以前、扉絵や表紙に登場する女性キャラのポーズをパターン分けしてご紹介しました。
「望月三起也作品黄金のポーズ集」
第二弾として、さらに黄金のポーズを見つけてきました。
正直、探せばいくらでも出てきてキリが無いのですが……
その中から厳選した物をご紹介していきます。
じっくりご堪能ください。
C-01『MAD DOG』「50万ドルの狼煙」(扉絵)
この扉絵は「MAD DOG 完全版(下)」の表紙でも使われたシリーズを象徴するイメージカット。
このパターンは大人向け作品のサービスシーンには欠かせないポーズとして、多くの作品に登場しています。
その他にも……
C-02『ごくろう3』「巌流島の血統」(扉絵)久美
C-03『Oh!刑事パイ』「グロッキーを超えて」(扉絵)デカパイ
逆向きでも同じパターンは見つけられます。
左に振り返るものとしては……
C-04『ごくろう3』「コンゴ去っていい~」(扉絵)久美
C-05『ごくろう3』「オオ空みよ」(扉絵)久美
C-06『ワイルド7』「熱砂の帝王」(扉絵)バイク族女性
C-07『新ワイルド7』(ピンナップ)エンゼル
ここでも表情であったり鏡といった小道具を使い分けることで、ワンパターンにならない工夫が随所に見られます。
さらに、このポーズでは足を開いて立つバージョンもお馴染みで、女性の脚線美がさらに際立つように描かれているのが特徴です。
C-08『MADDOG』「黒い花束」(扉絵)久美
C-09『うるとらSHE』(ムック背表紙)マキ
C-10『MADDOG』「苦いあそび」(扉絵)
C-11『MADDOG』「毒蛇」(扉絵)
C-12「少年キング増刊」(表紙)ピンナップガール
C-13『EXPOスパイ』(扉絵)
さて、これまで鑑賞してきた絵を見ていてふと、感じた事があります。
時には本編には無い衣装・ポーズの女性が登場したり、作品自体に登場しない女性が扉絵になっていたりと……。
どうして、望月先生は女性の扉絵を描き続けられたのか?という素朴な疑問が沸いてきます。
ご本人に直接お聞き出来れば良かったのですがそれは叶わぬ事、ところがある時ひらめきました。
それは、望月先生がイラストを描かれた「リアルマッコイ」と言うミリタリーのムック本を見ていた時でした。
その中に蜂のコスプレをした女性がB-17Gフライングフォートレースの側面に描かれたと言う絵がありました。
いわゆるノーズアートと呼ばれる絵です。
ノーズアートについて簡単にご説明いたしますと、第二次世界大戦中に米軍を中心に広まった戦闘機や爆撃機、戦車等またはフライトジャケット等に、水着やヌードの女性が寝そべった絵を描くという物です。
ノーズ(飛行機の頭部分)に描くので「ノーズアート」というわけです。
戦闘のモチベーションを上げる為に戦場には来れない女性を描く。
最前線で闘う男達のわずかな憩いとして描かれたそうです。
そうか!これだ!望月先生が扉絵で描いていたのは!
ノーズアートか!
それなら何となく理解出来る。
男臭い作品で、あえて扉絵なら好きに描ける事をうまく利用して、イマジネーションのまま描かれていたのでしょう。
そう言えば、望月先生を偲ぶ会の展示でもフライトジャケットの背面に銃を構えたミリタリールックの女性が描かれていたものがありました。
戦車や戦闘機のノーズ、漫画で言えば、扉絵がノーズ(頭)の部分だから、そのつもりで描かれていたんだ!
そうに違いない!
だからストーリーに関係の無い女性が登場したり、本編に無いポーズをしていたんだ!
何かモヤモヤしていた物が一気に晴れて、スッキリしました!
本家ノーズアートは現在でも人気を博しています。
かつて望月先生が『バサラ戦車隊』を連載していた大日本絵画の「月刊アーマーモデリング」の姉妹紙「月刊SA(Scale Aviation)」の巻頭グラビアでは、有名グラビアアイドル・モデル達が毎回カラフルなミリタリールックに身をつつみ楽しませてくれています。
そのグラビアだけを集めた「ギャラリー・オブ・ノーズアート・クイーン」という写真集もあり、現在Vol.4まで発売されているほどです。
ご興味のある方は是非そちらもご一読を。
=============================================
「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
投稿が採用され「月刊望月三起也」に掲載された方には
記念品として、特製クリアファイル(2枚セット)
をプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
=============================================
「望月三起也作品黄金のポーズ集」
第二弾として、さらに黄金のポーズを見つけてきました。
正直、探せばいくらでも出てきてキリが無いのですが……
その中から厳選した物をご紹介していきます。
じっくりご堪能ください。
パターンC:振り向きポーズ |
望月作品の中でも特に多い女性の描き方。 やはり胸よりも迫力あるお尻や太股の肉づきが丁寧に描かれ、シワの描き方により重力まで感じる事が出来ます。 一見直立のような場合でも、必ず腰にはひねりがあり胸や顔がしっかり描かれていてとてもSEXYです。 同じポーズでも表情を得意気、驚き、困った……と変える事で全く印象の異なる状況を想像させますね。 |
C-01『MAD DOG』「50万ドルの狼煙」(扉絵)
この扉絵は「MAD DOG 完全版(下)」の表紙でも使われたシリーズを象徴するイメージカット。
このパターンは大人向け作品のサービスシーンには欠かせないポーズとして、多くの作品に登場しています。
その他にも……
C-02『ごくろう3』「巌流島の血統」(扉絵)久美
C-03『Oh!刑事パイ』「グロッキーを超えて」(扉絵)デカパイ
左に振り返るものとしては……
C-04『ごくろう3』「コンゴ去っていい~」(扉絵)久美
C-05『ごくろう3』「オオ空みよ」(扉絵)久美
C-06『ワイルド7』「熱砂の帝王」(扉絵)バイク族女性
C-07『新ワイルド7』(ピンナップ)エンゼル
さらに、このポーズでは足を開いて立つバージョンもお馴染みで、女性の脚線美がさらに際立つように描かれているのが特徴です。
C-08『MADDOG』「黒い花束」(扉絵)久美
C-09『うるとらSHE』(ムック背表紙)マキ
C-11『MADDOG』「毒蛇」(扉絵)
C-12「少年キング増刊」(表紙)ピンナップガール
C-13『EXPOスパイ』(扉絵)
さて、これまで鑑賞してきた絵を見ていてふと、感じた事があります。
時には本編には無い衣装・ポーズの女性が登場したり、作品自体に登場しない女性が扉絵になっていたりと……。
どうして、望月先生は女性の扉絵を描き続けられたのか?という素朴な疑問が沸いてきます。
ご本人に直接お聞き出来れば良かったのですがそれは叶わぬ事、ところがある時ひらめきました。
それは、望月先生がイラストを描かれた「リアルマッコイ」と言うミリタリーのムック本を見ていた時でした。
その中に蜂のコスプレをした女性がB-17Gフライングフォートレースの側面に描かれたと言う絵がありました。
いわゆるノーズアートと呼ばれる絵です。
ノーズアートについて簡単にご説明いたしますと、第二次世界大戦中に米軍を中心に広まった戦闘機や爆撃機、戦車等またはフライトジャケット等に、水着やヌードの女性が寝そべった絵を描くという物です。
ノーズ(飛行機の頭部分)に描くので「ノーズアート」というわけです。
戦闘のモチベーションを上げる為に戦場には来れない女性を描く。
最前線で闘う男達のわずかな憩いとして描かれたそうです。
そうか!これだ!望月先生が扉絵で描いていたのは!
ノーズアートか!
それなら何となく理解出来る。
男臭い作品で、あえて扉絵なら好きに描ける事をうまく利用して、イマジネーションのまま描かれていたのでしょう。
そう言えば、望月先生を偲ぶ会の展示でもフライトジャケットの背面に銃を構えたミリタリールックの女性が描かれていたものがありました。
戦車や戦闘機のノーズ、漫画で言えば、扉絵がノーズ(頭)の部分だから、そのつもりで描かれていたんだ!
そうに違いない!
だからストーリーに関係の無い女性が登場したり、本編に無いポーズをしていたんだ!
何かモヤモヤしていた物が一気に晴れて、スッキリしました!
本家ノーズアートは現在でも人気を博しています。
かつて望月先生が『バサラ戦車隊』を連載していた大日本絵画の「月刊アーマーモデリング」の姉妹紙「月刊SA(Scale Aviation)」の巻頭グラビアでは、有名グラビアアイドル・モデル達が毎回カラフルなミリタリールックに身をつつみ楽しませてくれています。
そのグラビアだけを集めた「ギャラリー・オブ・ノーズアート・クイーン」という写真集もあり、現在Vol.4まで発売されているほどです。
ご興味のある方は是非そちらもご一読を。
=============================================
「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
投稿が採用され「月刊望月三起也」に掲載された方には
記念品として、特製クリアファイル(2枚セット)
をプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
=============================================
eddy-s さんのプロフィール
投稿ありがとうございました。
今回も凄い!
たくさんのお尻にも、よく見るとシワやたるみ(?)影のつけ方ひとつにも個性やこだわりがあり、こうやって並べて眺めると圧巻。
テーマとなる女性のカットだけを抜き出して単に比べるよりも、実際にどのように効果的に扉絵で使用されたのかも分かるので非常に嬉しいです。
ピンナップガールの写真集を見ているような醍醐味があります。
非常に贅沢な楽しみ方だと思います。(事務局/yazy)
今回も凄い!
たくさんのお尻にも、よく見るとシワやたるみ(?)影のつけ方ひとつにも個性やこだわりがあり、こうやって並べて眺めると圧巻。
テーマとなる女性のカットだけを抜き出して単に比べるよりも、実際にどのように効果的に扉絵で使用されたのかも分かるので非常に嬉しいです。
ピンナップガールの写真集を見ているような醍醐味があります。
非常に贅沢な楽しみ方だと思います。(事務局/yazy)
固定リンク | トラックバック(1)
2021/08/21 at 10:45 PM
話が少しずれますが、
新ワイルド7は当初はコミックバンバンの連載?だったようですが何処からかは別冊形式で一挙50頁掲載で
コンビニで売られていたので毎号買って読んでおりました。
そこに描かれる女性…
そう言えばそういう表紙が多かったような気がします。
あとやはり
ワイルド7の最終章辺りからの方が
描写力、画力が格段に上がっていて
その持ち物は売る気になれなくて…
失礼しました。