■「ワイルド7」の初期に、隊員たちが草波の元を離れていく出来事が発生し、これまであまりに反抗的でならず者の集団だったことから、心配した成沢が今度は警察官と自衛隊の中間となる代わりのメンバーを100人用意してくるというシーンがありました。
そのとき草波は、ワイルド7はあの7人以外には考えられないと、これを拒絶するのです。
日頃は厳しい態度を取っていても、草波がメンバーたちのことを仲間と信頼して、どれだけ思っていたのかが伝わってくる熱い場面です。
さて、現在「月刊望月三起也」の事務局スタッフとして活躍しているTakumiさんが、かつて開設していた日本最初のワイルド7ファンサイト「ワイルド7forever」はボクもお気に入りで、よく覗いたり書き込みなどで参加していました。
(※「月刊望月三起也」の前身となった「ワイルド7forever」ができるまでの経緯や当時の思い出については、その内Takumiさんにシッカリ書いてもらうとして!)その頃に「ワイルドのメンバーって結局何人いるのだろう?」と疑問に思ったものでした。
なにしろ勢揃いしたメンバーのイラストを描いて「forever」に送ったくらいです。
「魔都ベガスを撃て」を読んだ頃の話で、その時点で既に50人を超えていました。
2008年にスタートしたこの「月刊望月三起也」も、今月号でついにめでたく7周年を迎えました。
それを記念して今回はイラストを描いたときから20年近くを経て、さらに増えた「ワイルド7」シリーズの数々を、メンバーの変遷とともに調べていきたいと思います。
■1969年の連載開始から「週刊少年キング」(少年画報社)で10年にも渡るロングランヒットとなった、文句ナシのポリス・アクションの金字塔。
法で裁けないような悪党たちに対して、より凶悪な悪党をぶつけて問答無用で退治するという大胆かつ斬新な設定で、メンバーは全員が死刑囚。
すべてがここに繋がるシリーズ原点となる作品。
※なお、これまで作品紹介でいくつかのエピソードを取り上げてきました。
それぞれの詳しい内容は以下から
コンクリート・ゲリラ/黄金の新幹線/緑の墓/首にロープ/谷間のユリは鐘に散る/死神を処刑/
地獄の神話(前・後編)/魔像の十字路
引き続き、ワイルドに絶対欠かせないこの男と追加メンバーにも目を向けると
さらに外すことができないのが、この面々
飛葉とともに敵を追いつめて行った仲間としては、昔から世話になっている新聞記者の白井や、尾行屋として雇った戸塚、あるいは事件巻き込まれて一緒に逃げることになった三下ヤクザの三次などがいる。
またワル時代の仲間で、今は敵対関係である麻生芸能の神とも共通の敵を前にして、華麗なコンビプレーを見せている。
■単行本「新ワイルド7」冒頭に収録されているが、発表は「ワイルド7」連載終了のわずか半年後の1980年。
「俺の新選組」が連載中の「週刊少年キング」(少年画報社)に、新春特別読切として掲載された「ワイルド7」最終章の後日談的エピソード。
日本を支配する宿敵・秘熊の一派に、ワイルドが生き残っていたと思わせるためメンバーにそっくりな日系人を替え玉としてオトリに使い、訪問先のアメリカでの暗殺計画を企てるストーリー。
■1986年に隔週誌の「コミックバンバン」で連載スタート。
第一部が終了した後は1989年にムック本「書下ろし新ワイルド7」として毎月100ページ超の読切を発表した後、同年10月よりコミックバンバン増刊「ヤングメタル」(すべて徳間書店)へと掲載誌を変えながら継続していったシリーズ。
記憶を失った飛葉が、新たなメンバーを率いてさらなる強大な敵に立ち向かっていく。
前作に比べ、火力増加だけでなく舞台も世界各国へと広がり、あらゆる面でパワーアップされた作品。
「新ワイルド7」には読切エピソードも多く、中にはワイルドが出動できないため急遽戦力増強として、飛葉が独断で臨時のメンバーを集めて敵地に乗り込むといったケースがある(そのため使い捨て的にバタバタと仲間が死に、戦闘の過酷さや敵の強大さがクローズアップされる結果となる)
「極北のAリアン」では
「黄金のヘリボーン」
巻き込まれ型として飛葉が戦闘をともにした相手は他に
飛葉が持っていた交渉用のダイヤに目がくらみ、強奪の機会を狙ってタイまで押しかけてきた仏の次郎の一派や、警察に裏切られた上に組織から追われ爆弾処理まで駆り出された佐々木兄妹の兄もいる。
■描き下ろしムックとして「ワイルド7 野獣の紋章[エンブレム]」(徳間書店)のタイトルで、1994年5月「闇に笑う悪神」、11月「密林の凶女」、1995年「魔都ベガスを撃て」を発表。
1995年に単行本が発売され、タイトルが「続・新ワイルド7」と改められた。
前作「新ワイルド7」を引き継ぐ設定ながら、読切にふさわしくときに飛葉も愛用銃を変え(ここだけのオートマグ!)新たにメンバーを集めたり、旧シリーズを思わせるユニフォームを揃えるなど、新機軸もふんだんに取り入れられている。
前シリーズから引き続きの登場は、飛葉・草波・クロス・エンゼル・水戸っぽ・画竜・一八・署長
■2001年「別冊ヤングジャンプ」(集英社)に掲載された50ページの読切作品。
中年となり身体を壊して殺しの世界から退いていた伝説の男・飛葉が、少女を救うためにかつての仲間に声をかけ、再び命懸けの戦いに身を投じていくことになる。
同時期にこの作品を元にした映像化の企画があり、飛葉を除くメンバーが全員女性というのも特徴。
■2002年「コミック伝説マガジン」(実業之日本社)で連載スタートしたが、ストーリー半ばで掲載誌が休刊したため後半は単行本描き下ろしとなった。
アニメ「ワイルド7 another 謀略運河」の原作。
過去を無くし中米ニクァラガでハポと呼ばれて暮らしていた飛葉は、日本企業が狙われた豪華客船のシージャック事件に巻き込まれ、新たな仲間を集めて人質救出に向かう。
戦闘には参加しなかった協力者としては、闇の武器商人、ハッサン。
古くからの飛葉の馴染みで、武器だけでなくメンバー選びのために独自のトレーニングセンターを用意してテストを行った。
■2009年にWebマガジン「KATANA」(イーブックイニシアティブジャパン)掲載。
連載は一時中断されていたが2014年に再開、その後完結となり、オールカラーで書籍化もされた。
アメリカ西部の街で保安官をしていた飛葉が、草波の命により誘拐事件解決のために、新チームのリーダーとして日本に呼び戻される。
■冒頭部分は「濁流の古都 導入編」として2011年「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)に掲載された後、同年発売の単行本で完結した。
草波(息子)の指揮により新メンバーのワイルド7が活躍する世界で、京都を舞台に次世代を担う新キャラクターの大悟とともに事件に挑む。
そして、いよいよ制作も大詰めとなり発売が迫る続編では、成長した大悟や他のメンバーたちの個性がどんな風に描かれ、さらに新たなメンバーの登場もあるのかが注目される。
※このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7R(リターンズ)
■2003年に愛蔵版「ワイルド7」(実業之日本社)全巻購入者特典のブックレットに掲載された読切作品。
後にぶんか社コミック文庫「ワイルド7」1巻の冒頭に収録される。
なんとワイルド7は実在していて、そのメンバー集めの取材裏話を漫画にしたという疑似実話、いわゆるモキュメンタリー・スタイルの作品。
シリーズで唯一、飛葉は描かれたイラストのみで本編には登場しない。
■2011年に劇場版「ワイルド7」公開に併せ、コミカライズ作品、トリビュート漫画をまとめたムック本「ワイルド7特集号」(少年画報社)に掲載された短編。
わずか7ページながら、オリジナル第一話の退治シーンに至るまでをページを上下に分け、犯人と飛葉たちそれぞれ異なった視点で展開していき、その後に本編冒頭部分を収録するこだわり具合が楽しい。
■2007年にワイルドのパチスロが発売されたときに販促用のパンフレットで発表。
ワイルドの魅力を余すところなく大胆に描いた内容は、こちらも登場するのはオリジナルのメンバーながらユキと世界が共演している。
※このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7 悪魔教編
■2013年2月26日の「夕刊フジ」創刊44周年記念企画として描かれた見開き漫画。
「エピソード0」同様、初登場シーンの裏側を、当時の世相とともに描いているのがポイント。
※このイラストは
「月刊望月三起也」への投稿採用者に景品として送られる2枚組クリアファイルでもご覧になれます。
■これまでの作品を発表時期と作中の設定時期を図にしてみると、こんな感じになります。
あらためてワイルド7の世界というものが、各年代を経て途切れることなく今なお描き続けられる、時代を超えた人気シリーズであることが分かります。
揃いも揃った!ワイルドメンバーたち、出るも出た!13作品、総勢なんと90人!
濃いファンの方たちの中には若干「コイツは違うだろ」「アイツがいねーぞ」という個人差もあると思いますが、今回は【もし「月刊望月三起也」7周年のお祝いをするなら、関係者としてこの人には声を掛けておかないと】という基準で選んでみました。
まんざら冒頭の成沢さんの新ワイルド100人構想も間違ってなかった気がします。
これだけ集まったのならドサクサに紛れて100人までは、もう少しくらい役立たずで変なメンバーを追加しちゃってもいいかもしれませんね。
例えば……
……なーんて。
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「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
投稿が採用され「月刊望月三起也」に掲載された方には
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是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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そのとき草波は、ワイルド7はあの7人以外には考えられないと、これを拒絶するのです。
日頃は厳しい態度を取っていても、草波がメンバーたちのことを仲間と信頼して、どれだけ思っていたのかが伝わってくる熱い場面です。
さて、現在「月刊望月三起也」の事務局スタッフとして活躍しているTakumiさんが、かつて開設していた日本最初のワイルド7ファンサイト「ワイルド7forever」はボクもお気に入りで、よく覗いたり書き込みなどで参加していました。
(※「月刊望月三起也」の前身となった「ワイルド7forever」ができるまでの経緯や当時の思い出については、その内Takumiさんにシッカリ書いてもらうとして!)その頃に「ワイルドのメンバーって結局何人いるのだろう?」と疑問に思ったものでした。
なにしろ勢揃いしたメンバーのイラストを描いて「forever」に送ったくらいです。
「魔都ベガスを撃て」を読んだ頃の話で、その時点で既に50人を超えていました。
2008年にスタートしたこの「月刊望月三起也」も、今月号でついにめでたく7周年を迎えました。
それを記念して今回はイラストを描いたときから20年近くを経て、さらに増えた「ワイルド7」シリーズの数々を、メンバーの変遷とともに調べていきたいと思います。
(その1) 本編 |
【A】ワイルド7 |
法で裁けないような悪党たちに対して、より凶悪な悪党をぶつけて問答無用で退治するという大胆かつ斬新な設定で、メンバーは全員が死刑囚。
すべてがここに繋がるシリーズ原点となる作品。
※なお、これまで作品紹介でいくつかのエピソードを取り上げてきました。
それぞれの詳しい内容は以下から
コンクリート・ゲリラ/黄金の新幹線/緑の墓/首にロープ/谷間のユリは鐘に散る/死神を処刑/
地獄の神話(前・後編)/魔像の十字路
引き続き、ワイルドに絶対欠かせないこの男と追加メンバーにも目を向けると
12 | 女王:暴走族「関東バイク旅団」のアイドルにして暴力団組長の娘。 事件に巻き込まれ飛葉に護衛された事をきっかけに、ユキやバイク族のときの子分たちと一緒に女ワイルドを結成する。 |
13 | ジェロニモ(準) | 14 | メダカ(由香) | 15 | ちくわのお伝 | |||
16 | ジャム猫トミ | 17 | アップルのパイ |
18~24 | テスト生:「運命の七星」に登場。 メンバー全滅に備えて、草波が第2のワイルド7として調達した7人で、射撃テストはオヤブン、両国の襲撃に見せかけて行われた。 メンバーの浅野は22口径が得意。 |
その他、メンバーではないが、テスト生たちのように「ワイルドの代わり」という意味では、バイク騎士も同様の役割をしている。 もし敗れていたら「誘かいのおきて」以降は、ワイルドに取って代わってバイク騎士が活躍していたのかもしれない。 |
またワル時代の仲間で、今は敵対関係である麻生芸能の神とも共通の敵を前にして、華麗なコンビプレーを見せている。
白井 | 戸塚 | 三次 | 神 |
【B】優しい鷲 |
「俺の新選組」が連載中の「週刊少年キング」(少年画報社)に、新春特別読切として掲載された「ワイルド7」最終章の後日談的エピソード。
日本を支配する宿敵・秘熊の一派に、ワイルドが生き残っていたと思わせるためメンバーにそっくりな日系人を替え玉としてオトリに使い、訪問先のアメリカでの暗殺計画を企てるストーリー。
ここでの飛葉は、マッターホルンの登山中に雪崩で記憶を失い、近くのホテルで働いていた後、メキシコの資産家に息子として引き取られる。 | |
草波は秘熊の側近としてアメリカを訪れ、密かに計画を進める。 |
25 | 世界(兄):元自衛隊航空団長。 草波の指示で、オトリ作戦のため偽ワイルドのメンバー招集に動く。 |
|
26 | 両国役:貧しい暮らしの中、病で寝込んだ母親の看病をしている。 | |
27 | 八百役:ゲイバー勤め。 | |
28 | ヘボピー役:覆面プロレスラー。 | |
29 | オヤブン役:八百屋で身重の奥さんがいる。 | |
30 | ユキ役:ブロードウェイの舞台を目指している女優。 |
【C】新ワイルド7 野獣伝説 |
第一部が終了した後は1989年にムック本「書下ろし新ワイルド7」として毎月100ページ超の読切を発表した後、同年10月よりコミックバンバン増刊「ヤングメタル」(すべて徳間書店)へと掲載誌を変えながら継続していったシリーズ。
記憶を失った飛葉が、新たなメンバーを率いてさらなる強大な敵に立ち向かっていく。
前作に比べ、火力増加だけでなく舞台も世界各国へと広がり、あらゆる面でパワーアップされた作品。
飛葉は、ワイルドとして活躍していた10数年の記憶を無くしていた。 問題行動が多いお荷物警官として銃の所持を禁じられ、各署を転々とさせられながら掃除係をしている。 |
|
草波は、検事総長に出世しているが、以前のように実戦部隊のワイルドと行動を共にする事はほとんどなく、水面下で国際問題などが絡んだ政治的駆け引きを行うようになる。 |
37~38 | 置いて行かれた2人:草波が「新ワイルド7」を結成したときに一員となるが、飛葉とエンゼルが任務に背いて勝手にメンバーたちを買収した結果、搭乗に間に合わなかったため未熟とみなされ作戦に参加できなかった。 その後、草波からも声が掛かる事はなかった。 |
43 | 署長:以前飛葉も務めていた港横浜署の元署長で、自らの失態から署長の座を追われ草波に班長としてワイルドに迎え入れられる。 出世の邪魔になると飛葉を嫌い、暗殺者を使って消そうとしたこともある。 なお、「魔像の十字路」では草波の同期で、秘熊の息がかかった本牧署の署長として登場している。 |
「極北のAリアン」では
44~45 | 平間刑事(左)とその先輩刑事:二人とも国籍による偏見から無実の少女の話を信じず犯人扱いしていたが、その身柄確保のために飛葉に同行して敵地に乗り込むことになる。 |
|
46~48 | 高利貸の用心棒3人:ワイルドのメンバーが一八を除き花粉症療養でグアムへ行ってしまったため、飛葉が急遽補充した戦力。 |
49~52 | (左から)土山刑事・山本刑事課長・吉川の先輩刑事・吉川刑事:日本との関係が悪化するためワイルドを出動できない国で、人質になった連続交番襲撃事件の黒幕を逮捕するために、飛葉が声を掛けて集めた港一丁目署の刑事たち。 吉川刑事とその先輩とは大学時代からの付き合いで、吉川にとって先輩の命令は絶対で逆らうことはできない。 |
飛葉が持っていた交渉用のダイヤに目がくらみ、強奪の機会を狙ってタイまで押しかけてきた仏の次郎の一派や、警察に裏切られた上に組織から追われ爆弾処理まで駆り出された佐々木兄妹の兄もいる。
(左から)仏の次郎・アニマル・赤毛 | 佐々木兄妹 |
【D】続・新ワイルド7 |
1995年に単行本が発売され、タイトルが「続・新ワイルド7」と改められた。
前作「新ワイルド7」を引き継ぐ設定ながら、読切にふさわしくときに飛葉も愛用銃を変え(ここだけのオートマグ!)新たにメンバーを集めたり、旧シリーズを思わせるユニフォームを揃えるなど、新機軸もふんだんに取り入れられている。
前シリーズから引き続きの登場は、飛葉・草波・クロス・エンゼル・水戸っぽ・画竜・一八・署長
【E】ROSE Ⅴ[ロゼサンク] |
中年となり身体を壊して殺しの世界から退いていた伝説の男・飛葉が、少女を救うためにかつての仲間に声をかけ、再び命懸けの戦いに身を投じていくことになる。
同時期にこの作品を元にした映像化の企画があり、飛葉を除くメンバーが全員女性というのも特徴。
この作品より飛葉の年齢が上がり中年に。 本人曰く年齢は30そこそことのこと。 歴戦の後遺症で膝の関節が元に戻らず駆け足もできなくなっている。 人知れず都内某所で屋台のケバブ屋を営んでいた。 |
【F】飛葉 もうひとつのワイルド7 |
アニメ「ワイルド7 another 謀略運河」の原作。
過去を無くし中米ニクァラガでハポと呼ばれて暮らしていた飛葉は、日本企業が狙われた豪華客船のシージャック事件に巻き込まれ、新たな仲間を集めて人質救出に向かう。
ワイルド解散後の飛葉(ハポ)は、ニクァラガ前政府の下で傭兵隊「第6コマンド」を指揮していたが、現在は31歳となり村で漁師をして暮らしている。 体内に残った銃弾のせいで時々発作に悩まされる。 戦場ではリーダーとして若手育成の場面も見られるが、仲間たちから「オジさん」と呼ばれる事を極端に嫌っている。 |
|
草波の名前は出てくるものの、飛葉との会話はペット型のロボットを通じて行ったため、本人は登場しない。 |
古くからの飛葉の馴染みで、武器だけでなくメンバー選びのために独自のトレーニングセンターを用意してテストを行った。
【G】W7 |
連載は一時中断されていたが2014年に再開、その後完結となり、オールカラーで書籍化もされた。
アメリカ西部の街で保安官をしていた飛葉が、草波の命により誘拐事件解決のために、新チームのリーダーとして日本に呼び戻される。
飛葉はアメリカの田舎町で保安官をしていた。 ワイルドの記憶を無くして以降、草波とは初めて顔を合わせた様子。 |
|
検事総長の草波。 30数年前に命を救われた恩のある巡査の娘が誘拐され、非公式にW7を組織する。 |
|
草波(息子)も登場。階級は警視。 検事総長である父の命に従い、チームのリーダーとして飛葉をアメリカから長崎に召集するが、非公式なミッションのため表立って事件には関わることはしない。 |
【H】ワイルド7R |
草波(息子)の指揮により新メンバーのワイルド7が活躍する世界で、京都を舞台に次世代を担う新キャラクターの大悟とともに事件に挑む。
そして、いよいよ制作も大詰めとなり発売が迫る続編では、成長した大悟や他のメンバーたちの個性がどんな風に描かれ、さらに新たなメンバーの登場もあるのかが注目される。
※このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7R(リターンズ)
ここでの飛葉は、今もワイルド7のリーダーとして悪党退治を続けている。 表向きには自動車の修理屋で「ガレージH.D」のオーナー。 |
|
草波(息子)は、高等検察庁の検事長になっている。 官僚気質で、一応は父親からワイルドを引き継いでいるものの、組織やメンバーたちの事を好意的には思っていない。 |
(その2) 番外編 |
【I】ワイルド7 BEFORE |
後にぶんか社コミック文庫「ワイルド7」1巻の冒頭に収録される。
なんとワイルド7は実在していて、そのメンバー集めの取材裏話を漫画にしたという疑似実話、いわゆるモキュメンタリー・スタイルの作品。
シリーズで唯一、飛葉は描かれたイラストのみで本編には登場しない。
本人登場はオヤブンと八百。 |
89 | 顔古一徹:新組織のメンバー採用のため、草波検事に代わって死刑囚・長期刑の悪人を面接した検察庁係長。 近々転職をして漫画家となり、この組織の記録を描こうと考えている。 ペンネームは望月三起也。 |
【J】ワイルド7 エピソード0 |
わずか7ページながら、オリジナル第一話の退治シーンに至るまでをページを上下に分け、犯人と飛葉たちそれぞれ異なった視点で展開していき、その後に本編冒頭部分を収録するこだわり具合が楽しい。
飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界が登場 |
(その3) 企画モノ・漫画作品以外 |
【K】「超こち亀」寄稿イラスト |
90 | 両津勘吉:秋本治先生の人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公。 どうしてもメンバーになりたくて、ヘボピーのバイクを奪い強引に念願を果たした。 |
【L】悪魔教編 |
ワイルドの魅力を余すところなく大胆に描いた内容は、こちらも登場するのはオリジナルのメンバーながらユキと世界が共演している。
※このエピソードの詳しい内容は以下から
ワイルド7 悪魔教編
飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界・ユキが登場。 |
【M】夕刊フジ |
「エピソード0」同様、初登場シーンの裏側を、当時の世相とともに描いているのがポイント。
※このイラストは
「月刊望月三起也」への投稿採用者に景品として送られる2枚組クリアファイルでもご覧になれます。
飛葉・ヘボピー・両国・オヤブン・八百・世界・チャーシューが登場。 |
あらためてワイルド7の世界というものが、各年代を経て途切れることなく今なお描き続けられる、時代を超えた人気シリーズであることが分かります。
揃いも揃った!ワイルドメンバーたち、出るも出た!13作品、総勢なんと90人!
濃いファンの方たちの中には若干「コイツは違うだろ」「アイツがいねーぞ」という個人差もあると思いますが、今回は【もし「月刊望月三起也」7周年のお祝いをするなら、関係者としてこの人には声を掛けておかないと】という基準で選んでみました。
まんざら冒頭の成沢さんの新ワイルド100人構想も間違ってなかった気がします。
これだけ集まったのならドサクサに紛れて100人までは、もう少しくらい役立たずで変なメンバーを追加しちゃってもいいかもしれませんね。
例えば……
91 | ヤジ:探す、調べる、数える、並べることが得意で大好き。 クルマの運転は、助手席の者を恐怖のドン底に陥れるほどの腕前。 エアバックが6つ同時に開いたことがある。 |
……なーんて。
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「月刊望月三起也」では皆様からの投稿をお待ちしています。
「望月マニ也」「作品紹介」のほか書式や内容は自由!
投稿が採用され「月刊望月三起也」に掲載された方には
記念品として、特製クリアファイル(2枚セット)
をプレゼント!
是非、月刊望月三起也事務局までメールを送ってください。
お待ちしております。
info@wild7.jp
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yazy さんのプロフィール
【望月三起也先生より】
またまた、驚かされました。
ワイルド7が、なんと『ワイルド90』・・・・・ 90ですよ、90人!ヒェ〜ですね。
それもラスト・ワンはこち亀(こちら葛飾亀有公園前派出所/秋本治)の両さん(両津勘吉巡査)だったとは。
もっとも、91(?)についてはいかがなものか?どさくさ紛れに参加したエキストラみたいな気もしますけど。
この“91”、実は大変な人、ワイルド7の歴史家、または発掘者と言ってもいい。そもそもの出会いが、さる編集者のお供で横浜へ。食事をしながらの会話で、その編集者さんが言う。
「このyazy君、ワイルド7に関しての質問に答えてくれないものはないのです」と。
試しにひとつふたつ軽く問う。
即答です!
その後はマニアックにみっつよっつと。これまた間を秒とおかず答えが返って来る。
驚いたねぇ
ひょっとしたらワイルド7を描いていたのはこの人か?と、私は偽者かもと思わせる。その頭ン中かち割って見たくなるなァ。なんて考えてしまう、とんでもない人なんです。
で、ありまして、ワイルド7が映画化された時、普通はパンフレットへのコメントは作者が書くものと決まっているのですが、yazyくんに代わって書いてもらいました。
好評だったと聞いています。
私が書いていたら、「ここ、記憶違い」「あそこ、別の人物?」「名前がトラさんからヘボピーに変わってる」などなど、多分ツッコまれていたと思ってます。
公開日初日の舞台挨拶は本人(私)が、監督、役者さんと混ざって舞台に登場させてもらいましたが、そこから見た客席の驚き。満員は当然として客席に女性しか目に入ってこない。なんと、なんとです、当日来客の90%が女性だったそうで、関係者の方が言うには、「平日の第一回目上映ですから男性はみなさん会社にいる時間ですよ」とか、おっしゃって。そういうもんなんだ、と納得。紙の上だとまったくの逆なのにね。
なんてことも思い出して、今ペンをとっています。
本題の“90”人ですが、改めてこう紹介をされちゃうと、思い入れのあるキャラクターって半分ですねぇ。ストーリーを動かせるキャラクターってそうは作れないンです。
テルのようにキャラクターを作ったはいいが、どうにも使いづらいとかで、いつの間にやら出番が減って・・・・・ とか。一方では、大変、残念、失敗したなァというのが早くに死なせてしまった『世界』。
いやァ、2年で終了予定でワイルド7は描いていたもので、早々に“予定通り”の死にしちまったンですが、なんと10年以上も描くことになろうとは。世界が生きていたら・・・・ こんなピンチに世界だったら・・・・ 等々、ストーリーが勝手に動いていく中で、実に頼りになる男(キャラクター)だったなァと、未だに死なせて口惜しいキャラクターNo.1なんです。
で、ヘボピー、両国、オヤブンが次に気に入っているキャラクター、Big3でしょうか。
それぞれ顔かたちだけでなく、性格の違いが出ていて、この3人はまったく無理なくシーンを活かして勝手にストーリーを動かしてくれました。私の頭の中の世界では、まるで現実なんです。逆に言えばこの3人、現実の世界でも割と見かける親しみのあるキャラクターなんでしょう。
次が『ユキ』、理想の女性ですね。誰でもそう思えるようスタイルや顔は絶品、さらに行動力、性格といったところも“いいオンナ”としてワイルド7に参加させちゃったというところでしょうか。
個性ある役者を見つけて喜ぶプロデューサーのように、紙面が動くほどのキャラクターをこれからも生み出していきたいと思うので、yazyくん、フォローよろしく。
(敬称略)
またまた、驚かされました。
ワイルド7が、なんと『ワイルド90』・・・・・ 90ですよ、90人!ヒェ〜ですね。
それもラスト・ワンはこち亀(こちら葛飾亀有公園前派出所/秋本治)の両さん(両津勘吉巡査)だったとは。
もっとも、91(?)についてはいかがなものか?どさくさ紛れに参加したエキストラみたいな気もしますけど。
この“91”、実は大変な人、ワイルド7の歴史家、または発掘者と言ってもいい。そもそもの出会いが、さる編集者のお供で横浜へ。食事をしながらの会話で、その編集者さんが言う。
「このyazy君、ワイルド7に関しての質問に答えてくれないものはないのです」と。
試しにひとつふたつ軽く問う。
即答です!
その後はマニアックにみっつよっつと。これまた間を秒とおかず答えが返って来る。
驚いたねぇ
ひょっとしたらワイルド7を描いていたのはこの人か?と、私は偽者かもと思わせる。その頭ン中かち割って見たくなるなァ。なんて考えてしまう、とんでもない人なんです。
で、ありまして、ワイルド7が映画化された時、普通はパンフレットへのコメントは作者が書くものと決まっているのですが、yazyくんに代わって書いてもらいました。
好評だったと聞いています。
私が書いていたら、「ここ、記憶違い」「あそこ、別の人物?」「名前がトラさんからヘボピーに変わってる」などなど、多分ツッコまれていたと思ってます。
公開日初日の舞台挨拶は本人(私)が、監督、役者さんと混ざって舞台に登場させてもらいましたが、そこから見た客席の驚き。満員は当然として客席に女性しか目に入ってこない。なんと、なんとです、当日来客の90%が女性だったそうで、関係者の方が言うには、「平日の第一回目上映ですから男性はみなさん会社にいる時間ですよ」とか、おっしゃって。そういうもんなんだ、と納得。紙の上だとまったくの逆なのにね。
なんてことも思い出して、今ペンをとっています。
本題の“90”人ですが、改めてこう紹介をされちゃうと、思い入れのあるキャラクターって半分ですねぇ。ストーリーを動かせるキャラクターってそうは作れないンです。
テルのようにキャラクターを作ったはいいが、どうにも使いづらいとかで、いつの間にやら出番が減って・・・・・ とか。一方では、大変、残念、失敗したなァというのが早くに死なせてしまった『世界』。
いやァ、2年で終了予定でワイルド7は描いていたもので、早々に“予定通り”の死にしちまったンですが、なんと10年以上も描くことになろうとは。世界が生きていたら・・・・ こんなピンチに世界だったら・・・・ 等々、ストーリーが勝手に動いていく中で、実に頼りになる男(キャラクター)だったなァと、未だに死なせて口惜しいキャラクターNo.1なんです。
で、ヘボピー、両国、オヤブンが次に気に入っているキャラクター、Big3でしょうか。
それぞれ顔かたちだけでなく、性格の違いが出ていて、この3人はまったく無理なくシーンを活かして勝手にストーリーを動かしてくれました。私の頭の中の世界では、まるで現実なんです。逆に言えばこの3人、現実の世界でも割と見かける親しみのあるキャラクターなんでしょう。
次が『ユキ』、理想の女性ですね。誰でもそう思えるようスタイルや顔は絶品、さらに行動力、性格といったところも“いいオンナ”としてワイルド7に参加させちゃったというところでしょうか。
個性ある役者を見つけて喜ぶプロデューサーのように、紙面が動くほどのキャラクターをこれからも生み出していきたいと思うので、yazyくん、フォローよろしく。
(敬称略)
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2015/08/06 at 2:32 PM
それにしても、詳しいですね。
さすが。
2021/08/02 at 4:10 PM
2022/08/11 at 9:37 PM
2022/09/02 at 9:02 PM
登場初期の作戦の確か?水戸っぽとの会話と徳間刊5巻の145頁からすると、
二人の氏名は逆になる筈なんだが…
とずいぶん前から考え悩まされてきました。
だからとんびについても増田一心だと思います。今更読んでいる最中にコメントさせてもらいました。
思うにこの作品の既存の総メディア作品はなんとなく物足りなく作品世界が上手く表現されていませんね。傷つけるつもりじゃないけど深田恭子の役は合わないですよ。今更此処に書いても仕方がないけど。
ヘビーなファンでは無いのにすみません。昨今で言えばお邪魔ン坊ですね。
間違いであればスルーしてください。