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望月マニ也

第100回

報告:少年キング「ワイルド7」徹底調査

執筆者:   2018 年 2 月 3 日

雑誌掲載時の温度そのままに完全復刻が期待される名作「ワイルド7」。その全貌を追い求めてしまうのもファンの宿命かもしれません

「ワイルド7」が連載されていたのは、週刊少年キング1969年39号から1979年29号までの全482回。
その連載時の情報をデータ化してリストにまとめようと、この「月刊望月三起也」に集まるファン仲間と力を合わせながら、現在その内475冊まで確認することができました。達成率としては98.5%といったところ。

さすがに長期連載だけあって完全制覇までにはまだまだ遠い道のりで手ごわいですが、今回はこれまでの経過とその内容をご報告をしたいと思います。


きっかけ

「月刊望月三起也」がスタートした頃から、代表作「ワイルド7」の詳細データをまとめて記録として残せないだろうか?という思いはありましたが、とにかく連載期間の長い作品なので、今からさかのぼってとても手に負える代物ではないというのが正直な気持ちでした。

元々リストを作り始めたきっかけは、過去に読んだ「お気に入りの一冊」を探すのが目的でした。
同じような思いをしたファンの方もいるかと思いますが、ボクの場合は、子供の頃に古本市のワゴンで売られていた数冊の少年キングをパラパラめくりながら見かけた、ワイルド7メンバーそれぞれの愛用銃を紹介した扉絵がとても印象的な号でした。
そのとき手にしなかったことをずっと後悔しながら、いざ探してみようと思ったときの手がかりが……

・銃と一緒に描かれた7人の立ち姿はヒットコミックス7巻のメンバー紹介で使われていた。
・徳間書店のコンビニ版(TFC)巻末に、いくつか掲載号が分かる状態で扉絵が紹介されていた。

・アオシマから発売されたプラモで同じ内容の各メンバー愛用銃が紹介されていたので、それ以前(?)


ということだけで、コンクリートゲリラ以前の掲載号の中から当たりをつけて、ネットオークションなどで購入してみるものの、これがなかなかお目当ての号にたどり着かず苦労したものです。
それから数年を経て、50冊ほど少年キングを買い漁った結果、無事ゲットしたのは1970年16号、エピソードでいえば「バイク騎士事件」完結直前だったのですが、この頃からチェック用として手元にあった分から、ワイルドの掲載内容を記録しておくようになりました。
これが今回ご紹介するリストの元になっています。


リスト作成までの道のり

それから数年した頃に、sillazmanさんが「マニ也」への投稿原稿の資料として、連載第一話から「野性の七人」の掲載号を集めているという話を聞き、お互いに所有している号の情報を共有しましょうと呼びかけてみました。
sillazmanさんは「野性の七人」以外にも、連載開始当初の貴重な号を何冊も所有していたため、情報量がグンと増してきました。
また同じ頃、少年キングのお目当ての号を探索中だったeddy-sさんにも声をかけてみたところ、eddy-sさんがいつも調査で使っているという情報源を教えてもらうことができました。
それが、国立国会図書館と都立多摩図書館(東京マガジンバンク)でした。
どちらも非常に多くの雑誌が揃っていて、利用者はそれらをPCから手軽に検索し、館内では無料で貸し出されたものを閲覧することができて、コピー(有料)もできるとても便利な施設です。
国会図書館002・国立国会図書館 
 [HP][蔵書検索]

 千代田区永田町1-10-1 
 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」
 千代田線・丸の内線「国会議事堂前」下車

・都立多摩図書館 
 [HP][蔵書検索]

 国分寺市泉町2-2-26
 JR中央線・武蔵野線「西国分寺」下車
 ※2017年1月上記に移転

こうしてリスト制作プロジェクトが本格的に始動しました。
なんといってもsillazmanさん、eddy-sさん、この二大巨頭の参画なしには実現はできませんでした。


探索活動

それからは、一冊ずつ実際に手に取って内容を確認しながらリストを作成するという地道な作業が続きます。
三人でリストを持参して、国会、多摩の両図書館にもそれぞれ何度か足を運び、担当を決めると窓口から数冊ずつ借りて項目をチェックする……という人海戦術で閉館まで作業を繰り返しました。
同時に、古書店やネットオークションなどで未確認だった号を入手した際には、その情報をメールで連絡を取り合いながら、リストも何度か項目などを見直してメンテナンスを行い版を重ねていきました。
さらに、ちっちさん、Kenさん、絵実さんと、ツワモノで知られるみなさん達にも協力を呼び掛けて、調査範囲を広げていきました。
絵実さんには多摩図書館に同行してもらい、一緒に作業をしてもらったこともあります。


コンプリート目指して

その後も、仲間が未確認の号を入手する度に掲載情報を教えてもらい、一つずつリストを埋めていくものの、440冊に到達した2013年頃から、残りは古書店やネットオークションでも見かけない号ばかりとなり、調査は難航してしまいます。

事態が急転したのは2017年。
望月家にお邪魔して書庫を見学させていただいたときに、大量の少年キングを発見。
ご家族の承諾を得て、後日改めて未確認分の調査のために訪問することになりました。
残念ながら望月先生の所にも全冊は揃っていませんでしたが、このときそれまで見つける事が出来なかった30冊近くの情報を得る事が出来ました。

このようにして今回のリストを作ってきたわけです。


リストの見方

では、実際にリストにはどのような情報が記載されているか、項目内容とその見方について説明します。

No. 連載開始からの通し番号(通巻、休載号含む)
・連載前は「000」、終了後は「999」、増刊号は「増××」
サブタイトル 各エピソードにつけられたサブタイトル
発行年。西暦および(和暦)
号数 :表紙ならびに背表紙に記載された号数
発行:×月×日発売号
通号:×巻×号
・発行・通号ともに奥付記載の内容
・国会・多摩図書館は通巻(号)で管理されています。
所蔵 国会・多摩図書館に蔵書がある場合それぞれに●
掲載総ページ数。扉絵含む
表紙
△:複数例

△:複数例

●:メイン例

●:メイン例

●:少年キング表紙のメインがワイルド7あるいは望月先生
△:複数作品の中にワイルド7あり
×:該当なし
△例

△例

●例

●例

●:少年キング背表紙のメインがワイルド7あるいは望月先生
△:複数作品の中にワイルド7あり
×:該当なし
巻頭 ●:グラビアを除き掲載順が一番始めの場合
×:該当なし
4C 4色カラーのページ数
2C 2色カラーのページ数
扉絵(C) 4:4色カラー
2:2色カラー
1:モノクロ
コメント 特記事項
1P下段「ワイルド7の実体」

1P下段「ワイルド7の実体」

2P下段に読み物

2P下段に読み物

(1P)時限爆弾のトリック説明

(1P)時限爆弾のトリック説明

・単行本未収録シーンの内容
・本編中の目次、予告、読み物
・特集記事
 など


リスト


【リストのダウンロードはこちらから】

(Ver.8.26)2018/07/02更新


●少年キング「ワイルド7」掲載リスト(エクセル版)
●少年キング「ワイルド7」掲載リスト(PDF版)


補足として、「ワイルド7」連載期間前後の関連号や、本誌のほか増刊号やイラスト集といった特集号もチェックしています。
みなさんの気になる一冊、探していた「念願のあの号」を見つけるヒントとして、あるいはネットオークションや古書店で袋詰めされて中身の分からないモノを購入するきっかけなど……そんな風に活用してもらえたら嬉しいですね。

最後に、これからも完全版リストを目指して調査を続けて、バージョンアップした内容はまた公開していきたいと思っていますので、現在未確認になっている内容についてご存知の方からの情報を、心よりお待ちしております。
気軽に「月刊望月三起也」事務局(info@wild7.jp)までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


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お待ちしております。
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望月先生のコメント
投稿ありがとうございました(事務局)

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