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望月マニ也

第21回

ルビー・エンジェルとスージー・クアトロ

執筆者:   2009 年 12 月 4 日

『ロックの女王』と呼ばれたデトロイト生まれの小柄な少女。
そのサウンドとビジュアルは一世を風靡し、どうやらワイルド7にも少なからず影響を与えているようで・・・・・・・

運命の七星、「ルビー・エンジェルと森の魔法使い」のコンサートシーン。
ページを開いたとたんに正真正銘のロックが聴こえてきたといったら、はたして信じてもらえるだろうか?
リアルタイムで触れた世代のなかには、思わずニヤリと頷いていただける方もいらっしゃるかもしれない。
かくゆう私もその一人、曲名は「ワイルド…7ではなく、ワン」。



73年、「キャン・ザ・キャン」で全英No.1に輝き、世界初と詠われた本格女性ロッカー、スージー・クアトロ。翌74年発売のシングル第6弾が「ワイルド・ワン」

モーターシティ・デトロイト出身の彼女の本格デビューはイギリス。前述の「キャン・ザ・キャン」を収録した、ファースト・アルバム「サディスティック・ロックの女王」から、さらに「48クラッシュ」を始めとする4曲が、全英でトップ10入りするや否や、海を越えて日本でも大ブレイク。ラジカセからって古いねぇ、飛び込んできた彼女の刺激的なビートに噛り付いていると、間もなくFM fanだのFMレコパルだのと、どの雑誌もこぞって巻頭特集を組んでいた覚えがある。レザー・スーツに身を包み、ベースを抱えて、バックバンドは3人の大男。リアル・ユキのようなルックスに加えて、「なぜベースを選んだかって?そりゃ、股間にひびくからよ」という意味深な発言と、一説にはレザー・スーツの下はオール・ヌードだという噂は、中学を卒業したばかりの少年の股間を直撃もしたし、何よりくらくらするほどカッコ良かった。

最近は便利なもので、熱心なファンがYouTubeに曲をアップしていたので、参考までに「48クラッシュ」のPVと75年の来日公演での「Devil gate drive」、ご存知の方もそうでない方も当時の熱狂振りが伝われば嬉しい。

一つ、残念なことは「ワイルド・ワン」は世代によっては「お笑いなんとかクイズ」のエンディングにしか聴こえないらしいので、こちらは冒頭のジャケットのみのご紹介。気になったら検索してください。

もっとも、望月先生は作中で「ルビーのボーカルは、スージー・クアトロの人気にせまっているのよ」としてあるから、ユキ扮するルビー・エンジェルのコンサートでスージー・クアトロのカヴァー曲というのはどうかなとも思うのだが、私は絶対、何曲かカヴァーしたと思っている。同時にこれは、本来、紙媒体では伝えるのが難しい音楽表現をON・TIMEでの読者のみという、非常に限られた条件の下であったとはいえ、みごとに成し得た名シーンだと思う。

実は、曲だけでなく、私にはこの時期のユキの顔はスージー・クアトロの顔とダブって見えている。そして、私の場合、ユキの声質はハスキー・ボイスなのだ。

さて、ユキはもっとグラマーでなくっちゃという声も聞こえてきそうだが、必要最低限とも思われるシンプルな線で、読者にモチーフと思われる女性を彷彿させるところは、望月先生の描く女性キャラならではの魅力の一つではないだろうか。

面白いことに、たとえば同一キャラにも関わらず「朝食に死を」のなかでのユキを見ると…。



お気付きになられただろうか、ブティックの店名が「Histoire d’O」とあるのを、背景を描かれたアシスタントさんがとも考えたが、作品のなかにフランス語・ドイツ語のエッセンスをさりげなく散りばめていられる先生のこと、「Histoire d’O」はSM文学の古典として名高いポーリーヌ・レアージュ著「O嬢の物語」の原題。もしかしたら、先生自らが記されたものではないだろうか。

この物語、75年にジュスト・ジャカン監督、コリンヌ・クレリー主演で映画化されている。すると、オートクチュールを纏ったユキのボディラインは、なんとも悩ましく、年齢を誤魔化して、18禁のスクリーンを見つめた少年の脳みそに、フラッシュ・バックを起してしまう。なにしろ、このときのユキはパンツを履いてないのだ。

翌76年、5人組の元祖ガールズロックバンド「ザ・ランナウェイズ」が、その名も「Cherry Bomb(邦題:悩殺爆弾)」というデビュー曲で、一大センセーションを巻き起こす。77年には来日公演も行い、当時の人気雑誌「GORO」で連載されていた篠山紀信の「激写」シリーズでも取り上げられている。メイン・ボーカル、シェリー・カーリーのコルセットにガーターベルトというステージ衣装は、およそティーン・エイジャーとは思えないほど刺激的。音楽的にも楽器を扱える女性ロッカーはクアトロだけという時代に、パンクの原型と言われるセックス・ピストルズに先駆けてという点からみても、もう少し評価が高くても良いかと思うが、惜しいことにこのバンド、永くは続かなかった。

ザ・ランナウェイズ公式サイト

シェリー・カーリー公式サイト


まるで、「灰になるまで」で鮮烈なデビューを飾り、「ガラスの城」でユキと絶妙なコンビネーションを見せるも、無念を残して散っていった「女王」のように思う。

さて、望月先生がどこまで意識されていたのかは分からないし、意識すらされてなかったのかもしれない。また、リアルタイムで触れた世代であっても、年齢や環境によって想いは様々かと思う。ロックなんか聴こえてこなかった人が大半なのかもしれない。ただ、連載当時、思春期を迎えていた私の興味が向いていたものを通して、見えていたワイルド7。汲み取って頂ければ幸いに思う。

最後に、スージー・クアトロのその後はというと。

74年~78年までの連続来日公演で、すっかり日本びいきになった彼女は、78年に長年バックを務めたギタリスト、レン・タッキー(PVで一瞬UPになるヘボ似の人)と日本で着物姿の結婚式を挙げたうえに、ほろ酔い気分で「サケ・ロック・オーゼキ」なんて言って、清酒大関のCMまでこなしている。

今では、シングルになって、すっかり八百好みの女性にイメージチェンジしているようだが、依然、現役バリバリのロッカー、9月に新譜をリリース、9月・10月と今年はオーストラリア・ツアーを敢行した様子だ。

Official Suzi Quatro website

出来れば、アナザー・ワールドとして、タフでパワフルなケバブ屋の女将さんなんていう設定で、旦那の尻を叩くユキの姿を見てみたい気がする。


望月先生のコメント
【望月三起也先生より】
私、オンチです。
カラオケも行きません、音楽聴きながら描くってこともしません。作画中は一切の音を断ち切って自分の世界を作ります。

デビュー仕立てのころは、作品の内容に合せて曲をかけると筆が進むし、いい物が描けると先輩に教わったのですが、私にとって邪魔なばかり。
一応クラシックのレコードからポピュラーまで買ってはみたのですが、レコードってとこが時代でしょ? 私の若いころ、音楽聴くのも大変な手間だったのですよ。
したがって音楽シーンを画の中に現すなんて、とんでもなく大変。でもそこはプロ、なんとか画面から音を感じてもらおうと、コマ割りの構図には凝ってみました。でも、自信ないなァ。

ですから流行歌もろくに知らず演歌も歌えず、時たまクルマの中で聴くといっても「プレスリー」「ビートルズ」「ABBA」‥‥‥。あの有名な「マイケル・ジャクソン」の曲も知らないというくらい。

先日も友人にマイケルの映画をやってると知らされ、暇を作って劇場へと飛んで行ったんですが、行ってビックリ。
「マイケル・ダグラス」だと思ってたんです私、まさか「ジャクソン」の方とはねぇ。
当然、観る気もない。時間ムダにして帰って来ました。
「マイケル・ダグラス」のオヤジの「カーク・ダグラス」の大ファンで、ほとんどの出演作、観まくり、
息子のマイケルもまた、いいキャラクターでファンなんです。

話を音楽に戻して、なぜ「スージー・クワトロ」か。
第一に容姿、耳でなく眼で楽しんでたわけ。「アバ」もそういう流れで好きなわけ。なにしろオンチですから。

ってわけで、コメントの難しいコーナーですねぇ、これもまた。



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コメント/トラックバック

  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    sillazman さん またまた興味深いネタありがとうございます。
    時代の雰囲気が蘇りますなぁ...。

    女流の造形作家さんで、ルビーエンジェルやメイド服のユキ(初仕事シーン)を作ってる方がおられるんですよ。このヴィジュアルは男女問わず魅力的ですよね。

    http://ameblo.jp/wildmicki/theme5-10013686599.html#main


    88年に放映された「電脳警察サイバーコップ」という特撮番組があり、ワイルド7ぽい雰囲気が漂っているのですが(ヒーローのバイクは八百のような補助輪つき)、このエンディングはルビーエンジェルを意識していると思います。
    主人公たち警官グループはオフの日はバンド活動をやっているという設定で、ボーカルはミソッカス隊員の女性でした(唯一パワードスーツを着ない)。

    http://www.youtube.com/watch?v=ovxkYsP5PfU
    http://www.youtube.com/watch?v=Bu94Ru_zZ1A
  • terra3 :
     「Devil gate drive」で使ってるベースは、当時のヨロイ前の時代のKISSのジーン・シモンズも使っているギブソンのグラバーですね。
     で、楽器を物差し(機種ごとに大きく全長が変わるわけじゃないですが)にして見てみると、Suziって思ってた以上に小柄。へたすると、イコやユキよりストンと小さいんじゃないかと思います。6頭身か5.5頭身ぽいし。

     ――はともかく、女性のボディラインそのままに側面ギュッと絞られかつダブル・カッタウェイのベースは、とりわけ女性ベーシストが持つとエレガントとか洗練とかそっちに寄った感があり、見た目にパワー感を演出するなら、いっそ四角く見えるギブソン・サンダーバードだろうと思っていたところ、連載当時のルビーのベースがまんまSuziと推定同機種なのを見て、
    「ほらやっぱり!」
     と思いつつ、
    「あーさすが(望月先生は)わかってる」
     などと感じた次第です。
    http://i12.photobucket.com/albums/a232/flspeak/Bestofthe70s_front_resized.jpg
    http://www.ishibashi.co.jp/mm/081023/eizo_1.jpg
  • JUN :
    スージーの身長って、私の記憶では・・・・・  確か・・・・・
    150cmくらいだったと思います。
    白人としては、超が付く小柄さん。

    「姉は大きいんです。ですから子供時代は身長の低いことがコンプレックスだったのですが、
     神様と両親は他の誰よりも大きな声を私にくれました。」・・・・・
    そのようなコメントを覚えています。
  • sillazman :
    それなりに楽しんで頂けたようで何よりです。
    ひとまず、ホッとしました。

    きっかけは、この夏の世界陸上ベルリン大会、
    クロアチアのハイジャンパー、女王ブランカ・ブラシッチ
    VS地元ドイツの新星アリアネ・フリードリヒ。
    二人の対決を煽ったCMに使われたのが、ワイルド・ワンでした。
    思わず、ルビー・エンジェルを思い出して、いつかこのサイトで
    ご紹介をと思っておりました。

    掲載に際しての、事務局のご協力、まずは御礼申し上げます。

    さて、ぐりゅーんさんは、後発の特撮番組に共通項を見出し、
    terra3さんは、ギブソンのベース談義に発展するってえのは、
    改めて、幅広い世代に支持されている作品なんだなァって
    感じますねぇ。

    terra3さんの楽器を物差しってのは、面白いですね。
    してみると、このコマのユキは165もないですよねぇ。

    それにしても、ここは全滅したはずのワイルドが
    仮の姿で復活するという重要なシーン、連載当時も
    巻頭カラーだったと思います。

    先生のコメントから察すると、バンド仕立ての復活劇は
    編集の意見を汲んだもの、もしくは、お弟子さんたちの
    意見を取り上げたものなのでしょうか。

    ワイルドに関しては、望月先生がお一人でストーリーを
    練ってというイメージだったのですが、後者であれば、
    羨ましいくらいに素敵な職場だったみたいですねぇ。
    ねぇ、JUNさん。
  • 飛鳥雄大 :
    望月先生がオンチ(失礼、ご本人が仰っているので)とは・・・・

    これまで、知りませんでした。
    嘗て、「目で見る音楽・耳で聴く映像」といわれたアニメーション映画がありましたが、
    先生の画からは、サウンドが聴こえ(イメージでき)ました、
    『スージー・クワトロ』を耳でなく眼で楽しんでいらしたから、画にも音が描かれていたのでしょうか。
    とても、オンチだなんて(何度も失礼いたします)思いませんでした。

    ところで、『アグネス・ジン』のステージ(ライヴ)に
    移動バスを使いましたが、
    同じ頃、デビューしたての『BOWWOW』が、トレーラーをステージにしていました。
    「音楽は・・・」とコメントされながらも、こんなことが考えられる先生のアイデアの凄さを、
    毎回楽しませていただいております。

    先生と音楽といえば、かってサッカー解説のTVで
    「ブラジルがサンバのリズムなら、日本は阿波踊りのリズムだ」と仰っていたのを思い出しました。
  • JUN :
    ★sillazmanさん
    ハハ、それを私に聞きますか?

    まず・・・・・ 
    素晴らしい職場でしたよ、それは土山先生のインタビューでもお判りいただけますでしょ(笑)。
    奥さんの食事は美味しかったですしね。
    でも「職場」という感覚はなかったですけど、あくまで内弟子ですからねぇ。

    そこで、本題ですが、
    「ワイルド7」に限らず、全作品は望月先生お独りで産み出されていきます。
    師以外が介入するのは、編集部くらいなものでしょうか。
    それも、デビュー当時以降殆んど無いんじゃないでしょうかねぇ。
    とにかく私の知っている限り、他人が介入したことは、まずないですね。


    ★飛鳥雄大さん
    『BOWWOW』・・・・・
    鋭い・・・・・ (笑)
  • sillazman :
    失礼しました。聞かずもがな、かなと思いつつ、聞かずには…。

    でも、ということは、先生がスージーのビジュアルに惹かれて、
    紙媒体での音楽表現にチャレンジっていうことになりますねえ。

    JUNさんを前に恐縮ですが、このコマでの音楽の表現方法、工夫されているのは、
    コメントで触れていらっしゃるコマ割だけでないことは、素人目にも明らかなこと。

    terra3さんや飛鳥雄大さんがご指摘されているように、色々なところで
    先生が音楽関係に造詣が深いように思われるのですが…。
    一芸に秀でれば、なんとやら、ということなんでしょうか。

    音楽に限らず、世の中の情報をキャッチするアンテナの鋭さと、きっちり消化して
    自らの作品に取り入れてくるところが、プロ中のプロたる所以なんでしょうねぇ。
  • 桃色ジープ :
    スージー・クワトロというと、小学生の頃にお年玉でライブチケット買って近所の兄ちゃん(当時高校生)と一緒にライブに行ったのはイイ思い出です。あれから30年以上経つのか…。
    他にも、超高層の戦いでの"帝王"のセリフ「スージー・クアトロのライブなんてどうかな?」も印象に残ってますね。

    家族の影響で洋楽好きだった自分には、背景の段ボールに書かれていた商品名(確か、TOBO・ユーライアヒープとかありましたね)等の小ネタを見てニヤニヤしてました。
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    望月マンガ(特にアクションシーン)はコマの運びにリズム感があるんですよね。長短のリズムが非常にうまく組み合わされているように感じます。

    「音楽とアクションシーン」で圧巻なのは「騒世記」の最終話でしょう。サッカーの指揮を声や身振りじゃなくピアノでするなんてアイディア、望月先生以外誰も思い付かないでしょうし、それを描き切る力量は本当にスゴイと思います。
  • sillazman :
    > 桃色ジープさん
    高校生と小学生でスージーのライヴってのがイイですねぇ。
    ところで、ユーライアヒープの小ネタがありましたか。
    そもそも、ルビーのバンド名って、ユーライアヒープのアルバム
    『悪魔と魔法使い (DEMONS AND WIZARDS)』からだと踏んでたんですが、
    今ひとつ確信が持てなかったんです。見落としてたなァ。

    > ぐりゅーん・へるつさん
    ピアノといえば、飛葉ちゃんの「チャンチキおけさなんて、どう」ってのもありましたねぇ。
    でも、先生のアイデア、来年のW杯だとちょっと苦しいかもしれませんね。
    会場全体、民族楽器の「ブブゼラ」攻勢みたいですし。
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    sillazmanさん

    僕は洋楽に疎いので、「ルビーエンジェルと森の魔法使い」は「白雪姫」から来ているのかと思っていました(笑)。

    ディズニーアニメの原題は「白雪姫と7人の小人」なので...
  • sillazman :
    > ぐりゅーん・へるつさん
    洋楽とは限らないようですよ。「森のくまさん」なんてのも混ざってたりして。
    こちらのサイトによるとNHK「みんなのうた」の初回放送が72年だそうですから。
    http://www.worldfolksong.com/kids/song/bear.htm
    ホントのところはどうなんでしょうね。先生のみぞ知るってところですかねぇ。

    でも、こうして皆さんのお話を伺うと、やっぱり先生の音楽関係の知識はかなりのもの。
    普段は聴かないと仰っている以上、おそらく作画の参考にというジャケ買いなんでしょうね。
    以外と、掘り出し物のLPを大量にお持ちだったりするのかもしれません。
  • 桃色ジープ :
    >sillazman&ぐりゅーん・へるつさん
    ピアノと言えばマシンハヤブサの中で隼剣が「車の運転は、何もハンドルだけじゃ無いんだぜ。」のセリフと共に映しだされる鍵盤型のコントローラー…ってのもありましたね。
    あの、大胆な発想は正に望月先生の真骨頂!

    マシンハヤブサ…あの頃小学生だった私には、望月先生と永井豪先生率いるダイナミックプロのコラボは正に夢のコラボでした。
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    sillazmanさん
    「森のくまさん」!ヘボピーにピッタリのイメージですね。

    ところで、望月作品で音楽を扱ったものとなると、FMレコパルの「レコパル・ライブ・コミック」というシリーズに描いた作品があるようです。

    単行本未収録ということもあり僕は未見なのですが、望月先生はパット・ベネター、レインボー、スティックス、マドンナを担当され、このうちレインボーとスティックスはバンドのメンバーをキャラクターとして使ったSF・ファンタジー系の作品のようです。

    「レコパル・ライブ・コミック」については、単行本化されていない作品群の単行本化リクエストがあがっていますね。
    http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=34286

    先生の描くマドンナ...読んでみたいナァ〜。こういう方は多いのでは?
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    桃色ジープさん
    「マシンハヤブサ」の鍵盤型コントローラー、覚えていますよ。たしか、剣がピアノ教室に入り子供達に混ざって特訓する話だったのでは?

    あれって肉鉄が使った「ベートーベン」にちょっと似ていると思いましたね。あれは操縦するモノではないですが。

    ピアノ+クルマの運転、ピアノ+サッカーのコーチング....この取り合わせは普通のセンスでは思い付かないし、その突飛な発想をキチッと作品に仕上げてしまう力量は天才としか思えません。
  • Sadami :
    Dear みなさん、
    おはなしがそれてしまいますが、平にご容赦を。 "鍵盤型のコントローラー" って、素晴らしくすてきなアイデアだと思います。もしかして、身体障害者の方達の車には、ありうるかもしれませんね。鍵盤ではありませんがこんなすてきな車を見つけました。ハンガリーの会社が設計しています。開発最終段階で、ヨーロッパでもうすぐ市場に出ます。
    http://www.kengurucars.com/index.html
    望月先生、あなたのアイデア、ひょっとするとヨーロッパの会社が買うかもしれませんよ。


    Kind regards,
    Sadami
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    Sadamiさん
    情報ありがとうございます。さすが自動車先進国ヨーロッパですね。リアホイール前部のエアダクト風の突起、機能的な意味はありませんが、スーパーカー風で洒落ていますよ。

    望月作品で車いすというと、肉鉄の近藤局長が思い浮かびます。彼の車いすは、上で紹介された車輌のように後部ドアが開いてそのままシートになるんですよね。今の福祉車輌では当たり前の方式ですが、近藤局長のクルマ(リムジン)の発想って、現実より先なんじゃないでしょうか?
  • JUN :
    ↑↑↑ いやいやァ、
    米人気TVシリーズ『鬼警部アイアンサイド』(1967~1975)、下半身不随のサンフランシスコ市警ロバート・アイアンサイド警部。
    彼のクルマ(バンタイプ)、昇降はサイドで電動デバイスでしたが、そういった造りになっていました。
              (後からも昇降できたような気もする・・・・・・)
    運転は手足となる部下がやってましたけどね。

    日本でも人気シリーズだったので、先生も観たことはあるはず。 なんてね(笑)
  • sillazman :
    おおっ、アイアンサイド、若山弦蔵ですね。アタシゃあ、こちらの世代なので、懐かしい。
    とはいえ、「パッパラッパパッパ~」って主題歌の方は、古くは「ウィークエンダー」
    近年では「キル・ビル」、ジングルとしても色んな番組で使われているので、ご存知の方も多いはず。
    出典を知る身としては、スージーの「ワイルド・ワン」と同じく一抹の寂しさがあったりして…。
    あれ、クインシー・ジョーンズの作曲なんですよねぇ。

    さて、ぐりゅーんさんの仰る「レコパル・ライブ・コミック」
    時代を背負った大御所の方々が、作者として名前を連ねているようですが、この手の本来の漫画雑誌で
    ないところへの掲載作品ってのは、デビューを控えたアシスタントさんによる○○プロ作品って、
    ケースも多々あるような気がするんですよねぇ。独立への登竜門みたいな感じで。

    ま、お一人で背景から何からすべてをってことは無い訳ですから、そこは各先生の作品ってことで
    問題はないのでしょうけど、望月先生の作品で興味深いところは、桃色ジープさんなんかもニヤニヤ
    してたという、小ネタの部分。

    今回は、お返事を頂けなかったけれど、ブティックの店名「Histoire d’O」なんかは、お弟子さんの
    遊びの部分だったのでしょうかねぇ。
  • Grünherz(ぐりゅーん・へるつ) :
    JUNさん
    「鬼警部アイアンサイド」ですか。後ろのドアから出入していたのか気になりますね〜。

    sillazman さん
    「Histoire d’O」、良く気がつかれましたね。ふと思うのですが、ユキが「マチ針」で情報屋を拷問しますが、この「SM的行為」にかけた店名なのでは....?(深読みし過ぎ?)
  • 桃色ジープ :
    レコパル・ライブコミック…レインボーかSTIXのヤツで"ロックミュージックが禁止された世界"の話は印象に残ってますね。
    中学生の頃に読んだSF色の強いこの作品を読んで、先生の懐の広さにビックリしました(そういや当時ハマってた"JJ"の"ベープマット"もSF映画に出てもおかしくないカッコよさだったな。あと"学園シャンプー"のパラレルワールドの話もその辺のSF映画より面白かったし。)

    望月先生の描くマドンナ…ゴクリ……スゴく色っぽそう…。
  • sillazman :
    「O嬢の物語」は気が付きますって、極端に言えば、劇場で観てきて、キングを読んでという流れですから。
    それに、ジュスト・ジャカンって監督は、前年に「エマニエル夫人」で一世を風靡してますから、
    続く第2弾はSMの古典って感じで、結構、話題作だったんですよ。今と違ってヘアNGでしたけど。

    まァ、どなたが書き込んだか、判りませんが、深読みじゃあないと思いますよ。
    情報屋を絞めるところから、連想されたんじゃあないでしょうか。

    レコパルの方は、タイトルだけでしたら、TakumiさんのHPに「これぞ望月三起也作品リストの決定版!!」
    ってのがありますから、バッチリ判りますよ。ものすごい情報量にいつもながら感謝です。
    http://takumi.main.jp/wild7/data.htm
    それと、土山先生もインタビューの後編で、ちらっと触れていらっしゃいますし。
  • Takumi :
    みなさん、えらい盛り上がってますね~(笑)

    >レコパルの方は、タイトルだけでしたら、TakumiさんのHPに「これぞ望月三起也作品リストの決定版!!」
    ってのがありますから、バッチリ判りますよ。ものすごい情報量にいつもながら感謝です。

    あのKenさんの作品リストはホント圧巻ですよね。もし、ここを見ているようなことがあったら連絡くれないかなあ。
    あと、レコパル・ライブコミックですが、リストには無いようですが「ゴーゴーズ」があったのを覚えています。
  • Takumi :
    って、ちょっと調べてみたら「がんばれ!!ゴーゴーズ」ってのを、82年に聖悠紀さんが描いているようですね。たぶんこれとの記憶違いだと思います。
    う~ん、高校のときから何十年もずーっと勘違いしていた・・・恥ずかしっ(笑)

    失礼いたしました。
  • sillazman :
    >Takumiさん
    レコパル・ライブコミック、気になったので、今朝ほどオークションを覗いてみたら…ありました!
    それがなんと、Kenさんのリストで掲載日が未確認となっていた作品「大脱走」が掲載されたもの!
    思わず、即決で落札!まだ手元には届いてないのですが、現状で確認できた部分をご報告致します。

    まず、未確認となっていた掲載日は、FMレコパル、1975年3月10日号。題名は『第一楽章 大脱走』
    紹介されているアーティストは、リストの再来と云われたジョルジュ・シフラ。
    と、ここまで書いてきて…こちらでは、画像の添付が出来ないことに気が付きました。
    続きは、掲示板のほうへ画像付きで、書き込むことにします。
  • ぐりゅーん・へるつ :
    先日のカラオケで、ルビーエンジェルイメージで「チェリー・ボム」を唄った方がおられ、「ヤッパリいいなぁ〜」と思って調べてみたら、ランナウェイズの伝記映画が今春アメリカで公開されていたんですね。

    ダコタ・ファニングが家出娘の悩殺爆弾 蘇るランナウェイズ(「やじうまUSAウォッチ」町山智浩)
    http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2010/03/post-151.php

    Cherry bomb official music video
    http://www.youtube.com/watch?v=VYKsXUD3fxE&fmt=22

    このコラムにあるように、ランナウェイズは同性に大人気で、彼女のクラスメイトたち(女子中学生)もシェリーに夢中でマネしまくっていたとか。知らなかったなぁ。

    改めて「運命の七星」を見てみると、ルビー!キャーとか叫んでいる女子学生がたくさん描かれており、とてもリアルな表現だったんだな〜と、感心した次第です。

    ランナウェイズの伝記映画の日本公開は未定のようですが、サントラCDはAmazonで買えるのでゲットしてしまいました。スージーのワイルド・ワンとか、当時の曲も入っていて楽しめました。
  • sillazman :
    リンク先のトレーラー拝見しました。ダコタ・ファニング、なかなか雰囲気あるじゃあないですかァ。
    シェリーにしては、ちょっと健康的な感じもしますけど…。でも、日本公開ないんだろうなァ。

    そんなシェリーご本人は、現在、チェーン・ソーで熊なんか彫っちゃっているようです。
    チェーン・ソーってところが、それっぽいですかねぇ。
  • 圭吾 :
    >「Devil gate drive」で使ってるベースは、当時のヨロイ前の時代のKISSのジーン・シモンズも使っているギブソンのグラバーですね。

    一年近く前のコメントへ、こんな事を言うのも恥ずかしいのですが、
    ヘッドの形や ロータリースイッチの2P.Uなので、ギブソンのリッパーベースですね。
    (グラバーは三角ヘッドに、スライド式1P.Uなので)
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q123947392
    http://ameblo.jp/oya-zi/entry-10668664060.html
    http://blog.goo.ne.jp/span_21/e/06837f552a340a111108205f3f25af21
  • sillazman :
    〉ぐりゅーん・へるつ さん
    〉ランナウェイズの伝記映画の日本公開は未定のようですが、

    大震災と本家本元ワイルドの映画化ってぇ、大ニュースが立て続けに飛び込んできたもので、
    ついつい、うっかりしていましたが、3/12から全国ロードショーだったんですねぇ。
    『ランナウェイズ』 http://www.runaways.jp/

    少ないながらも、なかなか渋い劇場を押さえて、シネクイントなら4月に入っても観られそうですね
  • ぐりゅーん・へるつ :
    ランナウェイズの伝記映画、12日に観に行く予定だったんですよ。震災で延期したまま今に至ります...。

    サントラCDはすでに買って聴いてます。

    クリステンのジョーンはイメージピッタリですね。
  • sillazman :
    〉ぐりゅーん・へるつ :
    〉ランナウェイズの伝記映画、12日に観に行く予定だったんですよ。震災で延期したまま今に至ります...。
    〉サントラCDはすでに買って聴いてます。

    あらま、すっかりファンですねぇ、でもワイルドが縁でファンにって方は、他にいないと思いますよ(笑)

    〉クリステンのジョーンはイメージピッタリですね。

    リンク先のトレーラーしか観ていませんが、二人ともなかなかイイ線いってると思います。
    向うでヒットしたってのが、伝わってきます。私も時間を作って行こうかな。

    それと、今月のランシオさんの「マシンハヤブサ特集」で仰っていた『鍵盤型コントローラー』。
    初めて、見ました。子供の頃の数年違いは、結構、ギャップが大きいので、ジャンプも読んでいたのだけど、私の場合は、全然、記憶にありませんでした。

    ランシオさんのコラム、そういう意味でも新鮮でした。

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