があってナンボでしょ!! ヘタな大人みたいに、言い訳しやすいようなプレーをしてる。
若い選手はフル代表の大久保(嘉人)、ああいうのを見習って欲しいね。もう身体全体で目の前の敵はぶち壊す!!ボールを持ったら刀も同じ、ぶち斬るまでゴール前へ迫る!! と、彼のプレースタイル、気迫を感じます。
ときに気合が先で身体が後から付いて行くってことで、イエローカード貰ったりしますけど、あの気迫こそ若い選手には必要なんです。
彼は決して世界的プレーヤーじゃない、でもあのスタイル確立が『プロ』なんです。

歳を取れば嫌でも丸くなる、角ばっているのは若いうち。そこを失ったらオリンピックじゃないし、むしろオリンピック代表というより日本フル代表のサブチームだと思って欲しい。
フル代表で出来の悪い選手や怪我人が出たら、そのポジション、いつでもサブの俺たちが代わるぜ!と言うようなプレーをやって欲しいもの。

さて、そのフル代表の方もマスコミが相変わらず計算記事書き捲くってます。
ワールドカップ最終予選は世界ランキングでアジアの2位以内じゃないと組み分けで不利になるとか、そのため親善試合も落とせないとかなんとか・・・・・
情けないねぇ、所詮アジアの中でそういう計算をしているうちは、ワールドカップ上位はとても望めないレベルな訳だよ。計算しないで堂々アジアの断トツで、初めて本番での期待が持てるってもの。
今や代表の大半が海外リーグで働いている、代表のレベルは上がっている、技術は海外でも認められているのです。問題は“ハート”と戦術的なチーム作りの巧い下手・・・・・ これは監督の役。

ハートに関して言えば、たまにはラグビーを観に行って欲しいね。
選手も関係者も寒い中、選手のぶつかり合いで湯気が立つ、気を抜けば即、怪我ですよ。ひとつのボールに30人が集中してる。
以前はサッカーと違い審判の笛が多くてプレーの止まることが多く、そこがつまらないと言われていたものですが、今期のプレーオフ、リーグ優勝決める一戦は、まァプレーが切れないこと。ボールを持ったチームは絶対敵に渡さないという繋ぎ、何十人繋ぐのか。
またそれを取り返そうと身体をぶつける相手チーム・・・・・ トイレへ立つヒマもない。
サントリーパナソニック、両チーム共に新加入の外国人一流プレーヤーが魅せてくれました。それもオーストラリア代表であり、サッカーでいえばFCバルセロナ、あるいはユベントスでレギュラー張ってた選手がJリーグにやって来たってほどの大物なんです。ですから今年のラグビートップリーグ、例年になく見所ある試合が多かった。
まだこの魅力を知る人は少ないようで、残念ながら観客数はイマイチです。

ただサッカーファンとしてひとつ頂けないのが、ジュビロスタジアムでもラグビーをやっちゃうこと。これは困る。
ラグビーは足で芝を駆くから芝が捲れ、剥がれ、とんでもなくグラウンドが荒れる。
そう、同じスタジアム使ってサッカーチームのジュビロ磐田が試合をするのです。パスがボコボコ跳ねて、パスサッカーのジュビロの良さが出せません。
観客動員を考えたらこのスタジアムを使いたいのは判る、現にしっかりお客さんは入っています。でもスポーツが違うのに同じグラウンド使うのは問題ですよ。国立競技場も同じ、両方が使うことがある。これはぜひ別にラグビー専用のスタジアムを造ってやってほしい。
サッカーのためにも、ラグビーのためにも。



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