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望月マニ也

第88回

ワイルド7 SAGA [メンバーズ・クロニクル]

執筆者:   2015 年 8 月 4 日

7周年だョ!ワイルド7シリーズのメンバー全員集合!!
「ワイルド7R」続編の発売を前に、これまでのおさらいがてらドーゾ!

100■「ワイルド7」の初期に、隊員たちが草波の元を離れていく出来事が発生し、これまであまりに反抗的でならず者の集団だったことから、心配した成沢が今度は警察官と自衛隊の中間となる代わりのメンバーを100人用意してくるというシーンがありました。
そのとき草波は、ワイルド7はあの7人以外には考えられないと、これを拒絶するのです。

日頃は厳しい態度を取っていても、草波がメンバーたちのことを仲間と信頼して、どれだけ思っていたのかが伝わってくる熱い場面です。

051さて、現在「月刊望月三起也」の事務局スタッフとして活躍しているTakumiさんが、かつて開設していた日本最初のワイルド7ファンサイト「ワイルド7forever」はボクもお気に入りで、よく覗いたり書き込みなどで参加していました。
(※「月刊望月三起也」の前身となった「ワイルド7forever」ができるまでの経緯や当時の思い出については、その内Takumiさんにシッカリ書いてもらうとして!)その頃に「ワイルドのメンバーって結局何人いるのだろう?」と疑問に思ったものでした。
なにしろ勢揃いしたメンバーのイラストを描いて「forever」に送ったくらいです。
「魔都ベガスを撃て」を読んだ頃の話で、その時点で既に50人を超えていました。

2008年にスタートしたこの「月刊望月三起也」も、今月号でついにめでたく7周年を迎えました。
それを記念して今回はイラストを描いたときから20年近くを経て、さらに増えた「ワイルド7」シリーズの数々を、メンバーの変遷とともに調べていきたいと思います。

(その1) 本編

【A】ワイルド7

A0■1969年の連載開始から「週刊少年キング」(少年画報社)で10年にも渡るロングランヒットとなった、文句ナシのポリス・アクションの金字塔。
法で裁けないような悪党たちに対して、より凶悪な悪党をぶつけて問答無用で退治するという大胆かつ斬新な設定で、メンバーは全員が死刑囚。
すべてがここに繋がるシリーズ原点となる作品。

なお、これまで作品紹介でいくつかのエピソードを取り上げてきました。
それぞれの詳しい内容は以下から

コンクリート・ゲリラ/黄金の新幹線/緑の墓/首にロープ/谷間のユリは鐘に散る/死神を処刑/
地獄の神話(編)/魔像の十字路

01A01飛葉大陸:ご存じ、みんなから「飛葉ちゃん」と愛されるシリーズ全般の主人公。
最年少ながらリーダーとして銃とバイクの腕前は抜群。
横浜の暴走族「イーグル団」の元ボスで、その頃の罪状は大人顔負けな札付きのワルだった。
自由に少年院を出入りする脱獄の常習犯で、6度目の脱獄で草波にスカウトされる。
02A02ヘボピー:基地の街を根城に暴れ回っていたヒッピー崩れで、人間離れした怪力の持ち主。
見た目に寄らず古風な人柄だが、当初は暴れ出すと手が付けられない気性の荒さがあった。
本名は辻。
03A03_2両国:金庫破りを犯した爆破のエキスパート。
「両国花火株式会社」の一係長だが、会社の弱みを握り社長以上の権力を持つ。
愛嬌あるキャラクターで、札幌出身。
通称「パチ公」。
04A04オヤブン:上州で千人の子分を抱えていたヤクザの大親分。
義理と人情に厚い直情型の性格ながら、奇襲戦法などのアイデアに優れる。
通り名は「新田の田吾作」
05A05八百:プロ野球投手だったが、賭博試合で球界を永久追放される。
任務のない時にはゴルフのコーチをしていて、酒飲みの甘い物好き。
メンバーの中でも、特に敵に捕らえられる事が多かったが、単身で仲間全員を死刑から救う場面もあった。
06A06世界:サーカスの花形ブランコ乗り。
入隊したメンバーたちにはオートバイ曲芸の指導をしていた。
07A07チャーシュー:ラーメン屋。
7人目として飛葉がスカウト。
頭の固さと「もう一つとっときの特技」を持っていたが、披露する事なく殉職。
ここまでが発足時のメンバー。
引き続き、ワイルドに絶対欠かせないこの男と追加メンバーにも目を向けると
08A08草波勝:ワイルド7の発案者であり隊長。
国立江戸大学出身で、末は警視総監とも言われた警察官出身のエリート検事。
冷酷な態度を取り部下たちから恐れられているが、実は正義のため己を犠牲にする仲間思いで情け深い性格。
09A09テル:元サッカー選手。
一人だけデザインの異なるヘルメットを被り、先輩たちにも反抗的だったが、怪我で一線を退いた後は独自に敵地に潜入して現役復帰を認めてもらおうとする忠実さも見せる。
10A10デカ:警視庁45年のベテラン刑事。
少年キングのメンバープロフィールでは「ワイルド7の中ではコック役を務める」と書かれていた。
11A11ユキ:ゲリラハンターとしてワイルドに敵対する形で登場。
その実力を草波に認められ、無階級のみそっかすとしてワイルドに入隊した後、女ワイルドのリーダーとして正式に警部補に昇格する。
「ガラスの城」でユキがリーダーを務めた女ワイルドのメンバーは
12A12女王:暴走族「関東バイク旅団」のアイドルにして暴力団組長の娘。
事件に巻き込まれ飛葉に護衛された事をきっかけに、ユキやバイク族のときの子分たちと一緒に女ワイルドを結成する。
13A13ジェロニモ(準) 14A14メダカ(由香) 15A15ちくわのお伝
16A16ジャム猫トミ 17A17アップルのパイ
さらに外すことができないのが、この面々
18~24A18-24テスト生:「運命の七星」に登場。
メンバー全滅に備えて、草波が第2のワイルド7として調達した7人で、射撃テストはオヤブン、両国の襲撃に見せかけて行われた。
メンバーの浅野は22口径が得意。
A99_07
A99_01その他、メンバーではないが、テスト生たちのように「ワイルドの代わり」という意味では、バイク騎士も同様の役割をしている。
もし敗れていたら「誘かいのおきて」以降は、ワイルドに取って代わってバイク騎士が活躍していたのかもしれない。
A99_08飛葉とともに敵を追いつめて行った仲間としては、昔から世話になっている新聞記者の白井や、尾行屋として雇った戸塚、あるいは事件巻き込まれて一緒に逃げることになった三下ヤクザの三次などがいる。
またワル時代の仲間で、今は敵対関係である麻生芸能の神とも共通の敵を前にして、華麗なコンビプレーを見せている。
A99_02白井A99_03戸塚A99_05三次A99_04

【B】優しい鷲

B0■単行本「新ワイルド7」冒頭に収録されているが、発表は「ワイルド7」連載終了のわずか半年後の1980年。
「俺の新選組」が連載中の「週刊少年キング」(少年画報社)に、新春特別読切として掲載された「ワイルド7」最終章の後日談的エピソード。
日本を支配する宿敵・秘熊の一派に、ワイルドが生き残っていたと思わせるためメンバーにそっくりな日系人を替え玉としてオトリに使い、訪問先のアメリカでの暗殺計画を企てるストーリー。

B00_01ここでの飛葉は、マッターホルンの登山中に雪崩で記憶を失い、近くのホテルで働いていた後、メキシコの資産家に息子として引き取られる。
B00_02草波は秘熊の側近としてアメリカを訪れ、密かに計画を進める。
25B25世界(兄):元自衛隊航空団長。
草波の指示で、オトリ作戦のため偽ワイルドのメンバー招集に動く。
26B26両国役:貧しい暮らしの中、病で寝込んだ母親の看病をしている。
27B27八百役:ゲイバー勤め。
28B28ヘボピー役:覆面プロレスラー。
29B29
オヤブン役:八百屋で身重の奥さんがいる。
30B30ユキ役:ブロードウェイの舞台を目指している女優。

【C】新ワイルド7 野獣伝説

C0■1986年に隔週誌の「コミックバンバン」で連載スタート。
第一部が終了した後は1989年にムック本「書下ろし新ワイルド7」として毎月100ページ超の読切を発表した後、同年10月よりコミックバンバン増刊「ヤングメタル」(すべて徳間書店)へと掲載誌を変えながら継続していったシリーズ。
記憶を失った飛葉が、新たなメンバーを率いてさらなる強大な敵に立ち向かっていく。
前作に比べ、火力増加だけでなく舞台も世界各国へと広がり、あらゆる面でパワーアップされた作品。

C00_01飛葉は、ワイルドとして活躍していた10数年の記憶を無くしていた。
問題行動が多いお荷物警官として銃の所持を禁じられ、各署を転々とさせられながら掃除係をしている。
C00_02草波は、検事総長に出世しているが、以前のように実戦部隊のワイルドと行動を共にする事はほとんどなく、水面下で国際問題などが絡んだ政治的駆け引きを行うようになる。
31C31クロス:香港警察を始めとする東南アジアの警察機構に務めてきたベテラン刑事で、広く情報網を持っている。
女たらしな面もあるが、敵に対しては冷酷な殺人マシーンと化す。
32C32
エンゼル:本名は一条寺聖子。17歳。
京都出身の仏系アフリカンとのハーフ。
銃の腕は二流だが暗記力と三味線が得意。
33C33水戸っぽ:37歳。
キレやすい性格で、当初は飛葉のリーダーとしての資質を疑う役回りだったが、数々の戦闘を通じて、やがて任務以外でもピンチには真っ先に駆け付ける本物の「ダチ」へと変わっていく。
前歴はF2レーサーや警察署長、はたまた飛葉のワル仲間などさまざま。
34C34畑モスケ:京都府警ではエンゼルの相棒をしていた刑事で、現在は神奈川県警からの出向。
元セイコーの社員。
しばしば語尾に「ど」が付く。
35C35増田一心:正式なワイルドとしてではなく、人質救出作戦でメンバーたちの空輸のために飛葉が雇った密輸屋で整備担当。
そのままタイの麻薬王が暮らす村までメンバーたちと同行する事になる。
36C36ジャッキー典:増田一心とコンビの密輸屋でパイロット。
ときに一心やトンビといった呼び方が混在する。
37~38C37-38置いて行かれた2人:草波が「新ワイルド7」を結成したときに一員となるが、飛葉とエンゼルが任務に背いて勝手にメンバーたちを買収した結果、搭乗に間に合わなかったため未熟とみなされ作戦に参加できなかった。
その後、草波からも声が掛かる事はなかった。
39C39画竜点睛:補充メンバーとして帆船ジャパン丸での採用試験に参加するものの、試験官よりも大きな態度だった元傭兵。
ワイルドの参謀役を務める。
40C40鬼木一八:ジャパン丸採用組で正義感の強いツッパリタイプ。
元金庫破りのため暗闇に目が慣れやすく細かい作業が得意。
41C41名称不明:ジャパン丸採用組で自称音楽マニア。
飄々とした性格。
42C42
名称不明:ジャパン丸採用組で、見た目とは裏腹に他人のために危険を顧みない命知らずな面があり、画竜からは「死を前にして冷静さを保てるタイプ」とその実力を買われるものの、以降は最前線で活躍する事がなかった。
43C43署長:以前飛葉も務めていた港横浜署の元署長で、自らの失態から署長の座を追われ草波に班長としてワイルドに迎え入れられる。
出世の邪魔になると飛葉を嫌い、暗殺者を使って消そうとしたこともある。
なお、「魔像の十字路」では草波の同期で、秘熊の息がかかった本牧署の署長として登場している。
C43_2
「新ワイルド7」には読切エピソードも多く、中にはワイルドが出動できないため急遽戦力増強として、飛葉が独断で臨時のメンバーを集めて敵地に乗り込むといったケースがある(そのため使い捨て的にバタバタと仲間が死に、戦闘の過酷さや敵の強大さがクローズアップされる結果となる)
「極北のAリアン」では
44~45C44-45平間刑事(左)とその先輩刑事:二人とも国籍による偏見から無実の少女の話を信じず犯人扱いしていたが、その身柄確保のために飛葉に同行して敵地に乗り込むことになる。
46~48C46-48高利貸の用心棒3人:ワイルドのメンバーが一八を除き花粉症療養でグアムへ行ってしまったため、飛葉が急遽補充した戦力。
「黄金のヘリボーン」
49~52C49-52(左から)土山刑事山本刑事課長吉川の先輩刑事吉川刑事:日本との関係が悪化するためワイルドを出動できない国で、人質になった連続交番襲撃事件の黒幕を逮捕するために、飛葉が声を掛けて集めた港一丁目署の刑事たち。
吉川刑事とその先輩とは大学時代からの付き合いで、吉川にとって先輩の命令は絶対で逆らうことはできない。
巻き込まれ型として飛葉が戦闘をともにした相手は他に
飛葉が持っていた交渉用のダイヤに目がくらみ、強奪の機会を狙ってタイまで押しかけてきた仏の次郎の一派や、警察に裏切られた上に組織から追われ爆弾処理まで駆り出された佐々木兄妹の兄もいる。
C99_01(左から)仏の次郎・アニマル・赤毛C99_02佐々木兄妹

【D】続・新ワイルド7

D0■描き下ろしムックとして「ワイルド7 野獣の紋章[エンブレム]」(徳間書店)のタイトルで、1994年5月「闇に笑う悪神」、11月「密林の凶女」、1995年「魔都ベガスを撃て」を発表。
1995年に単行本が発売され、タイトルが「続・新ワイルド7」と改められた。

前作「新ワイルド7」を引き継ぐ設定ながら、読切にふさわしくときに飛葉も愛用銃を変え(ここだけのオートマグ!)新たにメンバーを集めたり、旧シリーズを思わせるユニフォームを揃えるなど、新機軸もふんだんに取り入れられている。

前シリーズから引き続きの登場は、飛葉・草波・クロス・エンゼル・水戸っぽ・画竜・一八・署長
D00_01D00_02D00_03D00_04
D00_05D00_06D00_07
D00_08
53D53看守長:関内刑務所の現役看守長。
冤罪になっている恩人「船長」の娘を取り返すため、一時釈放した受刑者の鬼棒に対する責任者という名目で作戦に加わる。
54D54鬼棒:飛葉の友人。
大学の古武道棒術同好会出身で、棒術の達人。
終身刑で服役していた所を、20時間限定で釈放され作戦に参加する。
55D55馬力本願:由緒ある寺の息子で元プロレスラー。
不良たちが集まるクラブの会長に就き、部下たちを厳しく統制していた。
飛葉は覚えていないが、昔一緒に遊んでいたワル仲間らしい。
56D56青山課長:将来の警察庁幹部として周りからチヤホヤされてきた苦労知らず。
草波の大学の後輩。
臨時雇いの員数合わせで出動したため、ユニフォームのネーム表記は「HeLP」
57D57ポパイ:砂漠の修理屋で、飛葉は覚えていなかったがワイルドのメンバーたちとは過去に何度か会っていたらしい。
ラスベガスのスゴ腕たちに顔が利き、戦力を集めた。
58D58サポリターノ:ホテル「D.SEA」支配人の私設ガードマンだったが、支配人組合長の命令で強制的に飛葉の下で働くことになる。
飛葉からはナポリタンと呼ばれ、初めて会ったときから相性が悪く、いざこざが絶えない。
59D59蛇使い:ジェロニモの血を引く家柄で、職業は毒蛇獲り。
常時蛇を10匹は持ち歩くベテラン。
60D60名称不明:自称デビイ・クロケットの血筋だが素性は当てにならない。
射撃の腕前は確か。
61D61名称不明:ホテルの遊園地部門で、巨大アトラクションを動かす機械屋。
62D62名称不明:カジノでイカサマをした所を捕らえられたが、その挙動不審さを飛葉に買われてスカウトされる。

【E】ROSE Ⅴ[ロゼサンク]

E0■2001年「別冊ヤングジャンプ」(集英社)に掲載された50ページの読切作品。

中年となり身体を壊して殺しの世界から退いていた伝説の男・飛葉が、少女を救うためにかつての仲間に声をかけ、再び命懸けの戦いに身を投じていくことになる。
同時期にこの作品を元にした映像化の企画があり、飛葉を除くメンバーが全員女性というのも特徴。


E00_01この作品より飛葉の年齢が上がり中年に。
本人曰く年齢は30そこそことのこと。
歴戦の後遺症で膝の関節が元に戻らず駆け足もできなくなっている。
人知れず都内某所で屋台のケバブ屋を営んでいた。
63E63
草波(息子):東新宿署に勤務し階級は警視。
隊長だった草波を「オヤジ」と呼び、ワイルドは大昔の事だと飛葉に非協力的な態度を取る。
64E64アン:フランスのコルシカ・マフィアを5人で全滅させた「ROSE Ⅴ」のメンバーで、職業はCA。
フライトでパリにいた所を飛葉が電話で呼び寄せる。
65E65ドゥ=ジュン:「ROSE Ⅴ」メンバー。
日本舞踊「新花柳流」の師匠で、名前は純子。
敵から奪った大口径の狙撃銃を操る。
66E66トワ絵夢:「ROSE Ⅴ」メンバー。
現在は足を洗っているが、特技は盗撮で敵の様子を探るのが得意。
67E67リサ:目の前で恋人を暴力団L組に惨殺された15歳の少女。
復讐のため飛葉に銃の扱いを教えて欲しいと頼むが、敵に捕らえられてしまう。

【F】飛葉 もうひとつのワイルド7

F0■2002年「コミック伝説マガジン」(実業之日本社)で連載スタートしたが、ストーリー半ばで掲載誌が休刊したため後半は単行本描き下ろしとなった。
アニメ「ワイルド7 another 謀略運河」の原作。

過去を無くし中米ニクァラガでハポと呼ばれて暮らしていた飛葉は、日本企業が狙われた豪華客船のシージャック事件に巻き込まれ、新たな仲間を集めて人質救出に向かう。


F00_01ワイルド解散後の飛葉(ハポ)は、ニクァラガ前政府の下で傭兵隊「第6コマンド」を指揮していたが、現在は31歳となり村で漁師をして暮らしている。
体内に残った銃弾のせいで時々発作に悩まされる。
戦場ではリーダーとして若手育成の場面も見られるが、仲間たちから「オジさん」と呼ばれる事を極端に嫌っている。
F00_02草波の名前は出てくるものの、飛葉との会話はペット型のロボットを通じて行ったため、本人は登場しない。
68F68ホルヘ:飛葉とは古い友人で、5年の刑期で収監されていた間は飛葉に家族を守られていたが、隠れて妻とできていたという噂を信じて作戦中に飛葉を消そうと企んでいる。
当初は人質救出作戦のリーダーで、年老いたものの飛葉の実力は認めている。
69F69終電:トレーニングセンターでのテストに合格してメンバー入りする。
21歳の自称SWAT出身のロス警官。
熱意を買われてメンバー入りするが、徐々に実践のキャリアが無い事が明らかになる。
70F70イバラキ:テスト合格による採用組。
ひと言多い性格で、リーダーへの不満を口にして周りに当たり散らす。
小柄な体格を活かし、音もなく敵陣に忍び込む事が得意。
71F71
4トン:テスト合格による採用組。
力持ちの巨漢で、ナイフを振りかざすのが特徴。
自分の事は語らないが、傭兵経験もあり腕は確か。
72F72グリーン:テスト合格による採用組。
難易度の高い射撃を行うなど、戦い慣れした実力の持ち主。
73F73グッチ:テスト合格による採用組。
一言も発さず、実力は未知数
74F74ハンペン:本名は伴辺。古代史の大学教授だが射撃が得意で草波にスカウトされ、白くてムッチリした女性のため「ハンペン」と呼ばれる。
5年前に刑事だった飛葉と組んだ事もあるが、今回はたまたま通りかかった飛葉に協力を求められて作戦に参加。
75F75ラップ:本名ロバート・デ・ニーロ・Jr。
ハンペンが遺跡発掘のために雇ったドライバーで、ヘリの操縦や爆発物処理も得意。
F99_01戦闘には参加しなかった協力者としては、闇の武器商人、ハッサン。
古くからの飛葉の馴染みで、武器だけでなくメンバー選びのために独自のトレーニングセンターを用意してテストを行った。


【G】W7

G0■2009年にWebマガジン「KATANA」(イーブックイニシアティブジャパン)掲載。
連載は一時中断されていたが2014年に再開、その後完結となり、オールカラーで書籍化もされた。

アメリカ西部の街で保安官をしていた飛葉が、草波の命により誘拐事件解決のために、新チームのリーダーとして日本に呼び戻される。


G00_01飛葉はアメリカの田舎町で保安官をしていた。
ワイルドの記憶を無くして以降、草波とは初めて顔を合わせた様子。
G00_02検事総長の草波。
30数年前に命を救われた恩のある巡査の娘が誘拐され、非公式にW7を組織する。
G00_03草波(息子)も登場。階級は警視。
検事総長である父の命に従い、チームのリーダーとして飛葉をアメリカから長崎に召集するが、非公式なミッションのため表立って事件には関わることはしない。
76G76メリー安:アメリカ重犯罪局からの出向。
FBIネバダ支部での射撃成績はトップで大口径による狙撃も行うが、格闘技は不得意。
77G77青公路千代:千日流宗家で、W7の登録ナンバーはW-Ⅲ。
格闘担当としてのセンスは結構なお点前というプロフェッショナル。
78G78原刑事:元SPで、草波(息子)の指示により幸一家を張り込んでいた刑事。
借金返済のためにW7に参加する。
通称「ワニさん」
79G79ラスト・ワン:以前の作戦では無能な指揮官を撃ちクビになったという無愛想な男。
顔の割に優しい所を飛葉に指摘される。
必ず最後に一人生還する所からその名が付いた。
80G80ポチ:異常に発達した嗅覚が自慢の関西弁交じりの商売人。
コンピューターを始めとした機械の扱いに強い。
81G81ガンジー:最新鋭の機器を搭載した専用の情報収集ヘリ「黄色い空(イエロースカイ)」の椅子に座ったまま作戦に当たる。登録ナンバーはW-Ⅴ。
祖父が百大隊に所属していた二世部隊オタク。
部下のパイロットたちからは、「頑固な爺い」でガンジーと呼ばれている。
82G82幸一家の組員:親分想いで兵器に詳しい。
常にカラフルなキャンディをくわえている。

【H】ワイルド7R

H0■冒頭部分は「濁流の古都 導入編」として2011年「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)に掲載された後、同年発売の単行本で完結した。
草波(息子)の指揮により新メンバーのワイルド7が活躍する世界で、京都を舞台に次世代を担う新キャラクターの大悟とともに事件に挑む。

そして、いよいよ制作も大詰めとなり発売が迫る続編では、成長した大悟や他のメンバーたちの個性がどんな風に描かれ、さらに新たなメンバーの登場もあるのかが注目される。

このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7R(リターンズ)
H00_01ここでの飛葉は、今もワイルド7のリーダーとして悪党退治を続けている。
表向きには自動車の修理屋で「ガレージH.D」のオーナー。
H00_02草波(息子)は、高等検察庁の検事長になっている。
官僚気質で、一応は父親からワイルドを引き継いでいるものの、組織やメンバーたちの事を好意的には思っていない。
83H83大悟:期待のニューフェイス。
対抗する組織の幹部4人に重傷を負わせ逮捕されたヤンチャ者で、刑事や強盗を前にしても動じない度胸の持ち主だが、根は素直で殺しの経験はない。
若い頃の飛葉に瓜二つの顔立ちで、いわゆるアホ毛がピンと立って区別できる所が、いかにも今どきの若者といった感じ。
行動力を買われて飛葉のサポート役になる。
未熟ではあるものの男らしく機転が利き、飛葉からも何かと目を掛けられている。
84H84ベンケイ:優れた動体視力を持ち、恐いもの知らずの性格さえなければJリーガーになれる逸材。
その特技を活かして飛んできたロケット弾を頭で弾き返したり、バイクに装備した専用の装置に吸い込ませ無力化させる事ができる。
なぜか飛葉には頭が上がらず、無茶ばかりさせられるため迷惑をしている。
85H85デンポー:太秦撮影所に出入りしファンに囲まれるほどの人気役者。
職業柄、女の視線や殺気を敏感に察知する。
86H86ドンジリ:盗聴が得意。
87H87名称不明:整備係としてメカからユニフォームのアイロン掛けまで整備を行う。
オネェ言葉を飛葉に指摘されている。
88H88からくり人形:整備係の乗るバイクの側車部分が棺桶になっていて、フタが開くと中から機械式のドラキュラの人形が起き上がり銃を撃って攻撃する。

(その2) 番外編

【I】ワイルド7 BEFORE

I0■2003年に愛蔵版「ワイルド7」(実業之日本社)全巻購入者特典のブックレットに掲載された読切作品。
後にぶんか社コミック文庫「ワイルド7」1巻の冒頭に収録される。

なんとワイルド7は実在していて、そのメンバー集めの取材裏話を漫画にしたという疑似実話、いわゆるモキュメンタリー・スタイルの作品。
シリーズで唯一、飛葉は描かれたイラストのみで本編には登場しない。

I00_01I00_02本人登場はオヤブンと八百。
89I89顔古一徹:新組織のメンバー採用のため、草波検事に代わって死刑囚・長期刑の悪人を面接した検察庁係長。
近々転職をして漫画家となり、この組織の記録を描こうと考えている。
ペンネームは望月三起也。

【J】ワイルド7 エピソード0

J0■2011年に劇場版「ワイルド7」公開に併せ、コミカライズ作品、トリビュート漫画をまとめたムック本「ワイルド7特集号」(少年画報社)に掲載された短編。

わずか7ページながら、オリジナル第一話の退治シーンに至るまでをページを上下に分け、犯人と飛葉たちそれぞれ異なった視点で展開していき、その後に本編冒頭部分を収録するこだわり具合が楽しい。


J00-01飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界が登場

(その3) 企画モノ・漫画作品以外

【K】「超こち亀」寄稿イラスト

K00_01■2006年に、こち亀連載30周年を記念して発売された「超こち亀」(集英社)に多くの漫画家たちとともに望月先生が寄せたイラストの中で、豪華にワイルドメンバーとユニフォーム姿の両さんが共演を果たしている。
また、この中ではパラレルワールドならではの世界とユキが一緒に描かれている。
飛葉と両さんとの共演は、過去にもJC版「こちら葛飾区亀有公園前派出所」65巻の望月先生の巻末コメントで飛葉のバイクに乗る両さんと派出所の自転車に乗る飛葉のツーショットが描かれたことがある。

登場メンバーは、飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界・ユキ
90K90両津勘吉:秋本治先生の人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公。
どうしてもメンバーになりたくて、ヘボピーのバイクを奪い強引に念願を果たした。

【L】悪魔教編

L0■2007年にワイルドのパチスロが発売されたときに販促用のパンフレットで発表。
ワイルドの魅力を余すところなく大胆に描いた内容は、こちらも登場するのはオリジナルのメンバーながらユキと世界が共演している。


このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7 悪魔教編

L00_01L00_03L00_02飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界・ユキが登場。

【M】夕刊フジ

M0■2013年2月26日の「夕刊フジ」創刊44周年記念企画として描かれた見開き漫画。
「エピソード0」同様、初登場シーンの裏側を、当時の世相とともに描いているのがポイント。


このイラストは
「月刊望月三起也」への投稿採用者に景品として送られる2枚組クリアファイルでもご覧になれます。


M00_01飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界・チャーシューが登場。

■これまでの作品を発表時期と作中の設定時期を図にしてみると、こんな感じになります。
wild7 History
あらためてワイルド7の世界というものが、各年代を経て途切れることなく今なお描き続けられる、時代を超えた人気シリーズであることが分かります。

揃いも揃った!ワイルドメンバーたち、出るも出た!13作品、総勢なんと90人!
濃いファンの方たちの中には若干「コイツは違うだろ」「アイツがいねーぞ」という個人差もあると思いますが、今回は【もし「月刊望月三起也」7周年のお祝いをするなら、関係者としてこの人には声を掛けておかないと】という基準で選んでみました。

まんざら冒頭の成沢さんの新ワイルド100人構想も間違ってなかった気がします。
これだけ集まったのならドサクサに紛れて100人までは、もう少しくらい役立たずで変なメンバーを追加しちゃってもいいかもしれませんね。
例えば……
91yazyヤジ:探す、調べる、数える、並べることが得意で大好き。
クルマの運転は、助手席の者を恐怖のドン底に陥れるほどの腕前。
エアバックが6つ同時に開いたことがある。

……なーんて。


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望月先生のコメント

またまた、驚かされました。
ワイルド7が、なんと『ワイルド90』・・・・・ 90ですよ、90人!ヒェ〜ですね。
それもラスト・ワンはこち亀(こちら葛飾亀有公園前派出所/秋本治)の両さん(両津勘吉巡査)だったとは。
もっとも、91(?)についてはいかがなものか?どさくさ紛れに参加したエキストラみたいな気もしますけど。

この“91”、実は大変な人、ワイルド7の歴史家、または発掘者と言ってもいい。そもそもの出会いが、さる編集者のお供で横浜へ。食事をしながらの会話で、その編集者さんが言う。
「このyazy君、ワイルド7に関しての質問に答えてくれないものはないのです」と。
試しにひとつふたつ軽く問う。
即答です!
その後はマニアックにみっつよっつと。これまた間を秒とおかず答えが返って来る。
驚いたねぇ
ひょっとしたらワイルド7を描いていたのはこの人か?と、私は偽者かもと思わせる。その頭ン中かち割って見たくなるなァ。なんて考えてしまう、とんでもない人なんです。

で、ありまして、ワイルド7が映画化された時、普通はパンフレットへのコメントは作者が書くものと決まっているのですが、yazyくんに代わって書いてもらいました。
好評だったと聞いています。
私が書いていたら、「ここ、記憶違い」「あそこ、別の人物?」「名前がトラさんからヘボピーに変わってる」などなど、多分ツッコまれていたと思ってます。

公開日初日の舞台挨拶は本人(私)が、監督、役者さんと混ざって舞台に登場させてもらいましたが、そこから見た客席の驚き。満員は当然として客席に女性しか目に入ってこない。なんと、なんとです、当日来客の90%が女性だったそうで、関係者の方が言うには、「平日の第一回目上映ですから男性はみなさん会社にいる時間ですよ」とか、おっしゃって。そういうもんなんだ、と納得。紙の上だとまったくの逆なのにね。
なんてことも思い出して、今ペンをとっています。

本題の“90”人ですが、改めてこう紹介をされちゃうと、思い入れのあるキャラクターって半分ですねぇ。ストーリーを動かせるキャラクターってそうは作れないンです。
テルのようにキャラクターを作ったはいいが、どうにも使いづらいとかで、いつの間にやら出番が減って・・・・・ とか。一方では、大変、残念、失敗したなァというのが早くに死なせてしまった『世界』。
いやァ、2年で終了予定でワイルド7は描いていたもので、早々に“予定通り”の死にしちまったンですが、なんと10年以上も描くことになろうとは。世界が生きていたら・・・・ こんなピンチに世界だったら・・・・ 等々、ストーリーが勝手に動いていく中で、実に頼りになる男(キャラクター)だったなァと、未だに死なせて口惜しいキャラクターNo.1なんです。
で、ヘボピー、両国、オヤブンが次に気に入っているキャラクター、Big3でしょうか。
それぞれ顔かたちだけでなく、性格の違いが出ていて、この3人はまったく無理なくシーンを活かして勝手にストーリーを動かしてくれました。私の頭の中の世界では、まるで現実なんです。逆に言えばこの3人、現実の世界でも割と見かける親しみのあるキャラクターなんでしょう。

次が『ユキ』、理想の女性ですね。誰でもそう思えるようスタイルや顔は絶品、さらに行動力、性格といったところも“いいオンナ”としてワイルド7に参加させちゃったというところでしょうか。

個性ある役者を見つけて喜ぶプロデューサーのように、紙面が動くほどのキャラクターをこれからも生み出していきたいと思うので、yazyくん、フォローよろしく。


                             (敬称略)





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  • 神田雅治 :
    おお! 月刊望月三起也、エース・ストライカーの登場。
    それにしても、詳しいですね。
    さすが。

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