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望月マニ也

第26回

速報!望月三起也トークライブ・ワイルドナイト

執筆者:   2010 年 5 月 5 日

参加された方お疲れ様でした。残念ながら参加いただけなかったという方もご安心ください。当日のイベントの様子を、あの男が語ってくれます!

於:新宿ロフトプラスワン
2010年4月10日 19:00~22:00


こんにちは。
イベントではワイルド7のコスプレでオークション等を担当したTAKUYAです。
望月先生とのトークライブ・ワイルドナイト。
無事終了いたしました!

なんといっても熱気の伝わってきた会場内と、ゲストの先生方の望月先生へのリスペクトと愛。それらを強く感じるあっという間の3時間でした!
われわれスタッフ側もあっと言う間に終了してしまった感があり、どこまで来場していただいたファンの方に楽しんでいただけたのか?そのことだけが気がかりです。

ではお越しになれなかったファンの皆様に簡単に当日のトーク内容をレポートいたします。

まず第1部は編集者の立場から望月先生を語っていただく、という趣向でスタートしました。初っ端から望月先生が「オレがいたら編集者たち言いたいこと言えないだろうなぁ」の一言で早々に楽屋へ退席(笑)。当初の段取りとは少し違う流れに司会以下スタッフもあわてましたが、その後はゲストとして、W7の担当者が御病気のため急遽駈けつけていただいた実業之日本社の山田編集長(愛蔵版担当)、少年画報社の清水さん(ワイルド7トリビュート担当)のお二人に望月先生のことを語っていただきました。

山田編集長からは愛蔵版刊行時のあの豪華な各巻あとがき陣についてのお話が。(ちばてつや先生、モンキー・パンチ先生、赤塚不二夫先生…と本当に豪華でした。)あとがきをお願いする際にまったく苦労は無かったとのこと。みな望月先生のファンであり、二つ返事で引き受けてくれた方ばかり。いかに望月作品が同時代の作家に認められていたのかがわかる良いエピソードでした。

清水さんからはワイルド7トリビュートでの作家選出について。当初はヤングキングの執筆陣に依頼する考えでいたが、望月ファンであることがベストであると判断。自社の執筆陣にこだわらず選出したお話しをいただきました。

そこで望月先生が再登場。話はトリビュートと編集者とのお付き合いの話になっていきます。
トリビュートでは望月先生から「エロとセックスだけは無し、あとは自由に描いてもらって構わない。」との話をいただき、編集としてたいへんやりやすかった。望月先生としては、本当に自分の作品のどのくらい深いファンなのか?不安も少しあった、と本音も聞けたりしました。
先生からの本音といえば「野球漫画の企画だけはのれなかったなぁ」と(笑)
編集部から、野球をまったく知らないのがまた良い作品になると口説かれても、この分野だけはノレなかったようです。

一番心に残ったのは、先生の「編集者とは対等に付き合う」というお話しでした。
「年齢の上下は関係ない。編集者対絵描き。熱心か熱心でないか?お互いハートがあるかないか?歳を意識するのは間違っている。」いやこれは何事にも通ずる真理です。感動しました。

休憩を挟み望月先生を慕う大御所お二人、シークレットゲストである秋本治先生と土山しげる先生の登場です。
この第2部はイコちゃんとしてお馴染みの女優の河村舞子さんが司会をされました。
舞子さん曰く「2部の司会は昨日望月先生から依頼されました(泣)」とのことです(笑)。
でもきちんと仕切れてましたよ。舞子さん。


秋本先生からは主にまんがの技術論が展開されました。
望月作品に技術を学んだとおっしゃる秋本先生は、斜線とベタのコツ、特にベタの使い方は難しく望月先生のベタにあこがれたとのこと。またここぞとばかりにカエルぷろ出身者の土山先生には当時の様子を興味深くうかがってました。土山先生のお話では仕事場にスクリーントーンはまったく無かった。エコな仕事場(笑)。ちなみに初めてスクリーントーンが使用されたのは「俺の新選組」での夜のシーン。しかも屋根の画だったとか。
プロジェクターを使い秋本先生自ら、どのような技法を学びパクらせて(笑)もらっているかのレクチャーが続きます。

土山先生からはけっこう笑える話が聞けました。
アシスタント時代「パンツの柄」だけは必ず望月先生が描くことになっていた。「丸み、つまり立体が必要なのだ!」とか言いながら(笑)
土山先生が忘れられないのはカエルぷろでは画の勉強以上に食の勉強ができたこととか。毎日のように編集者を入れての大食事会があり、食に一家言のある先生。おいしいものも教えてもらえたこと。またサッカー試合への強制出向(笑)も忘れられない思い出とか。

その後オークションへと流れていきます。
「コント山口君と竹田君」の山口君(サッカーチーム「ザ・ミイラ」のメンバーで、ワイルド7OVAではオヤブン役!)に来ていただき、プロらしく盛り上げて頂きました。ありがとうございます。
わたしはアシスタントで付いていたのですが、出るは出るはお宝が!
特に最後の3点(望月先生、土山先生、秋本先生コラボのイラスト等)はわたしもオークション参加したかった(泣)
最後にわたしがQ&Aを担当させて頂きましたが、ラストまで20分を切っていた状態ですべての質問を望月先生に聞くことができずに申し訳ありませんでした。
でもいろいろ楽しい回答いただけましたよ。

Q&Aの時間切れのときに望月先生が「まだまだ答えられるよ。」と一瞬残念そうなお顔をされました。わたしも残念でしたが会場の時間もあるのです(泣)。

御来場された皆さんへのプレゼントは、チロルチョコ(神話3兄弟・飛葉・JA・JJ)とこのイベント用の新作イラスト入りポストカードでした。
神話3兄弟しか当たらなかった方。諦めて下さい。どのチョコが入っていたかは運です。

ということであっという間の3時間。
遠くからおいでの皆様とお話もできないままでした。(わたしのワイルド7制服姿を見て目をそらせた方々、決してアブナイ人物ではありませんから)いつかはファン同士ネット以外のリアルの場でお話しができる機会をもてるよう、この「月刊・望月三起也」をスタッフと一緒に1日でも長く継続していきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。


追記
その後、オークションで見事、望月三起也+秋本治+土山しげる共作の豪華イラストボードを落札されました南風さんより、商品の画像と以下のメッセージが届きましたのでここに掲載します。

こんにちは、南風です。
望月先生と初めてお会いしたのは、2008年の京都マンガサミットの会場でした。
漫画家の先生というと近寄りがたく、怖いイメージがあったのですが、そのイメージを
払拭してしまうほど、気さくでサービス精神たっぷりな人というのが、第一印象です。

機会に恵まれ、第1回(じゃんけん大会で、ポスター、木箱入りシャンパンをいただくという幸運)、
第2回とファンクラブイベントに参加させて戴きました。
おかげで、望月先生更に身近に感じられ、漫画に対する情熱や我々ファンへの感謝、熱い思いを感じることができました。
こういう機会を作っていただいた望月先生、及び関係者、ファンクラブの方々に感謝いたします。
どうもありがとうございました。




望月先生のコメント

ファンの皆様にまず感謝!

あの狭い空間に目一杯ぎっちり身動きとれないほど詰めあっていただき、館内の空気もヒマラヤ並みに薄くなったような気がします。うれしいです。
そういう光景を目にするって、本が何万部売れてもファンの数は現実に目にできないから実感がない、この夜は熱心なファンに支えられていることがナマで肌で受け取れました。 一生懸命手抜きしないで長い間描いてきて本当に良かったと思いましたね。
そういう機会を作ってくれたヤジ、アスカ、タクミ始めスタッフの皆さんにも感謝、会場150人のキャパのところ借りた以上、そこを満杯にしたいと気合を入れてくれた宮下クン、自分のサッカー仲間にまで声を掛けてくれて「ザ・ミイラ」でプレーするメンバーも来てくれて嬉しい限り。

さらにファンサービスのDVDを前回同様配りたいと次の第3回に向け製作中、そのカメラ担当を当夜やってくれたのはプロのCMカメラマンなんです。そっちのギョーカイで吉永小百合のCMを何本も撮ったって一流が、なんと無料でタダで協力してくれて、嬉しいねぇ。当夜の協力者のひとり、川村舞子さんも多分満足かと思います。
「女」を撮らせたらサイコーとギョーカイで有名なカメラマンですから、きっと「いいイコちゃんぶり」を押さえてくれると期待していいと思います。
2回目DVDも進行役で務めてもらっていますので、皆さんも期待してください。

で、このプロカメラマン川原秀男といい、私のファンじゃありません。私の高校時代の親友。
友達っていいねぇ、何十年経っても「頼む」「判った」で話が済む。プロとして依頼したらどのくらい料金が掛かるのか。
お互いの役に立つ。
ま、私のテーマの親友は背中を守り合うって、こういうところから来ているんですが、拳銃の代わりにカメラ振り回してもらったわけ。

山田編集長(実業之日本社)、清水担当さん(少年画報社)のお二人もまた。協力ありがとう!
ステージに上がるなんて、と遠慮していた割りに良くしゃべってくれました。
ここは演出上、私の欠点、または絵描きのつき合い辛い部分なんてネタ、もっと一杯言って欲しかったコーナーなので、本当は私 姿を現さず楽屋でのんびりモニター見ている予定だったのですが、手違いからステージへ呼ばれました。
参ったね、ファンの皆さんにカッコいい挨拶を考えていたのに言い訳から始まっちゃって、しかも楽屋から慌てて登場なんでTシャツ一枚のまんま、本当はカッコいい衣装も用意していたのですが、とっちらかった楽屋の椅子の上に重ねて置いて見つからず、という始末。結局会場の暑さもあり、汗かきの私としてはジャケットよりもハンカチかタオルが必要という訳で、最後までTシャツ一枚、大変失礼いたしました。

更に更に二人、こっちは同じ業界、秋本先生とジャンボ。
秋本クンと普段呼んでます、いい友達です。サッカーも同じ芝、何度か踏んでいます。忙しいのにヒマ割いてくれる。うれしいねぇ。
また当夜の話題が良かった。私も初耳、デビュー前の漫画の一編とその制作秘話。
びっくりしたね、私のモノ参考に描いたって言ってましたが、絵の方は、まァデビュー前とは「ウソ?」と言いたいほど上手い!!私のデビュー前の絵とは天と地の違い。私の場合、デビュー作でさえもう恥かしくって。

もうひとりのジャンボ、うちの弟子の一人だったのです。身体が大きいからジャンボ。
大学では柔道部だったとか、今はその身体を活かして喰い撒くって、喰ったことを描き撒くってる土山しげるセンセェなんです。
ステージでは楽しくしゃべってくれました。それ以上に楽屋では私の居ない間、悪口しゃべって大盛り上がりだったって、後で聞きました。しょうがない、私 欠点の多い人間だから。
私、反省はしているんですが、感情の起伏が激しいから、いいネタ転がして歩いているんでしょうねぇ。

ステージ一番の盛り上がりは、なんと言ってもオークションでしょう。
製作中のDVDの資金作りが目標、目玉は両先生とのコラボ。ファンの皆さん目の色変えて競り上げくれました。そりゃ入手したらお宝でしょう、共作なんて滅多に出ませんから。
と同時に資金作りってこと判ってくれて、思いっきり協力してくれたんだと思っています。
ただ色紙やイラストは、これからも描く機会はありますが、ペンとか定規など使い慣れたものって、そう沢山はないしね、ファンにあげちゃって道具がないから描けません、なんてこと編集者に言ったら歴史に残るアホな絵描きになっちまうだろうから、今回のようにネタ帳や原稿用紙なんて「まさか」と思った物が好評だったりするので、次回はまた身の回りの変なもの見繕ってみましょう。

そういう訳で、当夜盛り上げてくださったスタッフ、ファン、良き友にお礼を!!
と同時に、次回第3回もよろしく!!

そうそう、遠い鳥取からいらしてくださった「こまろ」さん、お土産までいただいてありがとう!
カニ味噌、美味かったよ!



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コメント/トラックバック

  • 飛葉 :
    何故、宇宙戦艦ヤマトが実写版の映画になったのに、ワイルド7は実写版(昔のではなくアニメ、漫画)は出来ないのでしょうか。不思議です。こんなにファンがいるのに、もったいないです。

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