月刊望月三起也タイトル画像

上野 顕太郎 さんのプロフィール Feed

上野 顕太郎

1963年生まれ。漫画家

初めて触れた望月作品は小学四年生の時に読んだ単行本
「ワイルド7」の「千金のロード」。
以来、多大な影響を受けつつ現在に至るも、
何故か本物の「銃」や「バイク」には走らず、描かれた銃やバイクの
重量感や質感、小道具としての使い方、には走る。
そして漫画的演出やセリフ回し、擬音のデザイン、トーンを使わない、等にしびれる。

コミックビーム(エンターブレイン)にて「夜は千の眼を持つ」を連載中。
単行本「星降る夜は千の眼を持つ」では望月三起也ネタを発表。

既刊単行本・「帽子男」「五万節」「さよならもいわずに」(エンターブレイン)
        「謹製イロイロマンガ」(ぶんか社)

執筆者別バックナンバー

「望月に、鳥も葉も飛ぶ」

望月マニ也

「秘密探偵JA」「ワイルド7」
共に代表的な望月作品だが、ここでは二作品の比較をしてみようと思う。
といっても『どちらも主人公の目の中の光が長方形二個である』という 


表面的な特徴について論ずるのではなく、また、
「秘密探偵JA」の主人公、飛鳥次郎(あすかじろう)のイニシャルが「JA」で作品を象徴し、
「ワイルド7」の主人公、飛葉大陸(ひばだいろく)のイニシャルが「DH」*で、これまた作品を
象徴しているという件も、これはこれで興味深いが今回論じる物ではない。 続きを読む

2010 年 11 月 3 日   固定リンク   |   トラックバック(1)