「月刊望月三起也」読者の皆さん、こんにちは!
相変わらず粘土をこねてるMICKIです。
ちょっと今タイヘンなんです!
何がかっていうと、自分にはハードルが高すぎるので、「いつか上手になったら造る」って敬遠していた望月先生の野郎キャラを造ってます!
この人、坊さんにされた、飛葉ちゃんのお兄さんかな!?
違いますッ、あの人ですッ!
もう、野郎を造ってヤロウじゃないのッ、と挑戦中です。
果たして望月ナイス・ガイを、ちゃんと立体再現できるのか!?
題して、「MISSION:飛鳥次郎立体化計画!」
次郎さんだったのか~~~。
制作は現在も進行中なのですが、今回はこれまでの制作過程を
ポージング
ヘッドを造る
ボディの成型
素体の完成まで
手順に沿ってご紹介いたします。
1、ポージング
私のイメージする秘密探偵JAこと飛鳥次郎は、まさにTHE少年アクション・ヒーロー。
日活アクション・ヒーローのジュニア版のようなスカッとした快男児。
私的には、この『スカッとした』というところが、ツボであり肝であると思っています(造形するにあたって)。
なぜ最初の野郎キャラに次郎を選んだかというと、こう言っては申し訳ないのですが、比較的表現がストレートで、丸っこいラインが得意分野のワタシには、入門編としてアプローチしやすいかなと思ったのです。
いや、勘違いかも(笑)。
とはいえ、可愛くならないように、骨太で躍動感あふれる次郎さんにしないとネ!
その、躍動感ですが、原作を読みなおしていると、表紙のみならず、どのコマの次郎も、いちいち絵になってカッコイイので「うわ~~~、迷うな」とか言いながら、いつの間にか読み始めてしまって、全く進まないので、結構無難なポーズを選びました。
どうってことない、銃を構えた次郎ですが、腰のタメ具合とかね、ちょっと捻った感じが、三起也じゃないですかッ!(思わず敬称略)
止まってるけど、動きがある感じッ!
やっぱ、難しいよ、これ!!いや、でも、ワクワクするッ!
とりあえず、ヘッドの習作から始めます。
2、ヘッドを造ってみる
次郎1号です。
なんちゃって望月な感じですね。
横顔なんかは結構良いかなと思ったのですが、あれッ、この正面顔は、なんだか某兄弟俳優に似てる・・・・。
これはいただけません。やり直し!
次郎2号です。
おッ、これはイイ次郎!よし、この線でいくわよッ!
次郎3号です。
習作のヘッドで造ると、GIジョー位のサイズになるので、小さめに造りました。
3、ボディの成型
後ろで、次郎2号が見守る中、着々と粘土の次郎さんが成型されていきます。
私のは自己流ですが、軽量紙粘土で簡単な体のパーツを造り、針金を通して組み立てていき、ポーズを作って石粉粘土を盛っていくやり方です。
次郎は小柄ですが、ほどよくマッチョで、上半身が逆三角形で脚が長くて、アメリカンナイズされたプロポーションだと思います。
原作初期の、香港の気のイイ風来坊的な次郎も、ちょっと青年ぽくって魅力的ですが、原作中期~後期の次郎の作画に近づけたいですネ。
このあと微調整しながら盛ったり削ったりしていくわけですが、
だいたいこんな感じになります。
ヘッドは、髪の毛の動きを出したかったんですけど・・・ちょっとやりすぎ!?
拘りとしては、GIジョーとか、ケンとか、ワタルくんみたいなペッタリした感じはさけたいし、最近の漫画やアニメの作画っぽいツンツンしたのはNGだし、
むずかしいですネ。
う~~~~ん、しかし、妥協はしないぜッ!
はい、頭を丸めてやり直し。
カッコイイ次郎をめざします。
4、素体の出来上がり
頭髪は、結局3回ほど盛ったり削ったり撤去した末に、
シンプルな描線という原点に戻ったかな?!
こんな感じになりました。
原作の次郎を見ると、コマによって、前髪が右わけだったり左わけだったりしますが、左右どちらから見てもカッコがつくようにしました。
削ることを前提に、ややモッサリ粘土を盛ってます。
次郎は後頭部が案外丸いですネ。
フェミニンにならなければ、ヘッドは少年っぽく、ちょっと丸い感じでもいいかな?と、思います。
ハイ、ボディに乗っけてみますヨ!
手首の角度はウッズマンが出来て、握らせてから固定します。
はあああああああ、ウッズマン、すごい難所の悪感・・・。
でも、けっこう雰囲気が出てきました!
服を着せながらもうちょっとマッチョ感を出したいですネ。
特に上腕二頭筋のあたりに力が入ってる次郎の画が好きです^^
〝地獄で反省しなッ!!〟
・・・・・・そんなセリフはないですネ(笑)
今のところここまで!!
あとは衣装や小道具を作って彩色となります。
完成品は、またここでお披露目しますのでお楽しみに。
===========================================
月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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相変わらず粘土をこねてるMICKIです。
ちょっと今タイヘンなんです!
何がかっていうと、自分にはハードルが高すぎるので、「いつか上手になったら造る」って敬遠していた望月先生の野郎キャラを造ってます!
この人、坊さんにされた、飛葉ちゃんのお兄さんかな!?
違いますッ、あの人ですッ!
もう、野郎を造ってヤロウじゃないのッ、と挑戦中です。
果たして望月ナイス・ガイを、ちゃんと立体再現できるのか!?
題して、「MISSION:飛鳥次郎立体化計画!」
次郎さんだったのか~~~。
制作は現在も進行中なのですが、今回はこれまでの制作過程を
ポージング
ヘッドを造る
ボディの成型
素体の完成まで
手順に沿ってご紹介いたします。
1、ポージング
私のイメージする秘密探偵JAこと飛鳥次郎は、まさにTHE少年アクション・ヒーロー。
日活アクション・ヒーローのジュニア版のようなスカッとした快男児。
私的には、この『スカッとした』というところが、ツボであり肝であると思っています(造形するにあたって)。
なぜ最初の野郎キャラに次郎を選んだかというと、こう言っては申し訳ないのですが、比較的表現がストレートで、丸っこいラインが得意分野のワタシには、入門編としてアプローチしやすいかなと思ったのです。
いや、勘違いかも(笑)。
とはいえ、可愛くならないように、骨太で躍動感あふれる次郎さんにしないとネ!
その、躍動感ですが、原作を読みなおしていると、表紙のみならず、どのコマの次郎も、いちいち絵になってカッコイイので「うわ~~~、迷うな」とか言いながら、いつの間にか読み始めてしまって、全く進まないので、結構無難なポーズを選びました。
どうってことない、銃を構えた次郎ですが、腰のタメ具合とかね、ちょっと捻った感じが、三起也じゃないですかッ!(思わず敬称略)
止まってるけど、動きがある感じッ!
やっぱ、難しいよ、これ!!いや、でも、ワクワクするッ!
とりあえず、ヘッドの習作から始めます。
2、ヘッドを造ってみる
次郎1号です。
なんちゃって望月な感じですね。
横顔なんかは結構良いかなと思ったのですが、あれッ、この正面顔は、なんだか某兄弟俳優に似てる・・・・。
これはいただけません。やり直し!
次郎2号です。
おッ、これはイイ次郎!よし、この線でいくわよッ!
次郎3号です。
習作のヘッドで造ると、GIジョー位のサイズになるので、小さめに造りました。
3、ボディの成型
後ろで、次郎2号が見守る中、着々と粘土の次郎さんが成型されていきます。
私のは自己流ですが、軽量紙粘土で簡単な体のパーツを造り、針金を通して組み立てていき、ポーズを作って石粉粘土を盛っていくやり方です。
次郎は小柄ですが、ほどよくマッチョで、上半身が逆三角形で脚が長くて、アメリカンナイズされたプロポーションだと思います。
原作初期の、香港の気のイイ風来坊的な次郎も、ちょっと青年ぽくって魅力的ですが、原作中期~後期の次郎の作画に近づけたいですネ。
このあと微調整しながら盛ったり削ったりしていくわけですが、
だいたいこんな感じになります。
ヘッドは、髪の毛の動きを出したかったんですけど・・・ちょっとやりすぎ!?
拘りとしては、GIジョーとか、ケンとか、ワタルくんみたいなペッタリした感じはさけたいし、最近の漫画やアニメの作画っぽいツンツンしたのはNGだし、
むずかしいですネ。
う~~~~ん、しかし、妥協はしないぜッ!
はい、頭を丸めてやり直し。
カッコイイ次郎をめざします。
4、素体の出来上がり
頭髪は、結局3回ほど盛ったり削ったり撤去した末に、
シンプルな描線という原点に戻ったかな?!
こんな感じになりました。
原作の次郎を見ると、コマによって、前髪が右わけだったり左わけだったりしますが、左右どちらから見てもカッコがつくようにしました。
削ることを前提に、ややモッサリ粘土を盛ってます。
次郎は後頭部が案外丸いですネ。
フェミニンにならなければ、ヘッドは少年っぽく、ちょっと丸い感じでもいいかな?と、思います。
ハイ、ボディに乗っけてみますヨ!
手首の角度はウッズマンが出来て、握らせてから固定します。
はあああああああ、ウッズマン、すごい難所の悪感・・・。
でも、けっこう雰囲気が出てきました!
服を着せながらもうちょっとマッチョ感を出したいですネ。
特に上腕二頭筋のあたりに力が入ってる次郎の画が好きです^^
〝地獄で反省しなッ!!〟
・・・・・・そんなセリフはないですネ(笑)
今のところここまで!!
あとは衣装や小道具を作って彩色となります。
完成品は、またここでお披露目しますのでお楽しみに。
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月刊望月三起也ではみなさんからの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由、採用者は「月刊望月三起也」で掲載。
また掲載された方には、望月先生書き下ろし特製ポストカードをプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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MICKI さんのプロフィール
【望月三起也先生より】
あれからまだ続きをやってるの? 飽きないのは本物かな?
最初から動きの激しいポーズに挑戦してる。イコ、志乃べぇバージョンも凄いこと。
普通はまず平面に近いもの、座りの良いものから制作に入るのに、大胆不敵ですねぇ、JA次郎に挑戦ですか。難しいと思うよォ。
多分、作者の私本人が作っても似ないと思う。
つまり、平面(二次元)でいい顔も、立体(三次元)にすると違って来るのですよ。
そのうえヘアスタイル、これもまた漫画では平面で、ある意味参考とするカットの向きはパターンとしてそれほど多くない。それを立体にするって、本当はもう不可能に近いのですよ。
実は今、「飛葉」の1/6フィギュアを製作中なのです。秋には発売予定ですが、もう4回ほどチェック。
これまたいい出来ですが微妙に目が違っていたり、力強さはいいのですが似る似ないってところと、優しさも欲しいとかって注文つけてやってきましたが、型はほぼOK。現在、着色段階にきています。
気に入ってる部分は、拳銃の持ち手のリアルさ。これはかつてない出来、ガンマニアも仰け反って驚く出来。
それも漫画はカッコよさを強調するため、顔の周りに拳銃の位置をもって来るのですが、フィギュアの方はここのところがリアル、いいんです。
このフィギュア制作会社にMICKIさんのフィギュアを見せてみたいね、きっと感心すると思う。
このイコ、志乃べぇバージョンも作ったら面白いと思うね。
そう、話は戻ってJA次郎だけど、選択してる次郎のポーズ、私の初期時頃の一番好きなポーズ。歌舞伎で言うところの六方(ろっぽう)踏んでるって絵なんです。さすがいいところ見抜いてますねぇ。
このポーズも目線と腰の入れ方が実は大変なんです。
しかし良くもまァ、立体化に挑戦したもの、完成を楽しみにしてますよ。
あれからまだ続きをやってるの? 飽きないのは本物かな?
最初から動きの激しいポーズに挑戦してる。イコ、志乃べぇバージョンも凄いこと。
普通はまず平面に近いもの、座りの良いものから制作に入るのに、大胆不敵ですねぇ、JA次郎に挑戦ですか。難しいと思うよォ。
多分、作者の私本人が作っても似ないと思う。
つまり、平面(二次元)でいい顔も、立体(三次元)にすると違って来るのですよ。
そのうえヘアスタイル、これもまた漫画では平面で、ある意味参考とするカットの向きはパターンとしてそれほど多くない。それを立体にするって、本当はもう不可能に近いのですよ。
実は今、「飛葉」の1/6フィギュアを製作中なのです。秋には発売予定ですが、もう4回ほどチェック。
これまたいい出来ですが微妙に目が違っていたり、力強さはいいのですが似る似ないってところと、優しさも欲しいとかって注文つけてやってきましたが、型はほぼOK。現在、着色段階にきています。
気に入ってる部分は、拳銃の持ち手のリアルさ。これはかつてない出来、ガンマニアも仰け反って驚く出来。
それも漫画はカッコよさを強調するため、顔の周りに拳銃の位置をもって来るのですが、フィギュアの方はここのところがリアル、いいんです。
このフィギュア制作会社にMICKIさんのフィギュアを見せてみたいね、きっと感心すると思う。
このイコ、志乃べぇバージョンも作ったら面白いと思うね。
そう、話は戻ってJA次郎だけど、選択してる次郎のポーズ、私の初期時頃の一番好きなポーズ。歌舞伎で言うところの六方(ろっぽう)踏んでるって絵なんです。さすがいいところ見抜いてますねぇ。
このポーズも目線と腰の入れ方が実は大変なんです。
しかし良くもまァ、立体化に挑戦したもの、完成を楽しみにしてますよ。
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2012/10/18 at 6:13 AM
そして感激と同時に心の底から恐れ入っております・・・先生、読者のみなさま、身の程知らずをお詫び申し上げますです・・・!
でも、悪戦苦闘しつつなんとか完成させたいと思います。
望月先生の画を見ていると、やっぱりそのままを造りたいと思うのです。
アクションをつけてこそ望月フィギュアなんじゃないかって、生意気に思うのです。
というよりも、思う前に動いてる画を選んでいるのです。
先生に返事を読んでいただける、こんなにいい機会なのに思っていることが上手く書けないので感謝の気持ちだけを、お伝えします。
望月先生の描く人物は、ちょっとしたコマの動きでさえ格好がいいので、どの次郎を造ろうか、選択肢がありすぎてとても迷いました。
〝選択してる次郎のポーズ、私の初期時頃の一番好きなポーズ。歌舞伎で言うところの六方(ろっぽう)踏んでるって絵なんです。さすがいいところ見抜いてますねぇ〟なんだか、どんな言葉よりも嬉しいです。有難うございます。
わたしが最も苦手な拳銃の扱いも、ヒントをいただいたきがします。頑張ります!
でも、実はこのポーズから、次郎さんがちょと動き出してしまいました。今泣きそうです。
MICKI
2012/10/18 at 6:14 AM
飛鳥次郎立体化・・・いよいよ完成したのか?って思って読み進んでいたら(笑)。
でもこういう途中経過(試行錯誤?)も興味深いんで良かったと思います。
望月先生のポージングって最高に素晴らしいですよね。
決めのポーズだけでなく、ヘルメットの持ち方なんか、ちょっとしたことかもしれないけど、カッコいいな〜なんて思ってしまう。
ガンを構えた時(狙っている時)、キャラクターの目と、ガンの照門・照星が一直線になっている。少なくとも意識して描いている感じがする。好きだな〜、こういうところ。
ライフルだと、ガンを支える左手の使い方(持ち方)でベテラン兵士であることを表現したりしている。カッコいい。
フィギュアでは再現が難しいと思うけれど、先生は指の表現も非常に素晴らしいと思いますね。オヤブン最後の活躍シーンでのパイソンを握る手の指。ちょっとずれるけど、戦場の悪魔とか予言者の指も怖いくらいうまい。
MICKIさんの最終目標は「原田」の立体化じゃないかな?
最高に難しいと思うけど(着物の柄とか考えるだけで・笑)、必ず成し遂げて欲しいです。頑張って下さい。
以前作られたヘボピーのような、ゆるキャラ化も(息抜きがてら?)やって欲しいなぁ〜。
2012/10/18 at 6:14 AM
まだまだやってます(^^;)ゞ
でも、へるつさんのコメントに、すごくヒントを戴きました。
実際きちんと造ろうとすればするほど、先生の画の立体再現は、それはそれは難しくて、理想の迷宮に入って行っちゃうんですけど、造っていてこれほどワクワクするのは先生のキャラクターが一番なのです。
そうです、最終目標は原田さんなのです。銃ではなくて剣だけど、強さも凄みも色気も華も望月キャラの魅力が全て備わってる男、原田さん!足腰の立つうちに造りたい~!
ゆるキャラじゃないけど、次郎さんを造ってるんだからオンブも!と言われました(笑)