本名 ジョージ牧
国籍 日本(留学生でアメリカに渡ってからずっといる為、日本には一度も帰っていない。)
職業 私立探偵
口癖 「悪党どもには容赦はしねぇ、食らいついたら死んでも離さねぇ、それが狂い犬(マッドドッグ)根性だ!」 毎回舞台はニューヨークやラスベガスなど当時のアメリカを象徴した華やかな場所であったが、義理人情を重んじる日本人の大和魂の考え方で捜査を進める、食らいついたら決して離さない誰にも媚びることのない主人公の描き方は、「ワイルド7」の「飛葉」にも通じるものがあり100%望月テイストが前面に出ていました。
性格 美人にゃめっぽう弱いが、悪党には決して屈しないタフガイ野郎。
たとえ相手が極上の美人であっても、悪党とわかると、決して媚びることなく、逆に非情に撃ち殺す事もある。かと思えば、鼻の穴を伸ばしてデレデレすることもしばしば。
毎回登場するグラマーな女性たちも見る側としては楽しみの一つで、当時のハリウッド女優やヨーロッパ女優を見本に描かれたのであろうと想像します。
特徴 左眉が無い
左眉が無いのは、理由があり、元ボクサー崩れである為だと作品の中で説明されています。
(顔の一部モデルは当時の「ヤングコミック」編集部の担当者の方だそうです。)
愛銃 S&W-M19 357マグナム2.5インチ(グリップにM・Mのイニシャルが彫ってある)
当時としては、日本では拳銃マニアを除いて、まだそれほど有名ではなかった自動車のエンジンをも貫通させることができる
強力な「マグナム弾」を使用する「S&W357マグナム」。
(こっちの方が「ルパン三世」の「次元大介」よりも早くマグナム銃を使っていたんだぜ!!)
この作品、1982年に一度だけ「マッドドッグ リターンズ」と題して復活を遂げています。
年をとり時代は変わっても、昔取った杵柄ってことで、当時の服装に着替えると性格もあの当時のままということで、「食らいついたら決して離さない」ところは、往年の活躍を知っているファンには嬉しい描写でした。この時は「望月三起也」名義で描かれておらます。
過去に「少年画報社」版全2巻と、「秋田書店」版全4巻が発売されたことがありますが、実は単行本に未収録の話が数多く存在し、雑誌連載後一度も日の目を見ていないのがとても残念でなりません。
いつの日か「望月三起也大全集」刊行の際は、全話収録したノーカット完全版を切望します!!
最後に、ヤングコミック連載中には、こんな読者プレゼントも行われていたみたいです。 “読者アンケートに答えた方の中なら抽選で100名さまにプレゼント!” “これであなたもグーッとやって!” と美女の挿絵入りで告知された日にゃ、もうたまりません!これでビール飲んだら美味しいでしょうね!(私も欲しい!!)
※連載にあたり、アメリカが舞台の漫画なので作者もアメリカッぽい名前の方がいいだろうということで、「M・ハスラー」というペンネームを使うことになったそうです。
毎回ヤングコミックの巻末の筆者近況にも「M・ハスラー」になりきって寄稿するという徹底ぶり。そのため、お弟子さんの中には、アマチュア時代に望月三起也=M・ハスラーだということを知らず「ずいぶん望月先生と似た漫画を描く作家だなァ」などと思っていた方もいたそうです(笑)
『狂い犬 =マッドドッグ=』
1968年 6月~1970年9月 「週刊ヤングコミック(少年画報社)」連載
1982年 マッドドッグ リターンズ 「週刊ヤングコミック(少年画報社)」掲載
1969年 キングコミック(少年画報社)
1979年 秋田コミック文庫(秋田書店)
1983年 マイコミックス(東京三世社)
※ただし掲載全話が収録されたものはない。
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月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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国籍 日本(留学生でアメリカに渡ってからずっといる為、日本には一度も帰っていない。)
職業 私立探偵
口癖 「悪党どもには容赦はしねぇ、食らいついたら死んでも離さねぇ、それが狂い犬(マッドドッグ)根性だ!」 毎回舞台はニューヨークやラスベガスなど当時のアメリカを象徴した華やかな場所であったが、義理人情を重んじる日本人の大和魂の考え方で捜査を進める、食らいついたら決して離さない誰にも媚びることのない主人公の描き方は、「ワイルド7」の「飛葉」にも通じるものがあり100%望月テイストが前面に出ていました。
性格 美人にゃめっぽう弱いが、悪党には決して屈しないタフガイ野郎。
たとえ相手が極上の美人であっても、悪党とわかると、決して媚びることなく、逆に非情に撃ち殺す事もある。かと思えば、鼻の穴を伸ばしてデレデレすることもしばしば。
毎回登場するグラマーな女性たちも見る側としては楽しみの一つで、当時のハリウッド女優やヨーロッパ女優を見本に描かれたのであろうと想像します。
特徴 左眉が無い
左眉が無いのは、理由があり、元ボクサー崩れである為だと作品の中で説明されています。
(顔の一部モデルは当時の「ヤングコミック」編集部の担当者の方だそうです。)
愛銃 S&W-M19 357マグナム2.5インチ(グリップにM・Mのイニシャルが彫ってある)
当時としては、日本では拳銃マニアを除いて、まだそれほど有名ではなかった自動車のエンジンをも貫通させることができる
強力な「マグナム弾」を使用する「S&W357マグナム」。
(こっちの方が「ルパン三世」の「次元大介」よりも早くマグナム銃を使っていたんだぜ!!)
この作品、1982年に一度だけ「マッドドッグ リターンズ」と題して復活を遂げています。
年をとり時代は変わっても、昔取った杵柄ってことで、当時の服装に着替えると性格もあの当時のままということで、「食らいついたら決して離さない」ところは、往年の活躍を知っているファンには嬉しい描写でした。この時は「望月三起也」名義で描かれておらます。
過去に「少年画報社」版全2巻と、「秋田書店」版全4巻が発売されたことがありますが、実は単行本に未収録の話が数多く存在し、雑誌連載後一度も日の目を見ていないのがとても残念でなりません。
いつの日か「望月三起也大全集」刊行の際は、全話収録したノーカット完全版を切望します!!
最後に、ヤングコミック連載中には、こんな読者プレゼントも行われていたみたいです。 “読者アンケートに答えた方の中なら抽選で100名さまにプレゼント!” “これであなたもグーッとやって!” と美女の挿絵入りで告知された日にゃ、もうたまりません!これでビール飲んだら美味しいでしょうね!(私も欲しい!!)
※連載にあたり、アメリカが舞台の漫画なので作者もアメリカッぽい名前の方がいいだろうということで、「M・ハスラー」というペンネームを使うことになったそうです。
毎回ヤングコミックの巻末の筆者近況にも「M・ハスラー」になりきって寄稿するという徹底ぶり。そのため、お弟子さんの中には、アマチュア時代に望月三起也=M・ハスラーだということを知らず「ずいぶん望月先生と似た漫画を描く作家だなァ」などと思っていた方もいたそうです(笑)
『狂い犬 =マッドドッグ=』
1968年 6月~1970年9月 「週刊ヤングコミック(少年画報社)」連載
1982年 マッドドッグ リターンズ 「週刊ヤングコミック(少年画報社)」掲載
1969年 キングコミック(少年画報社)
1979年 秋田コミック文庫(秋田書店)
1983年 マイコミックス(東京三世社)
※ただし掲載全話が収録されたものはない。
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月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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eddy-s さんのプロフィール
【望月三起也先生より】
遊びましたねぇ、作者を「創った」のは後にも先にもこれ一本。
当時、少年誌がメインの私、女の子の艶っぽいものをという編集部の注文に、望月三起也って少年誌の名前でファンのイメージもあるから、別の名前使うなら艶っぽさOKってことで使った名前なんです。
作者が別人なら大人もの風も自由にやれる、おもしろかったですねぇ。
なにしろ“他人”が描いているわけだから、次々と新バージョン、少年誌でタブーとされているシーンも描ける、実に楽しい、ホントの趣味は仕事でしたね。
ただし人気作品だからってある企画として、当時人気のあったTVの艶っぽい女優さんとの対談なんてのを編集部が考えた。
さァ困った、作者はハーフってことになっている。
“話”はいいが“写真”はどうする?
ここで変装ですよ。
当時はヒゲもないツルンとした顔ですから、付けヒゲしたり、特大のサングラスかけたり、望月三起也と判らないよう「M・ハスラー」氏を創ったのです。
ジキルとハイドだね。
実は自分でも、艶っぽい女性が描けるとはと、意外な才能にビックリしていたのですよって?
それまで女性は苦手、出来るだけ登場しないようなストーリー作りしていたもので、判らないものです。自分のことは自分が一番判ってないのかもね。
そう、これを読んでいるアナタ、実は隠れた才能があるかもね、人に頼まれたらトライしてみましょう。
人生、違ってくるかもね。
遊びましたねぇ、作者を「創った」のは後にも先にもこれ一本。
当時、少年誌がメインの私、女の子の艶っぽいものをという編集部の注文に、望月三起也って少年誌の名前でファンのイメージもあるから、別の名前使うなら艶っぽさOKってことで使った名前なんです。
作者が別人なら大人もの風も自由にやれる、おもしろかったですねぇ。
なにしろ“他人”が描いているわけだから、次々と新バージョン、少年誌でタブーとされているシーンも描ける、実に楽しい、ホントの趣味は仕事でしたね。
ただし人気作品だからってある企画として、当時人気のあったTVの艶っぽい女優さんとの対談なんてのを編集部が考えた。
さァ困った、作者はハーフってことになっている。
“話”はいいが“写真”はどうする?
ここで変装ですよ。
当時はヒゲもないツルンとした顔ですから、付けヒゲしたり、特大のサングラスかけたり、望月三起也と判らないよう「M・ハスラー」氏を創ったのです。
ジキルとハイドだね。
実は自分でも、艶っぽい女性が描けるとはと、意外な才能にビックリしていたのですよって?
それまで女性は苦手、出来るだけ登場しないようなストーリー作りしていたもので、判らないものです。自分のことは自分が一番判ってないのかもね。
そう、これを読んでいるアナタ、実は隠れた才能があるかもね、人に頼まれたらトライしてみましょう。
人生、違ってくるかもね。
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2011/01/23 at 3:11 PM
今回はマツドドック゛ですかM19マグナムリボルバーを使う作品ですね。昔秋田書店の発行の単行本だったら読んだことがありますね。まだ高校生の頃でしたけど。
未収録の話があるとは知りませんでしたよ。古本屋で探したらあるかな。また読みたいですね。