月刊望月三起也タイトル画像
コラム:言いたい放題

第54回

ミュージカル?

執筆者:   2013 年 3 月 7 日

オスカーの作品賞を獲ったのは『アルゴ』でしたねぇ。
本命は『レ・ミゼラブル』じゃないかと、日本の映画関係者は予想していたようですが。まァ、アルゴを観ていないから判りませんが、私としてはレ・ミゼラブル、退屈な映画でしたね。
もうそろそろ公開が終わるってころに劇場へ足を運んだので、半分も観客が入っていればいいと思っていたのに、八割方、埋めてるじゃないですか。近頃になく観客動員した作品だったとか。
一応、そういう話を聞くと、どこがウケたか、参考までに観に行った私でしたが、理解できなかったなァ。

今までにレ・ミゼラブルは4本観ています。原作は好きなんです。
ジャン・ギャバンからジャン・ポール・べルモント等々、クセのある役者が主役の映画。さらに負けずにジャベール警視って仇役もそれぞれの映画でその時代の一流の悪役を使ってます。今回も一捻りして、本来なら主役敵役逆じゃないかって配役は中々でした。が、ミュージカル仕立てってのが、多分オンチの私にはウケなかったのかも。
実のところ、ミュージカルは大好きな私ですが、歌劇ってパターンより、歌って踊ってのミュージカルが好きなんで、歌うシーンが長いとそれだけでテンポが止まってアクビが出てしまう。これ、私向きじゃないんですね。
カラオケ嫌いのオンチなもんで、スケール感としては闘いのシーンでのバリケードの幅も高さも中々見せてくれましたし、当然ヘタな映画なんかよりアン・ハサウェイの出るシーンなんか迫力ある歌いっぷりといい、それもまた見せ場ではあるんですが、私としてはテンポ重視、映画全体としては、そうは感心しなかったわけで、大当たり獲った理由がイマイチ理解の外ってことで、ちょっと書いてみました。
























  固定リンク   |   トラックバック(0)


コメント


トラックバックURL


表紙 » コラム:言いたい放題