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望月マニ也

第64回

イベントレポート 「望月三起也 in TiaSusana」

執筆者:   2013 年 8 月 5 日

カエルぷろOBが揃い、今だから明かせる話も飛び出して盛り上がった「望月三起也 in TiaSusana」。残念ながら参加できなかったファンの方も当日の雰囲気を味わってみてください。

2013年6月29日(土)。東京新宿区にあるスポーツカフェ「ティアスサナ」にて望月三起也先生のトークイベントが開催されました。
mmit_01この日、東京の降水確率は50%で,やや心配だったのですがバッチリ晴れて、イベント日和になりました(イベントは室内でしたが)。

店内の壁にはサッカー選手等の写真やサインが溢れ、2台のモニターからは、アニメ版のワイルド7や20年前のミイラの試合ビデオがイベントの間ずっと無音で流れていました。




店の後ろの方には旭工房・仲代さんが制作した、望月作品に登場した拳銃の数々が飾られていて、それがメチャクチャかっこよかったです。個人的にはゲリラハンターユキが使った手製銃(ペッパーボックス)が特にツボでした。
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mmit_02今回のイベントの特徴は、メインの望月三起也先生の他に、ゲストとして元カエルぷろのメンバーの田辺節雄先生(戦国自衛隊、続・戦国自衛隊、滅びの笛)と土山しげる先生(食キング、喰いしん坊、極道めし)をお迎えすることになったことです。

土山先生は以前、新宿ロフトプラスワンで行われた望月先生のイベントに、やはりゲストとして参加していただき、体格もお話も豪快な方だなという印象を受けていました。
そして初参加の田辺先生はイベント等にはほとんど出席なさらないというミステリアスな方で、果たしてどんな話をして下さるか期待大でした。
今回のトークショーにおいて、御大望月先生とこの二人の先生がどう絡んでいくか、そしてそこに望月先生の元弟子アスカさんが司会として、どう御三方から興味のある話を引き出しつつ盛り上げていってくれるか、我々ファンの期待がグングン高まる中、いよいよ望月三起也先生の登場となりました。

拍手の中、まずは望月先生お一人が着席され、田辺先生と土山先生はとりあえず横の方の席に控えておられました。
驚いたことに望月先生は、風邪で喉を痛めたらしくマスクをされていました。きっとお辛かったでしょう。でもお話の方はいつもの望月節全開で突っ走って下さいました。

まずお仕事の近況を語られました。漫画に関してはワイルド7Rの続きが進行中、そして映画関係では、現在2作品に携わっておられ、そのシナリオにかなりのこだわりを持って書かれているということでした。
日本映画にはない楽しさをぜひ入れたいとおっしゃっていました。
これは、漫画も映画もかなり期待大です!
あと、サッカーの話では、日本と海外のマスコミにおける選手の扱い方の違いなどを話されました。
サッカーに関して印象的な話題がありました。サッカー好きの望月先生は、雨の日でもサッカーをなさるそうです(周りの人たちが止めるにも関わらず)。
雨の日こそがサッカーの醍醐味を味わえるそうで・・・。
さすがです。

mmit_101_2この辺で田辺先生と土山先生がトークに加わり、正面の席に向かって左から望月先生、田辺先生、土山先生の順に並ばれました。
初めてお目にかかる田辺先生は物静かなイメージを受けましたが、お話をしだすとノリノリで話して下さいました。土山先生も相変わらず良い所で突っ込みが入っていました。

まず望月先生が、お二人の入門当時の話をされました。
各先生の絵の良い所と悪い所。田辺先生の絵は荒っぽかったけど、その荒さは迫力に通じるので、迫力を残しつつ軌道修正を勧めた。そして土山先生の絵は繊細だったので、力強さを出すために太く描くことを勧めた・・・などでした。

その他にもお話がたくさん出たので、それを掻い摘んで書きますと
・土山先生はメカが得意じゃなかったのでうどんを描くようになった。勿論冗談でしょう。
・「俺の新選組」の藤堂のモデルは土山先生。
・時代劇は着物の柄で動きを表現する。
・望月先生は同じものを何回も(時には10回以上)描かせる時がある。やり直しをさせられているお弟子さんはどこがおかしいのか分からない。望月先生は「OKを出すのは簡単だが、考えることが大事だから何回も書き直させた」と。
・望月先生が知らなかったお弟子さん達の生活や遊びの数々。
・昔は漫画における擬音がなかった。擬音は自由に作れる。それゆえに望月漫画では特徴的な擬音の数々が生まれた。
などなどこの他にも楽しい話が多岐にわたり次々に派生していき、おまけに笑わせて下さるので、レポート制作係りの私はメモるのが大変でした。
終わりの方で、質疑応答コーナーがあり、何人かのファンが手を挙げ、それに対しても丁寧なお答えを下さいました。
トークバトルのコーナーは、興味深いお話や思わず唸るお話満載で終わりました。

休憩時間です。
そしてこの後にくるフリータイムは、希望者は最高3分間、先生と直に1対1で対話ができ、おまけに持参品にサインをしていただけるという時間です。

休憩時間、望月先生と田辺先生は店内で座られていました。
土山先生は5~6人のファンと店外の喫煙所で談笑されていたので、入口近くにいた私もそこに入って話をさせてもらいました。土山先生のお人柄に触れられて楽しかったです。
いつの間にか休憩時間が終わり、店内に戻ってみると、なんと参加者が望月先生の前に列を作っていました。
どうやら私が店外にいた間にフリータイムが始まっていた様でした。

早速、ファンの一人として並びました。ところがなかなか順番がまわってきません。
皆さん先生と話をされたり、ツーショット写真を撮らせてもらったり、サインをいただいたりで・・・。そりゃそうですよね。
望月先生だけではなく、田辺先生と土山先生もお話やサインを下さっていました。
私もサインをしていただき、別れ際には握手もいただきました。嬉しかったです。
店内では、手に本やグッズを持ったファンの皆さんがズラッと並んでいました。

フリータイムが終わると、次はオークションとくじ引き抽選会とじゃんけん大会でした。
これがまた燃えました。
出品された物は、先生書下ろしのイラスト、キーホルダー、Tシャツ、フィギュア、原画、クリアファイル、ステッカー、銃、ペン、雑誌などなどでした。
会場にいた全員が全品を独り占めしたいと思ったはずです。結果が出るたびに皆さんが一喜一憂でした。そういえばじゃんけん大会では土山先生もファンとして参加されていました。熱き戦いの末、見事ゲットした幸運な方々は、前に出て先生にサインを入れて頂いたり、賞品を持って先生とツーショット写真撮影や、握手をさせてもらっていました。
楽しかった~。

そしてイベントもいよいよ最後を迎え、望月三起也先生から〆のお言葉をいただき、ティアスサナにおけるトークショーが終了となりました。

帰り際に、参加者全員にプレゼントとしてクリアファイルが配られました。
ファイルの絵は先日夕刊フジに掲載されたワイルド7のイラストです。
ファイルは2枚揃うと1枚の絵になるという物で、残り半分は次回のイベントで配られるという何ともファン心をくすぐられるというか、チャッカリやられたという感じがご愛嬌でした。

閉会後は、先生方と3分の1程のファンが残り、各テーブルで会食となりました。

ティアスサナの従業員の方々、皆様のお蔭でとても楽しい会になりました。ありがとうございました。
熱心なファンの方々。遠くから来られた方、近くから来られた方、皆様本当にありがとうございました。
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そして主役の望月三起也先生、田辺節雄先生、土山しげる先生。お疲れ様でした。
楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。



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月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!


是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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望月先生のコメント

いやはや、狭い空間へ長い時間押し込んでしまったようで、限定50席は少々辛かったですねぇ。みなさんで少ない空気を公平に分け合ったことと思います。ただジャンボ土山くんは一般の人より、多分少し多めに空気を吸っていたように思いましたが(笑)。
その分イベントの途中で外の空気を吸いに行っていたようで、どこまで空気が必要なんだ。ついでに煙まで吸い込んで戻ってくるって、いけませんねぇ。 ・・・・・って、言えた義理じゃないんですが。

そう、今回は小規模50名の集まりだから、私ひとり単独でと思っていたのですが、田辺節雄くんの参加、さらに忙しいだろうと声を掛けなかった土山(しげる)くん、「水くさいなァ」って、押しかけてくれて何とも有り難いというか、いい弟子を持ったというか、いやァ、幸せを感じています。

また、ファンのみなさんもしっかり集まってくれて、準備に、当日の進行にとスタッフやってくれたゴキッチさん、yazyくん始めとした多くの方々、ご苦労さまでした。
さらに会場ティアスサナのマスター、個人的な知り合いってこともあり大変サービスしてくれて、私はいい仲間に恵まれて幸せ噛み締めています。

また、気がついた方が何人いるかは知りませんが、30年も前の国立競技場でジャッキー・チェン・チーム相手に行ったザ・ミイラの試合映像、若き日の自分を懐かしく見られました。
マスターがわざわざ、ビデオを流してくれたンですねぇ。

それにしても田辺、土山がうち(カエルぷろ)にいた頃のウラ話聞くと、なんと遊んでいたんですねぇ。私に内緒で呑みに行ったとか、夜遊びしていたとか。
私は、「うちの弟子はマジメなんだ」と、ちば(てつや)さんや、水島(新司)さんに自慢していたのにねぇ、なんちゅ~奴らだ!!
当日の司会進行がアスカで、3人がほぼカエルぷろ同窓会状態だったから、「今だから、もういいや」って具合でのウラ話だったよう。この先、まだまだ出て来そう。
ま、昔のこと、過去は振り返らない、前しか見ない私だからいいけどね。
そういった話もファンのみなさんを喜ばせたようで、なんか私、酒の肴になってるなァ。

当日、企画として私、田辺、土山、3人の寄せ描きボードのオークション出品も考えていたのですが、アッという間に時間が経ち、描けずじまい。これは次回のお楽しみということで。
実は今回、一週間かけて描いたイラストの中には、手放したくないお気に入りもあったのですよ。それが、さすがお目が高い、オークションに出るや高額に競り上がり、やっぱり私のファンは目が肥えていると、嬉しさいっぱいではありました。

また、私にといただいたプレゼント・・・・・ 仲代さん制作、(絵の上での)実寸、リアル・357スーパーウッズマン。いやなんとも手にすると、私が画面に入った気分になる、凄いとしか言いようがない。
仲代さんに感謝、ありがとう!!



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