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またまたおじゃまします。eddy-sです。
前回の記事のコメント欄に「俺の新選組」の巻頭カラーグラビアの見開きが見たいというリクエストがありましたので、まずはそれからご披露いたします。
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それを、第1話の巻頭に堂々と描かれるとは、キング連載時正直凄いと思いました。
しかも、新選組副長「土方歳三」が、晒しとふんどし一丁で、京都の町を走るというオープニング。読者は面食らった事でしょう。(私も面くらいました。(笑))
導入部は漫画を表わす大事なシーンです。その良しあしで続きを見ようかどうしようかと読む側は瞬時に判断します。いかにインパクトがあるかが勝負です。この「俺の新選組」の出だしは、十分すぎるぐらいのインパクトがありました。
続いて、隊旗を作り羽織をはおって市中見回りをするお話の巻頭カラーグラビアです。
原田が頭に巻いている布の模様をよぉ~く見て下さい。丁寧に絵柄が描かれています。
各自の袴のしわも丁寧に細かく表現されています。これを描くのって洋服と違って和服はしわが出来るかなんて、着ている姿を見て描くのも難しいのに堂々としたペンタッチで
実に見事に表現されてます。まるで一枚の絵画並みの出来栄えです。
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これ実は、約30年前新譜で発売された時に一度だけ現物を見たことがあったのですが、急がなくてもいつでも買えると思い安易に考えていたら、いつの間にか品切れとなり、再発された時は新デザインになった為、二度と目に触れることがなく、二度とお目にかかることは出来ないものと諦めていた、私にとっては幻の一品でした。昨年仙台のCDショップで中古で売り出しされているのを発見し、30年振りにやっと手にすることが出来ました。
次はプラモデルなんですが、見ただけで分かった人は相当の「ワイルド7」マニアです。
第15話「運命の七星」に登場した「BMW SPICUP2800」通称スパイカップです。
イタリアのベルトーネの天才チーフデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏の手によるコンセプトカーで、1969年に発表された未来志向のガブリオレなのだそうです。コンセプトカーなので試作品で作られた1台ぐらいしか実車は存在しないと思われます。「運命の七星」では、金持ちのドラ息子がたまたまガールハント(死語)した相手が、よりによって運悪く?ワイルド7のユキだった。最後は哀れにもペチャンコになってしまいましたね。
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12月号で「作品紹介」をさせてもらった「狂い犬(マッドドッグ)」のヤングコミック掲載時の扉絵集です。初期の頃の扉絵は、単行本に未収録で貴重です。単行本未収録のお話も10数話あるようですので、いつの日か全貌をはっきりさせたいですね。
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最後は「少年画報」の付録「最前線」と、「ワイルド7」に関連する書籍レコード類です。
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今回は以上です。まだまだ、これからも探索は続きます。
いずれは、短編の単行本未収録作品を集めたいですね。
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2011/05/12 at 2:15 AM
この作品は望月マンガ...いや日本のマンガの金字塔ですよね!
大きなサイズの本で、オールカラーで見る価値のある作品だと思います。
埼玉の本庄宿でのキャンプファイヤー騒動。第1話の冒頭ですが、タイトルは「おれの新選組」だったんですねぇ。この事件から物語をスタートさせるところに先生のセンスを感じます。その後の流れるような展開!
そして「隊服」の登場シーン。
とにかく何でも「俺」流で解釈しないと気が済まない、作品のポリシーが貫徹されています。
先生のほかの誰も思い付かない「隊服」解釈ですね。
こうしてカラーで見てみると隊服が「浅黄色」のイメージとは違いますね。
現代では「浅黄色」とは「薄い青緑」を指し、映像作品での新選組の隊服もこの色のイメージですが、昔は「ごく薄い藍色」を指していたとの記述もあり、こちらに準拠した彩色のように思われます。
僕はこっちの色の方が渋くて好きです。
この隊服・見開きのシーン、水たまりに姿が反射しているのですが、タイトルで見えなくなっています。
やっぱり原画で見たいですねぇ〜。