月刊望月三起也タイトル画像
望月マニ也

第1回

ワイルド7コスプレ奮戦記!

執筆者:   2008 年 8 月 1 日

第1回目は、ワイルドコスプレに命をかける男TAKUYAさん。
衣装だけでなくバイクまでもワイルド仕様に・・・

この望月三起也先生公式HPの第1回にファン代表として、このような駄文(姿?)を掲載させていただける事を恐縮すると共に、光栄に思います。

以前からいつかは「ワイルド7の本格的なコスプレに挑戦してみよう」と考えていたのですが、4年前(2004年頃)に一念発起して、とうとうワイルド7の制服とバイクを作ってしまいました。

ともかく子供の頃から「ワイルド7」のジャンパーが欲しくて欲しくて、せっかくならと、きちんとした銀座の紳士服店に 依頼して革製・ナイロン製2着を作ってしまいました。
紳士服店に発注したのは、この歳でコスプレ屋に直接行くのも恥ずかしかったし、事実問い合わせた多くのコスプレ屋さんからは革の縫製はお断りされたからです。

制服へのこだわり
制服は上下革バージョンと上ナイロン・下綿製バージョンの2着作成しました。
革製は実動3か月(12月~2月)ですね(笑)。暑くて着ていられません。特に革パンは通気性ゼロです。ほとんどはナイロン製の方を着用しています。
腰のリングパターンはよりリアルにするため金属パーツを使い、結局、製作期間は2ヶ月以上かかりました。
ブーツは(これは原作の色が白・薄茶・茶と3種確認できたので)3色特注で揃えました。手袋は上野で見つけたフランス軍払下げの公式行事用の白色のもの。
左肩のエンブレムは、その昔ギャリソンから販売されていたものが三角形だったので、原作通りに楕円の台形にして特注。(気に入らなかったので結局、業者を替えて2タイプ作ることになりました)

マフラーも原作では白・黄2色確認できたので制服を依頼した銀座の紳士服店で2枚とも特注。とまあ、特注だらけですが(笑)ワイルド7の制服など販売されている訳もなく、致し方ないということです。ヘルメットの装飾はカッティングシートを使った手作りです。チェッカー部分の枠が有る、無しの2タイプを作りました。


さらにバイクにも挑戦!
ここまで来たらもう後には引けません!勢いでバイクの改造にも挑戦しました。
オートバイはスズキST250Etypeのハンドル・シートを変え、キジマ製のレッグシールドを取り付けて白ペイントしたものです。こだわりの一つとしては「実際に走ること」を基準としました。
ちなみにこのバイク作りのために大型二輪免許を取りました(笑)
実際はST250改を乗るわけですが、ワイルド7が中型免許のままではサマになりませんから。(笑)

先日(2008.5)の「東京プレミアムモーターショー」内でのドレミコレクション様のCB750・飛葉仕様を見てしまうと、私の所有するSTはなんとも貧相ですが、実際走り回ることを条件に改造する決意でしたので、このバイクしか近いものは無かったのです。
状態の良いCB750KOやCB400フォアも出回ってはいますが、やはり30年以上昔のバイク、結果スズキSTで良かったと思います。
なにせ新車。ガンガン走らせますから。CBで改造していたら完全に観賞用となっていたでしょう。もったいなくて走らせません(笑)。
結局、制服だけでは収まらずエスカレートしてバイクまでいってしまいましたが、自分としてはやりつくした感はあります。



その後もなかなか原作版のコスチュームを作られた方には出会えず、ひとりでワイルド7コスプレをしていて、さみしい限りです。まあ不惑も半ばになってこの制服姿はどうかとみなさん思われているのでしょうが…。下の画像は「東京プレミアムモーターショー」での望月先生との2ショットです。ワイルド7と出会ってから35年後、このように原作者と邂逅できるとは夢にも思っていませんでした。感無量です!長生きしてよかった。(笑)

望月先生との記念撮影

わたしのワイルド7
ヒババイク キャプションここまで私をとりこにしたワイルド7の魅力は、なんといってもそのストーリーでしょう。警察組織内部との軋轢、そして敵は常に大企業・政治家などの権力側の人間ばかりでした。望月先生は友情を描きたかった、と最終巻に書いておられましたが、私は反体制であり、社会の矛盾点と戦う漫画であったと思います。(まさに最終話「魔象の十字路」は右傾化する日本・国家そのものとの戦いでした。)その上にエンターテイメント性が重なり、画とストーリーとテーマがすべて秀逸であった、完璧な作品と評価しています。

そもそも、私のワイルド7との出会いは、‘72年のTVシリーズ(実写版)を観てからでした。特に第1話は熱中してみた記憶があります。

よく覚えているのですが、TV放映はちょうど「緑の墓」を連載中で、たまに少年キングと単行本を親にせがんで買ってもらっていました。(初めて手に入れたワイルド本はヒットコミックス版14巻・緑の墓前篇でした。帯はテレビ放映中と入っていた!)
あの原作が何故TVになるとブラックスパイダーと戦う集団になってしまうのか?(笑)子供心に疑問でしたが。
その後も‘76年に東京12チャンネル(現TV東京)での夕方の再放送もあり(その時は「運命の七星」連載中)またワイルド熱が再発、1巻から27巻までを入手したのでした。その後中学も卒業したある日、「ワイルド7最終章」と銘打たれた少年キングをたまたま書店で見かけてしまったのです。
「あぁ、ワイルド7も終わってしまうのかぁ」と妙に感傷的になってしまい、当時すっかりテニス小僧になっていた私も、また毎週少年キングを読む少年へと戻っていったのです。よって「魔像の十字路」中盤から単行本でなく、毎週連載を購読という事になりました。

当時の漫画業界を取り巻く状況を説明すると、私の最も嫌悪するラブコメや格闘系マンガ、あきらかに海外SFのパクリストーリーのSFマンガ等々、お金を払って読みたいものが少なくなってきた時代でした。

それからの長い年月は省略しますが、大学時代~就職・社会人時代は徳間のワイド版やコミックバンバンでの新ワイルド7すべて読んでいました。

不惑も近づいたある日、ネット上に原作版個人ファンサイトを偶然発見しました。眺めているうちに三度ワイルド熱が復活!このようなコスプレで改造バイクを乗るオヤジになってしまったのです。この個人ファンサイトの管理人には感謝しなくてはいけないですね(笑)。

少し長くなってしまいましたね。お付き合いありがとうございました。
望月作品は永遠です。


望月先生のコメント

ここまで「飛葉」になりきる人いるんだね、びっくり。
ファンの集まりでバイクまで見せられ感動ですよ、ここまでくると。
10年ほど前、飛葉のコスチュームを20万円で売り出した会社がありまして、「そういうもの売れるの?」と思ったものですが、自分で作る人がいるとは。
それも、とことんこだわったところがいい。できれば皮パンのスタイル、もう少し細いと、さらに完璧です。
TV実写のときもそうなのですが、日本の仕立て屋さんは、どうも日本風乗馬ズボンがイメージにあるようで、いささか太めなんです。私の中のイメージはWWⅡ(注1)のドイツ軍将校バージョンなんです。

かつてロンドンのエアショーを観に行った折、ドイツ軍機「シュトルヒ(注2)」前に独軍パイロットのコスチュームを着ていた人がおりまして、この方ものの見事に寸分狂いのないカッコよさ。もっとも中身は独ではなく英国でしたが、英国人でも独スタイルのカッコよさにシビレるんですねぇ。

今、「ホンダDreamCB750」で『飛葉バージョンバイク』を製作中。
ファンのみなさんの、「ここが違う」、「シートの形がイマイチ」との指摘に、さらに進化系にメーカーがトライしています。ファンの眼はキビシイとおっしゃってました。
そのメーカーもいずれ完成バージョンは売り出す計画だそうです。
そのときは一緒にコスチュームも作ってみたら、とお勧めしています。
ファンの集まりで50人100人の飛葉が集まったら、さぞ見物でしょうね。
私としては飛葉以外にも、7人それぞれコスプレしてくれたら、なおうれしい。

注1 第二次世界大戦
注2 ドイツの上翼飛行機。時速50kmで離陸のできる短滑走機。ロンメル将軍の愛機として有名。


  固定リンク   |   トラックバック(21)


コメント/トラックバック

  • TAKUYA(世界) :
    コメント付けられるようになったのですね。
    自身でコメントするのお恥ずかしい限りですが…。

    その後コスプレは停滞したままですが、先日のファンの集いなどでは「着ぐるみ担当」として役目は果たしているかな?と思ってます。

    実はここ1年でかなり痩せてしまい(去年までがメタボすぎたのですが)皮・ナイロン製ともに今着用するとゆとりがありすぎです。

    来年春までには再度採寸しなおして、ナイロン&綿バージョンを新調しようかと思ってます。

    え、皮バージョン?
    もうお金ないので皮バージョンの制服はこのまま着続けます(笑)。
  • Takumi :
    来春の新作を期待しています。(笑)
  • たんば :
    はじめてお便りいたします。私は望月先生のコメントにありました10年前20万円のワイルド7制服を購入した者です。当時10数名の方が発注なさったそうですが、残念なことに制服が手元に届いた途端、その業者は倒産し、制服を持っている有志の方と連絡が取れなくなってしまいました。仕方なく一人ワイルド7ごっこをしていた私でしたが、TAKUYA様のような方(バイクまで作っている!)がいらっしゃるのを目の当たりにし、とても嬉しく思った次第です。私のコスプレキャラはやはり飛葉チャンですが、思い入れの深いキャラは世界とチャーシューなので、もしワイルドコスプレの有志が7人揃った時には、この2人のどちらかに扮したいと思っています。当然
    チャーシューの時にはスキンヘッドにします!実はテレビ版の制服もヘボピー役の笹本顕さんの監修の下、作ったのですが、第1回撮影会のカラーリングにしたため、ワインレッド調の色になってしまい後悔しております。かなり前、「まんだらけ」でテレビ版の本物の制服が売られていたそうです。それがあったら色がはっきり分かって正確で完璧な制服ができたのになあ・・・。もっともっと研究していつかテレビ版の制服の作成に再チャレンジしたいと思っております。横道にそれましたが、原作版のワイルド7制服を所持している方、是非集合してバイクで高速を駆け抜けましょう!ヘボピーと両国のバイクは改札通りそうに無いですけど・・・(笑)では失礼いたします。
  • TAKUYA(世界) :
    たんぱ 様

    書き込みありがとうございます。

    画像にあります通り、私も年齢的に”世界”あたりでないとコスプレができない年齢ですので(笑)対決ですな(笑)。

    お持ちのギャリソン製の原作版ワイルドの制服いつか見せて下さい。原作に忠実な作りなのでしょうか?

    是非ファンの集いがあるときは「着用」して私と着ぐるみ担当願います。

    私が制作を依頼したころは既に倒産していたようで、この制服2着は縫製をしてもらう店を探すのに苦労したのを覚えてます。

    PS.ヘボピーと両国のバイクはまず車検が通りませんから(笑)
  • ムネゾー :
    そう言えば、陸自時代の上官が、白いヘルメットとビッグスクーターに、ワイルドマーク入れて乗り回していたっけ。
  • 飛葉 :
    私も今、ワイルド7の制服の製作を注文しています。

    バイクはCB400SFの真っ白バージョンです。

    来週には出来上がる予定なので楽しみです。
  • 飛葉 :
    ワイルド7の制服を製作しています、まだボタンとかはなく、修正箇所もまだまだありますが、楽しみです。暑いのを覚悟して.................
  • 飛葉 :
    今、CB400SFを全部白パールへ塗装中です。
  • TAKUYA(世界) :
    オ~!
    自身でバイク塗装されているのですか?

    完成しましたらまずは掲示板の方で画像アップをお願います。

    CBを改造されるのでしたら、リクエストとしてレッグシールドの取り付けをあげておきます。

    制服の方は、もし革で制作されたのなら春~秋までは暑くて着ていられないと思いますよ(笑)。
    わたしの記事にある通り、実質稼働しているのは上ナイロン製・下綿製のものです。

    革製は過去2度の望月先生のイベントの時くらいしか…実は活躍の場はないのです(笑)。
  • 飛葉 :
    画像の載せかたが分からないのですが、制服は上下ナイロン製で作ってもらいましたが、グローブは白レザーなので、はんぱなく暑いです。時々は乗馬ズボンとブーツと半そでで乗り回しています。バイクは塗装も終わり、ワイルドマークを付けてます。誰か仲間がいるともっと楽しいのですが………
  • TAKUYA(世界) :
    画像はBBS(掲示板)の方にスレッドを立てて添付して下さい。

    >誰か仲間がいるともっと楽しいのですが………

    仲間はたくさんいるでしょ…。このバーチャルな場に。
  • 飛葉 :
    やっぱり同じコスチュームで大勢で走りたいですね、ユキ、ヘボ、両国は無理でしょうけど。
  • 飛葉 :
    やっと出来上がりました、長かったです、ナイロンと合皮の2種類を製作してもらいました、やっぱりこの時期に着ると暑いですね。でも満足しています。画像はナイロンのほうです。こういうコスプレの輪が広がるといいですね。
  • TAKUYA(世界) :
    飛葉さんへ

    BBSの画像拝見しました。

    失礼ながら、どう見ても”八百”ではないですか!!
    飛葉役から八百役への変更、是非ご検討下さい。

    こうして実物大1/1&コスプレの変態仲間が増え、たいへんうれしいです。
    バイク、コスプレ興味のない望月ファンの皆さんからもご感想お待ちしております。
  • 飛葉 :
    TAKUYA(世界)さんへ

    有難う御座います、八百となるとカウルが必要ですね、でも私的にカウルが、いまいち好きになれません昔から(笑)
    八百はノートンに可動2輪だから、再現は不可能です。
    なんとか飛葉でお願い致します。(笑)
  • 中年 :
    私も世代です。実写版はリアルタイムでテレビで観ましたが、私も少年サンテーのコミックの方が思い入れがあります。コミックではバイクを使わない時に乗馬ズボンにブーツでジャンパーの袖をまくり、確か、ストーリーでは指名手配犯にされ、帽子「マーロンのような、、」を被るストーリがあったと思います。とてもかっこよく思いました。ジャンパーの下はランニングシャツ「熱砂の帝王」だったり初期のチェックのジャンパーだったりの記憶があります。
    そちらのスタイルも是非ご披露していただければと思います。
  • 飛葉 :
    明けましておめでとうございます。

    レッグシールド計画中です、宜しくお願い致します。
  • 山梨の稲妻 :
    こんにちは山梨の稲妻です。
     ワイルドのコスプレですか。
    確かに私もリアルタイムに見た世代ですから完全に再現したい気持ちもわかりますよ。でもバイクは無いし自動二輪の免許を取った時のヘルメツト物置に入れたままですしね。小型の自動二輪に乗っているメンバーがいましたかね。もしいればHondaかスズキの黒いバイクの
    小型二輪でするしかないですね。
     あまり姿がよくないですね。
  • 飛葉 :
    こんばんは、山梨の稲妻さん、なかなか難しいです、溶接やら色々で、TAKUYAさんが感心します。

    色んなバイクで走りましょう。

    安全運転で。
  • 山梨の稲妻 :
    今日は、山梨の稲妻です、なかなか難しいかもしれませんがみんなが楽しんでもらえるようにこれからも安全運転でがんばつていきましょう。
  • 朝四家苦楽 :
    私、マニュアル400ccまで免許所有しております

コメント


トラックバックURL


表紙 » 望月マニ也